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2011.07.27
下記の通り北京とフフホトで開催いたしますのでご案内します。参加ご希望の方は、SGRA事務局までご連絡ください。
★講演: 柳田耕一 「Sound Economy ~私がミナマタから学んだこと~」
【北京フォーラム】
日 時:2011 年9月23 日(金)午後7時
会 場:国際交流基金北京日本文化センター多目的室
【フフホトフォーラム】
日 時:2011 年9月26日(月)午後3時
会 場:内モンゴル大学学術会議センター第8会議室
主催: 渥美国際交流奨学財団関口グローバル研究会(SGRA)
協力: 国際交流基金北京日本文化センター
北京大学日本言語文化学部
内モンゴル大学モンゴル学研究センター
フォーラムの趣旨:
SGRAチャイナ・フォーラムは、日本の民間人による公益活動を紹介するフォーラムを、北京をはじめとする中国各地の大学等で毎年開催しています。
昨年は認定NPO法人 緑の地球ネットワーク事務局長の高見邦雄氏に鉱山開発と北京の水問題について講演していただきました。6回目の今回は、元(財)水俣病センター相思社事務局長の柳田耕一氏を迎え、グローバルな視点から、水俣でおきた人類史的な事件の事実と意味についてご講演いただきます。フォーラムは日中逐次通訳付き。また、今回は北京大学で日本語を学ぶ学生を対象に、日本が経験した公害問題をテーマにしたワークショップを開催します。
講演要旨:
水俣病は20世紀半ばに発生した世界で知られる環境問題の一つです。それは日本の南部の漁村で発生しました。当初、被害者は劇症型の病像を呈していたため「奇病」として恐れられ、隔離されるなどの酷い仕打ちを受けました。折から日本は戦後の復興期の入り口にあり、僻遠の地に救済の手が差し伸べられるまでには長い時間がかかりました。
公式発見から半世紀経った現在でも、抜本的な治療法は無く、被害の全体像の解明は進まず、地域経済は疲弊したままです。一方で水銀による環境汚染は世界中に広がり、酷似した症状をもつ人々も出現し、Minamata Diseaseは世界共通語となっています、現在では微量水銀の長期摂取による健康影響に世界の関心は向かっています。
もう一つの側面として関心がもたれているのは、社会経済的分野です。開発重視、科学重視、利益重視、人権無視の経済運営は、生活の基盤である環境を歪め傷つけ最後には地域社会そのものを持続不可能にしてしまいますが、その象徴として水俣病事件を捉えることもできます。
講師略歴:
現職:特定非営利活動法人 地球緑化の会 副会長兼事務局長、モンゴル国ダルハン農業大学名誉教授、株式会社ティエラコム監査役
略歴:1950年熊本市生まれ。1973年東京農業大学中退。学生時代より水俣病被害者支援運動に参加。日本初の市民運動型財団・水俣病センター相思社の設立運動に参加し、1974年の設立と同時に初代の事務局長に就任。以来、水俣現地に於いて、水俣病発掘や裁判支援、様々な資料作成やイベントの企画などに関わる他、有機農法運動やフリースクール運動を立ち上げる。1989年相思社を退職し、その後いくつかの環境NGOに関わる。1996年より神戸に本社を置く民間企業の役員に就任する一方、環境NGO運動も継続し現在に至る。これまで100回以上に渡り、植林や環境問題調査目的で多くの国を訪問しNGOや市民と交流し、ミナマタの経験を伝える活動を行ってきた。水俣病問題や地球環境問題に関する著書あり。
プログラムは下記よりダウンロードしていただけます。 日本語版 中国語版 ポスターは下記よりダウンロードしていただけます。 北京フォーラムポスター フフホトフォーラムポスター
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2011.07.13
下記の通りモンゴル国ウランバートル市にてシンポジウムを開催いたします。オブザーバーとして参加ご希望の方は、SGRA事務局へご連絡ください。
【開催趣旨】
20世紀、さまざまな挑戦を受けながら、モンゴル諸族の政治、経済、社会、文化は、おおきな犠牲をはらいながらも、長足の発展をとげてきました。一方で、近現代のモンゴルは、日本、ロシア、中国と、緊密で、複雑な関係を持っており、こんにちのモンゴル世界は、まさに、極東地域をめぐる国際勢力の再編のなかで形成されたものです。
本シンポジウムは、中央アジア、北東アジア社会の複雑な歴史状況を視野に入れながら、新たに発見された文献資料や、記録されたオーラル・ヒストリーなどに基づいて、国境をまたぐモンゴル諸族はどのようなプロセスを経て現在の状況にいたったのか、近代化への道をあゆんだモンゴル人は何を模索し、どのように激動の時代を乗り越えてきたのか、モンゴルを通じて何がみえるかを検討し、その経験や教訓、遺産に、広い視野から、とりわけ歴史と文化の両面からアプローチし、特色ある議論を展開することを目的としています。皆さまのご参加を、心からお待ちしております。
実行委員会委員長
今西淳子(関口グローバル研究会代表)
D. シュルフー(モンゴル科学アカデミー国際研究所副所長、博士)
【日程】
2011 年8月16(火)~18日(木)
参加登録:8月15日(月)16:30~17:00
開会式・基調報告:8月16日(火)9:00~12:00
会議:8月16日(火)14:00~18:00
17日(水)9:00~18:10
草原への旅行:8月18日(木)
【会場】
モンゴル・日本人材開発センター 多目的室、セミナー室(モンゴル国ウランバートル市)
詳細は下記案内状をご覧ください。
案内状(日本語)
Invitation in English
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2011.05.18
下記の通り長野県蓼科にて第41回SGRAフォーラムを開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。
日時:2011年7月2日(土)10:00~17:30 その後懇親会
会場:東京商工会議所蓼科フォーラム研修室A
〒391-0213 長野県茅野市豊平チェルトの森
電話 0266-71-6600
申込み・問合せ:SGRA事務局
電話:03-3943-7612
ファックス:03-3943-1512
Email:
[email protected]
参加費:無料
【フォーラムの趣旨】
SGRA「東アジアの安全保障と世界平和」研究チームが担当するフォーラム。
日本において民主党政権が誕生し、鳩山首相が東アジア共同体構想を提唱したことによって、この構想をめぐる論議が活発化した。すでに、ヨーロッパでは経済と社会文化、ひいては政治と安全保障の面において個別の国民国家の枠を超えた共同体作りの実験が成果をあげている。日本も2002年に当時の小泉首相が東アジア・コミュニティー構想を打ち出したが、中国との思惑の差が露呈するなど、この地域で日本が主導する東アジア共同体作りの流れが定着しているとはいえない状況である。
しかし、中国がその方向に向け強力なドライブをかけようとしている中、日本としても共同体構想が単発で終わってしまう選択肢ではないことも確かなように思われる。その意味で、東アジアの範囲で共同体を構築しようとする試みは、その現実的可能性如何に係わらず、政権交代後における日本の外交政策の展開や東アジア国際関係の流れを把握する上で、もっとも注目すべきものである。しかし、東アジア共同体の実現のためには、この地域に存在する個別国家の現実と相互協力の制度化のレベルなど、克服すべき障壁も多々である。
本フォーラムにおいては、この地域の諸国が提唱している様々な東アジア共同体論を引き出し、その共通項をまとめ、そのような構想が政策や制度として定着するためにはどのような課題に取り組むべきかについて、日本、東南アジア、韓国、中国、香港、台湾、モンゴル、そして北朝鮮の視点から点検してみたい。
【プログラム】
詳細はここをご覧ください。
総合司会:李 恩民(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)
【基調講演1】 恒川惠市(政策研究大学院大学副学長)
東アジア共同体形成における「非伝統的安全保障」
【基調講演2】黒柳米司(大東文化大学法学部教授)
「ASEANと東アジア共同体」
【発表1】朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院副教授)
韓国と東アジア共同体
【発表2】劉 傑(早稲田大学社会科学部教授)
中国の外交戦略と「東アジア共同体」
【発表3】林 泉忠(琉球大学法文学部准教授)
台湾・香港抜きの「東アジア共同体」は成立するのか?
~脱「中心」主義で安定した共同体を~
【発表4 】ブレンサイン(滋賀県立大学人間文化学部准教授)
モンゴルと東アジア共同体~資源開発とモンゴルの安全保障~
【発表5】李 成日(韓国東西大学校国際学部助教授)
北朝鮮と東アジア共同体~北朝鮮とどのように付き合うのか~
【パネルディスカッション】
進行:南 基正(ソウル大学日本研究所HK教授)
パネリスト:上記講演者
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2011.04.21
SGRAの5番目の海外拠点である台湾で初めてのフォーラムを下記の通り開催いたします。参加ご希望の方はSGRA事務局宛ご連絡ください。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。
◆第1回日台アジア未来フォーラム
「国際日本学研究の最前線(フロンティア)に向けて:流行(トレンド)・言葉・物語(ストーリー)の力」
共同主催:渥美国際交流財団 関口グローバル研究会(SGRA)
国立台湾大学文学院
国立台湾大学日本語文学系・台湾大学日本語文学研究所
助 成:国際交流基金
協 賛:中鹿営造(股)有限公司 他
日程:2011年5月27日(金)午前9時~午後5時
会場: 台湾大学文学院演講庁
◇開催趣旨:
21 世紀になって急速に進んだグローバル化及び中国の台頭により、世界における日本の相対的なプレゼンスが低下しているのではないかと懸念されている。韓国やアメリカでは日本語学習者数が減少し、日本研究者が日本だけでなく中国やアジア全域に研究対象地域を広げなければならなくなったということも報告されている。
しかしながら、このような状況においても、全体的には日本語学習者数は増加しており、それは中国語を母語とする国においては顕著であること、ポップカルチャーの影響が強いと考えられることが指摘されている。特に、台湾においては、哈日族(ハーリーズゥ) に代表されるように、世界に先駆けて、若者が日本の現代の大衆文化を享受し、その勢いは全く衰えていない。
日本文化の受容者が年々増える台湾をはじめ、漢字を共有する長い文化交流の歴史を持つ北東アジア各国には、日本語教育と日本研究にも長い歴史があり、研究者も多く、研究レベルも高い事実はいうまでもない。近年では、世界に浸透した「日本の漫画・アニメ」に代表される大衆文化の分野にかかわる研究動向は特に注目されている。
早くも21 世紀の最初の十年が過ぎ、アジアの政治情勢に激しい地殻変動が起こりつつある中、海外における日本学とは何なのか、海外の若者たちを日本へ引きつけるものを研究できる学問とは何なのか、そして、台湾・香港で哈日族を誕生させたポップカルチャー、あるいは欧米諸国の若者を魅了するクールジャパンなど、現代日本のソフトパワーに関する研究は、どのように伝統ある日本文化研究の中に位置づけられるのか。また、そのような現代的な文化現象の研究と、伝統文化の研究はどのように融合できるのか。
SGRA が初めて台湾において台湾大学文学院と台湾大学日本語文学系・日本語文学研究所と共同主催する本フォーラムでは、台湾、日本、中国、韓国、米国、イタリアから日本文化の中堅・若手研究者を迎え、従来の正統的な日本学――日本語研究(言葉) や文芸作品研究(物語・ストーリー) ――をめぐる斬新な方法論の実践状況を視野に入れながら、新たに注目された流行文化にも焦点をあてて、21世紀にふさわしい国際日本学研究の最前線にむけて、特色ある議論を展開することを目的とする。
このような議論を通して、グローバルに研究領域を広げた国際日本学研究の土台を固めるだけでなく、まだ学問として成り立っていない日本のサブカルチャーの受容研究においても、多角的な視野を提供できればと願う。
◇プログラム:
【基調講演】09:00~10:20
①宮本大人(日本、明治大学国際日本学部准教授)
「偽物の倫理:「鉄腕アトム」をめぐって」
②太田 登(台湾、台湾大学日本語学科教授)
「表徴としての〈かもめ〉の文学的意味:杜甫から中島みゆきへ」
【パネル1】トレンドの力: マンガ、アニメとクールジャパン(10:40~12:40)
(座長) 蔡 增家(台湾、政治大学国際関係研究センター研究員兼第二研究所所長)
①Matthew McKelway (米国、コロンビア大学美術史学部准教授)
「若冲現象: 18 世紀の絵画と現代日本のポップカルチャー」
②金 孝眞(韓国、ソウル大学日本研究所HK 研究教授)
「韓国の「オドック(五徳)」と日本のポップカルチャー」
③游 珮芸(台湾、台東大学児童文学研究科(大学院) 副教授)
「宮崎駿のアニメにおける妖怪たち:日本伝統文化の化け方」
④陳 仲偉(台湾、逢甲大学通識教育中心兼任助理教授)
「日本動漫畫的文化全球在地化實踐:詮釋學之「視域融合」的觀點」
(グローバル化した世界における日本動画・ アニメ文化のローカリゼーションの実践
―解釈学<融合された視覚域>の視点から―)
【パネル2】言葉の力: 言葉の日中往来(13:30~15:30)
(座長) 頼 錦雀(台湾、東呉大学日本語学科教授兼外語学院院長)
①謝豊地正枝(台湾、台湾大学日本語学科教授)
「アニメ等の視覚資料に用いられる日本語の日本語教育に与える影響について」
②林 立萍(台湾、台湾大学日本語学科副教授)
「アニメに見られる日本昔話の語彙」
③孫 建軍(中国、北京大学日本語学部准教授)
「西洋人宣教師と中日における欧米諸国の漢字表記の成立」
④方美麗(日本、お茶の水女子大学外国語教員)
「表現教授法:効果的な外国語教授法」
【パネル3】ストーリーの力: 夏目漱石から村上春樹まで(13:30~15:30)
(座長)朱 秋而(台湾、台湾大学日本語学科副教授)
① 范 淑文(台湾、台湾大学日本語学科副教授)
「漱石の初期小説にみる「トレンディな女性」像:彼女らの運命を追いながら」
②横路明夫(台湾、輔仁大学日本語学科副教授)
「内面としての物語:夏目漱石、村上春樹、そして「ONE PIECE」―」
③蕭 幸君(台湾、東海大学日本語学科助理教授)
「悪女物語の行方:漱石と谷崎の場合」
④孫 軍悦(日本、東京大学教養学部講師)
「世界是你們的, 也是我們的: 村上春樹文學在中國大陸的接受過程」
(世界は君たちのもの、そして、私たちのものでもある:中国における村上春樹文学の受容プロセス)
【オープンフォーラム】15:50~17:00
(座長) 徐 興慶(台湾、台湾大学日本語学科教授兼主任)
報告 Maria Elena Tisi (イタリア、ボローニャ大学、ペルージャ外国人大学契約教授)
「イタリアにおける日本文化: 日本学のトレンドと日常生活にみる日本文化」
( 日本文化在義大利:探討義大利的日本學研究趨勢與日常生活中的日本文化)
総括①:宮本大人(日本、明治大学国際日本学部准教授)
総括②:賴錦雀(台湾、東呉大学日文系教授兼外語学院院長)
総括②:孫 軍悦(日本、東京大学教養学部講師)
Q&Aーフロアとの質疑応答&意見交換
要旨集
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2011.01.26
下記の通り第40回SGRAフォーラムを開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。当日参加も受付けますが、準備の都合上、できるだけ事前にお知らせくださいますようお願いします。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。
日時:2011年3月6日(日)
午後2時30分~5時30分 その後懇親会
会場:東京国際フォーラムガラス棟G409会議室
申込み・問合せ:SGRA事務局
電話:03-3943-7612
ファックス:03-3943-1512
Email:
[email protected]
参加費: 無料(フォーラム後の懇親会は、賛助会員・特別会員1000円・非会員2000円)
【フォーラムの趣旨】
SGRAの新しい研究チーム「構想アジア」が初めて担当するフォーラム。
2010年夏、日本で生存しない100歳を優に超える高齢者の問題が発覚し、現在の福祉制度の限界を露出することになった。東アジアでは伝統的に家族・親族による養老が中心であったが、西欧的な近代化の波に乗って福祉制度が構築され、社会が一歩「進歩」したかのように見えた。しかしながら、そのような日本を先頭に少子高齢化が急速に進んでいる。韓国や中国はこれから日本以上に深刻な問題に直面するだろう。国家が国民福祉の全てを担うことは既に限界に達し、福祉を社会で支えていこうという動きが始まっている。日本はまだ消極的だが、韓国では既に社会的企業育成法を制定し、国が積極的に育成を始めている。東南アジアも同じような傾向が起こるだろう。このような状況のなかで、東アジア的文化・思想を、近代化思想や制度と結合しながら、東アジア諸国の国情に相応しい高齢福祉社会の在り方を検討したい。
【プログラム】
詳細はここをご覧ください。
総合司会:李 鋼哲(北陸大学未来創造学部教授)
【基調講演】田多英範(流通経済大学経済学部教授)
「日本における少子・高齢化問題」
【報告1】李 蓮花(東京大学人文社会系研究科客員研究員)
「誰がケアするのか:東アジアにおけるケア・レジームと中国」
【報告2】羅 仁淑(国士舘大学政経学部非常勤講師)
「韓国における社会的企業政策は少子高齢化政策として充分といえるか? 」
【パネルディスカッション】
進行:平川 均(名古屋大学経済学研究科教授)
討論1:「シンガポールの『結婚せよ産めよ増やせよ』政策について」
シム チュン キャット(日本大学・日本女子大学非常勤講師)
討論2:「まだ『人』が『口』でないフィリピン」
F.マキト(フィリピン・アジア太平洋大学研究顧問)
質疑応答
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2011.01.14
下記の通り第10 回日韓アジア未来フォーラムを開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。当日参加も受付けますが、準備の都合上、できるだけ事前にお知らせくださいますようお願いします。どなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。
日時:2011年2月19日(土)午後1時~4時半
会場:奈良県新公会堂 会議室
申込み・問合せ:SGRA事務局
電話:03-3943-7612
ファックス:03-3943-1512
Email:
[email protected]
フォーラムの趣旨
関口グローバル研究会と韓国の(財)未来人力研究院は、2010年2月に韓国の慶州で第9回日韓アジア未来フォーラム「東アジアにおける公演文化(芸能)の発生と現在:その普遍性と独自性」を開催したが、東アジア共同体のビジョンが語られるようになったものの、東アジア(特に日本、韓国、中国)の文化の共通性や異質性について3国の研究者が一堂に会して検討する機会が少ないことが明らかになり、今後のフォーラムでは、様々な時代とジャンルから検討していこうということになった。慶州では新羅文化と奈良の文化との同質性が指摘されたが、一連の平城遷都1300年の祝賀イベントからもわかるように、この時代には唐の都長安を中心とした東アジア文化圏が形成され、人や物が活発に交流していた。この歴史観は、意外と現在の東アジアに暮らす人々に認識されていないようで、あらためて国際的かつ学際的な側面から当時の活発な交流を検証してみる必要性があると思われる。中華思想や朝貢制度ばかりが強調されるが、各国間の勢力関係ではなく、東アジアを地域としてとらえた時に、経済や安全保障の観点、あるいは文化の伝播や興隆が違って見えてくるのではないか。昨年韓国慶州で開催されたフォーラムに続き、日韓の研究者に今回は中国や台湾の研究者も交えて議論したい。日韓同時通訳付き。
プログラム
総合司会: 金 雄熙(仁荷大学校国際通商学部副教授)
【基調講演】朴 亨国(武蔵野美術大学造形学部教授)
「古代宗教美術の三国流伝」
【講演1】金 尚泰(韓国伝統文化学校伝統建築学科助教授)
「古代東アジア双塔式伽藍の展開と構成原理」
【講演2】胡 潔(名古屋大学大学院国際言語文化研究科准教授)
「東アジアにおける律令国家の形成と人的交流」
【講演3】李 成制(東北亜歴史財団主任研究員)
「大和と韓半島、隋唐の古代関係史」
【パネルディスカッション】
進 行:陸 載和(武蔵野美術大学造形学部非常勤講師)
討論者: 清水重敦(奈良文化財研究所)、林 慶澤(韓国全北大学)
パネリスト:上記講演者
ダウンロード
日本語プログラム
韓国語プログラム
ポスター(縦)
ポスター(横)
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2010.11.17
下記の通り、フィリピンのマニラにおいて、SGRA 第13 回日比共有型成長セミナーを開催します。参加ご希望の方は現地連絡先あるいはSGRA事務局までご連絡ください。なお当セミナーは英語のみで行われます。
◆SGRA 第13 回日比共有型成長セミナー
「農村と都会における貧困コミュニティー」
日本語ちらし
Flier in English
日時:2010年12月17日(金)午後1時30分~5時30分
会場:フィリピン大学(メトロ・マニラ)、SOLAIRビル10号室
共催:
フィリピン大学大学院労働・産業関係研究科
東京大学大学院総合文化研究科
渥美国際交流奨学財団関口グローバル研究会
概要:
共有型成長について実施中の研究やアドボカシーの一環として、農村と都市における貧困コミュニティーをテーマに開催する。コミュニティーは、人が集まってできるものであるから、分かち合い(共有)の自然なメカニズムである。しかし、それがいかに成長に貢献するかということは明らかにされていない。当セミナーがこの課題について、将来の政策志向研究の基礎となるような洞察を提供できれば幸いである。
プログラム:
1:00 - 1:30 受け付け
1:30 - 1:40 開会挨拶 今西淳子(SGRA 代表)
1:45 - 2:30 「農村の貧困コミュニティー:農協を事例として」ヴァージニア・テオドシオ教授(フィリピン大学)
2:30 - 3:15 「都市の貧困コミュニティー:メトロ・マニラにおけるスラムを事例として」中西徹教授(東京大学)
3:15 - 3:40 休憩
3:40 - 4:10 フィリピン国家反貧困委員会 (NAPC:National Anti-Poverty Commission ) の代表者
4:10 - 4:35 「共有型成長との連携:大きな飛躍から小さな一歩へ」マックス・マキト博士(SGRA)
4:35 - 5:10 オープン・フォーラム(会場の皆さんを囲んで)
5:10 - 5:30 結びの言葉(各発表者から)
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2010.08.16
下記の通り第39回SGRAフォーラムを開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。当日参加も受付けますが、準備の都合上、できるだけ事前にお知らせくださいますようお願いします。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。
日時:2010年10月16日(土)
午後2時30分~5時30分 その後懇親会
会場: 東京国際フォーラム ガラス棟G510会議室
申込み・問合せ:SGRA事務局
電話:03-3943-7612
ファックス:03-3943-1512
Email:
[email protected]
● フォーラムの趣旨
SGRA「宗教と現代社会」研究チームが担当するフォーラム。
社会主義諸国の間では具体的な政策は多少異なっていたものの、何れの国においても宗教は制限と弾圧を受けていた。しかし、1980年代以来、多くの社会主義国家の解体によって、これら諸国における宗教の位置づけは大きく変わらざるを得なくなった。経済の市場化その他の改革に伴って、宗教の復興が多くの人々によって重要な社会現象として指摘されたのである。彼らは「宗教が開放された」とするが、こうした捉え方は社会主義の終焉を迎えた(あるいは迎えつつある)諸国における宗教の実情を理解するには不十分である。いわゆる「ポスト社会主義」の諸国は社会主義という経験を完全に忘れていない。むしろ、社会主義の経験は国家と個人それぞれのレベルにおいて宗教との関わり方を形作っているのである。そして、社会主義という過去と改革という現在の間の力学は複雑で多様な宗教生活を生み出している。実はポスト社会主義の諸国における宗教の発展からは社会がこれらの直面している重要な変遷過程のあり方が見えてくる。本研究フォーラムにおいては、ロシア、中国、中央アジアという三つの地域に焦点を当てながら、ポスト社会主義における宗教生活の多様性とその課題を紹介したい。
● プログラム
詳細はここからダウンロードしていただけます。
【発表1】エリック・シッケタンツ(東京大学COE特任研究員、SGRA研究員)
(背景説明と問題提起)「社会主義の宗教政策とポスト社会主義の世界」
【発表2】井上まどか(清泉女子大学キリスト教文化研究所客員研究員)
「ロシア連邦および中東欧におけるキリスト教の復興」
【発表3】ティムール・ダダバエフ(筑波大学人文社会科学研究科准教授)
「中央アジアにおけるイスラームの復活」
【発表4】ミラ・ゾンターク(立教大学文学部キリスト教学科准教授、SGRA研究員)
「中国のキリスト教:土着化の諸段階とキリスト教の社会的機能」
【パネルディスカッション】
司会進行:島薗 進(東京大学文学部宗教学科教授、SGRA顧問)
パネリスト:陳 継東(武蔵野大学人間関係学部准教授)、上記発表者
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2010.05.26
下記の通り第38回SGRAフォーラム in 蓼科を開催します。参加ご希望の方は、SGRA事務局宛ご連絡ください。
日時:2010年7月3日(土)10:00~18:00(昼食12:30~13:30、休憩15:30~16:00)
会場:東京商工会議所蓼科フォーラム
主催:北九州市立大学
共催:渥美国際交流奨学財団関口グローバル研究会(SGRA)
協力:日本学術振興会若手研究者交流支援事業
協力:東京商工会議所
プログラムを下記よりダウンロードしていただけます。
日本語プログラム
英語プログラム
【フォーラムの趣旨】
SGRA「環境とエネルギー」研究チームが担当し、蓼科で初めて開催するフォーラム。
東アジア各国では、経済発展や生活の向上により、都市建築の快適性が求められており、今後空調エネルギー消費を代表に建築分野のエネルギー消費の急増が予想される。また、人口密度の高い国や地域では、自動車の増加とともに、都市交通の混乱等が予想され、急激なGHG排出増加の可能性がある。
一方、アジアの都市では、エネルギー消費はまだ非効率なとことも多く、省エネルギーの余地が大きい。日本とアジア各国における省エネルギー事業の開発状況を把握することは、各国の省エネルギー政策を検討する上で重要であるとともに、省エネ関連企業にとっても有益な情報を提供するものと考えられる。
国境という枠組みを前提としない地球環境問題の発生や社会経済的なグローバリゼーションの進展とともに、エネルギー環境問題をはじめとする様々な諸問題に対して、当該分野における若手研究者の交流を通して、国際的な協力体制が要請されてきている。
【プログラム】
総合司会: 全振煥(鹿島建設)
10:00-10:10 開会の辞:今西淳子(SGRA)
挨 拶:黒木荘一郎(北九州市立大学)
10:10-10:30【問題提起】高偉俊(北九州市立大学)
10:30-11:00【基調講演】木村建一(国際人間環境研究所)
11:00-11:30【発表1】(インドネシア)Mochamad Donny Koerniawan(バンドン大学)
11:30-11:50【発表2】(フィリピン)Max Maquito(フィリピン・アジア太平洋大学)
11:50-12:20【発表3】(ベトナム)Pham Van Quan(ハノイ建築大学)
(昼食)
14:00-14:30【発表3】(台湾)葉文昌(島根大学)
14:30-14:50【発表4】(タイ)Supreedee Rittironk(タマサート大学)
14:50-15:10【発表5】(韓国)郭栄珠(土木研究所)
15:10-15:30【発表6】(中国)王剣宏(日本工営中央研究所)
(休憩)
16:00-17:50【パネルディスカッション】
進行:高偉俊(北九州市立大学)
パネリストは上記講演者
17:50-18:00 閉会の辞:嶋津忠廣(SGRA)
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2010.04.21
下記の通り、フィリピンマニラのアジア太平洋大学で、第12回マニラ共有型成長セミナーを開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先を下記へご連絡ください。当日参加も受付けますが、準備の都合上、できるだけ事前にお知らせくださいますようお願いします。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。
日時:2010年4月28日 (水) 1:30 ー 5:30 ,
会場:アジア太平洋大学APEC Communicationsビル301号室
概要:本セミナーでは、フィリピン都市交通を事例として、共有型成長と環境との
関係に注目する。共有型成長を達成するためには、効率性と平等性のバランスが必要
であるが、その間にはトレードオフが存在しうる。本セミナーではその補完的な関係
に焦点を当てる。フィリピンの大都市における自動車・バスなどの地上交通は、地理
的な空間と同時に現地企業の間を結ぶことに貢献している。しかし、石化エネルギー
の利用により、環境に影響を与えている。環境に優しい共有型成長に貢献する都市交
通政策提言をまとめるために、本セミナーは、多分野の専門家が集まり、幅広いス
テークホルダーと議論できる場を提供する。
プログラム
司会:ピター・リー・ユ(アジア太平洋大学経済学部長)
開会挨拶:バーニー・ヴィリエガス(アジア太平洋大学理事)
基調講演:「環境的に持続可能な交通」
ホセ・レギン・レギドル(フィリピン大学国立交通研究センターディレクター)
講演1:「環境に優しいエネルギー:自然ガスの提案」
エドウィン・キロス(フィリピン大学交通機械検査研究所担当教授)
講演2:「フィリピン自動車生産者:持続可能な都市交通への挑戦」
ベン・セビリャ(フィリピン自動車競争力委員会ディレクター)
講演3:「共有型成長への結びつけ」
マックス・マキト(SGRA 研究員)
コメント
産業関係者:ビンボ・ミルス(フィリピナス・ヒノ社長)
政府関係者:アネリ・ロントク(交通・通信省大臣)(予定)
参加申込み・問い合わせ:
レニー・ミロ:
[email protected]
プログラムは下記URLからダウンロードできます。
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