SGRAイベントへのお誘い

  • 2014.10.29

    第6回SGRAカフェ「アラブ/イスラムをもっと知ろう:シリア、スーダン、そしてイスラム国」へのお誘い

    SGRAでは、良き地球市民の実現をめざす(首都圏在住の)みなさんに気軽にお集まりいただき、講師のお話を伺う<場>として、SGRAカフェを開催しています。今回は、「SGRAメンバーと話して世界をもっと知ろう」という主旨で、シリア出身のダルウィッシュ ホサムさんと、スーダン出身のアブディン モハメド オマルさんを囲んで座談会を開催します。 準備の都合がありますので、参加ご希望の方はSGRA事務局へお名前、ご所属、連絡用メールアドレスをご連絡ください。 宛先: SGRA事務局   -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 日時:2014 年12月20日(土)14時~17時 会場:渥美財団ホール (東京都文京区関口3-5-8) 会費:無料 -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 講師からのメッセージ: ダルウィッシュ ホサム Housam Darwisheh 「変貌するシリア危機と翻弄される人々」 シリアは今、未曾有の人道危機に直面しています。3年におよぶ戦闘により、死者は20万人を超え、難民は400万人、国内避難民は1,100万人にのぼり、近隣諸国はシリア難民の受け入れに対応できていません。 アサド体制と反体制派の多様なグループによる戦闘が各地で続き、アメリカを中心とする有志連合がシリア北部で「イスラム国」に対する空爆を行い、シリア危機はますます複雑な様相を見せています。日ごとに悪化する状況から脱する道は見えないままです。 今回のSGRAカフェでは、シリア危機を取り上げ、壊滅的な内戦に陥った背景、内戦の現況と今後の見通しについてお話しします。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 1979年、シリア(ダマスカス)生まれ。2002年、ダマスカス大学英文学・言語学部学士。2006年、東京外国語大学大学院地域文化研究科平和構築・紛争予防プログラム修士。2010年同博士。東京外国語大学大学院講師・研究員を経て、2011年よりアジア経済研究所中東研究グループ研究員。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ アブディンアブディン モハメド オマル Mohamed Omer Abdin 「なぜハルツームに春がこないか?:バシール政権の政治戦略分析を通して」 2011年に中東地域で始まった民主化要求運動(アラブの春)は、長い間続いてきた独裁体制の崩壊、内戦ぼっ発、中央政権の弱体化と様々な結果をもたらした。国によって、同運動がなぜこのように、多彩な結果をもたらしたかは、近年の国際政治研究者の大きな関心事となっている。一方では、アラブの春の影響をほぼ受けなかった地域も存在する。本発表では、中東の周辺地域に位置するスーダン共和国を事例に、現政権が、アラブの同国への波及を防止するのに、どのような戦略をとってきたかを、スーダンを取り巻く内部的、外部的情勢の分析を通して明らかにします。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 1978年、スーダン(ハルツーム)生まれ。2007年、東京外国語大学外国語学部日本課程を卒業。2009年に同大学院の平和構築紛争予防修士プログラムを終了。2014年9月に、同大学の大学院総合国際学研究科博士後期課程を終了し、博士号を取得。2014年10月1日より、東京外国語大学で特任助教を務める。特定非営利活動法人スーダン障碍者教育支援の会副代表。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
  • 2014.10.20

    第8回SGRAチャイナ・フォーラム「近代日本美術史と近代中国」ご案内

    下記の通り、第8回SGRAチャイナ・フォーラムを、11月22日(土)~23日(日)に北京で開催します。参加ご希望の方は、事前にSGRA事務局( [email protected] )にご連絡ください。   SGRAでは、日本の民間人による公益活動を紹介するSGRAチャイナ・フォーラムを、北京をはじめとする中国各地の大学等で毎年開催してきましたが、8回目の今回からは、今までと趣向を変え、「清華東亜文化講座」のご協力をいただき、北京在住の日本の社会や文化の研究者を対象として開催します。   主催: 渥美国際交流奨学財団関口グローバル研究会(SGRA)、中国社会科学院文学研究所、清華東亜文化講座 協力: 中国社会科学院日本研究所 助成: 国際交流基金北京日本文化センター、鹿島美術財団   フォーラムの趣旨:   「美術」とその一部とみなされる「工芸」は、用語の誕生から「制度」としての「美術」「工芸」の成立まで日本の「近代」と深い関係にあり、そして近代中国にも深い影響を与えた。「美術」と「工芸」は、漢字圏文化と西洋文化との関係・葛藤を表していると同時に、日中両国のナショナリズム、国民国家の展開・葛藤とも深い関係にある。一方、「美術」と「工芸」の展開の仕方や意味づけにおける日中の違いも無視できない。この違いはほかならず日中の「近代」の違いでもある。   本フォーラムは、美術史学と文学史・文化史の視点から日中両国の「近代」に焦点を当て、日本からの研究者の講演を中心に、中国の研究者の討論も交え、1日目は中国社会科学院文学研究所、2日目は清華大学で開催し、従来活発であったとはいえない日中近代美術・文化史研究交流のさきがけとなることを目指します。日中同時通訳付き。 プログラム 1日目:2014 年11月22 日(土)14時~17時 於:中国社会科学院文学研究所社科講堂第一会議室 講演1:佐藤道信「近代の超克―東アジア美術史は可能か」 講演2:木田拓也「工芸家が夢みたアジア:<東洋>と<日本>のはざまで」 1日目プログラム   2日目:2014 年11月22 日(土)14時~17時 於:清華大学甲所第3会議室 講演1:佐藤道信「脱亜入欧のハイブリッド:「日本画」「西洋画」、過去・現在」 講演2:木田拓也「近代日本における<工芸>ジャンルの成立:工芸家がめざしたもの」 2日目プログラム
  • 2014.09.03

    第3回ふくしまスタディツアー「飯舘村、あれから3年」参加者募集

    SGRAでは昨年に引き続き、福島県飯舘村スタディツアーを下記の通り行います。 参加ご希望の方は、SGRA事務局へご連絡ください。   日程:2014年10月17日(金)、18日(土)、19日(日)2泊3日 参加メンバー:SGRA/ラクーンメンバー、その他 人数: 10~15人程度 宿泊:「ふくしま再生の会-霊山(りょうぜん)センター」 参加費: 15,000円(ラクーンメンバーには補助金が出ます) 申込み締切: 9月30日(火) 申込み・問合せ: 渥美国際交流財団 角田 [email protected] Tel:03-3943-7612   スタディツアーの趣旨: 渥美国際交流財団/SGRAでは2012年から毎年、福島第一原発事故の被災地である福島県飯舘(いいたて)村でのスタディツアーを行ってきました。 そのスタディツアーでの体験や考察をもとにしてSGRAワークショップ、SGRAフォーラム、SGRAカフェ、そしてバリ島で開催された「アジア未来会議」でのExhibition & Talk Session“Fukushima and its aftermath-Lesson from Man-made Disaster”などを開催してきました。 今年も10月に第3回目の「SGRAふくしまスタディツアー」を行います。お友達を誘って、ご参加ください。   参加者募集チラシ   ヴィラーグ ヴィクトル「第2回SGRAスタディツアー『福島県飯舘村へ行って、知る・感じる・考える』報告」   李鋼哲「第1回SGRAスタディツアー『飯館村へ行ってみよう』報告」
  • 2014.07.04

    第3回SGRAワークショップ「人を幸せにする科学とは」へのお誘い

    SGRAでは会員を対象としたワークショップを下記の通り行います。 参加ご希望の方は、SGRA事務局へご連絡ください。   テーマ: 「人を幸せにする科学とは」 日 時: 2014年7月5日(土)~6日(日) 集 合: 7月5日(土)午前9時 東京商工会議所 蓼科フォーラムにて受付   参加費: 5000円(食費、宿泊費(相部屋)を含む)   *ラクーン会員の方には補助がありますので事務局へお問い合わせください 募集人数: 先着20名(渥美奨学生を含む全参加者数は約40名になります) 募集締め切り:2014年6月20日(ただし定員になり次第募集を締め切ります) 申し込み・問い合わせ:SGRA事務局([email protected])   ワークショップの趣旨:   SGRAでは、福島原発事故を契機にして飯舘村スタディーツアーやSGRAワークショップ、そして5月31日にはSGRAフォーラム「科学技術とリスク社会」を開催してきました。そこから浮かび上がってきたのが「現代の科学技術は、ひとを幸せにしているのか?」という問いかけでした。今回のSGRAワークショップin蓼科では「ひとを幸せにする科学技術」をテーマとして、科学技術の発展と人の幸せについて、ひとりひとりが自分のこととして考える機会をもちたいと思います。プログラムではモンテ・カセム先生の講演に続き、グループゲームなどを行いながら「楽しく、しかし深く」語り合いたいと思います。   プログラム   7月5 日(土)(於:東商蓼科フォーラム) 9:30~12:00 講演+グループ分け ・講演 「次世代のダ・ヴィンチを目指せ」  -地球規模の諸問題を克服するための科学技術イノベーションに向けてー モンテ・カセム先生(立命館大学名誉教授/立命館国際平和ミュージアム館長) 12:00~13:30 昼食 13:30~15:00 ビデオ+小グループディスカッション 15:00~15:30 休憩 15:30~17:00 小グループディスカッション 7月6日(日) 9:30~12:00 発表・まとめとふりかえり   《講師紹介》 モンテ・カセム先生(環境科学、イノベーション論) スリランカ出身、東京大学工学研究科博士課程修了(建築学/都市計画)、国連地域開発センター等を経て、立命館大学教授、立命館アジア太平洋大学学長、立命館副総長(国際担当)等を歴任   皆様のご参加をお待ちしています。  
  • 2014.06.13

    梁 蘊嫻「第4回日台アジア未来フォーラム「東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流―文学・思想・言語―」報告(その1)」

    第4回日台アジア未来フォーラムが6月13日、14日の2日間にわたって、台湾大学及び元智大学で開催された。グローバル化が急速に発展した今日、メディアの発展が進むことで、文化の交流が盛んになり、文化の国境は消えつつある。この現象に着目しつつ、フォーラムのテーマを「東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流―文学・思想・言語―」とした。「メディア」は英語のmediaの訳語であり、新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどの近現代以降にできあがった媒体として捉えられることが多い。ここではより広義的な意味を取っている。もとよりメディアは、時代によって異なり、メディアの相違が文化のあり方に関わってくる。   今回のフォーラムは、台湾・日本を含めた東アジアにおける文化交流・伝播の様態に迫り、異文化がどのようにメディアを通じて、どのように影響し合い、そしてどのような新しい文化が形成されるかを考えるものである。   1日目は台湾大学にて「文学とメディア」「言語とメディア」「思想とメディア」の3分野の基調講演、また19本の研究発表を行った。6月13日午前、台湾大学の文学院講演ホールで開幕式が行われた。渥美財団今西淳子常務理事、交流協会文化室福増伸一主任、台湾日本研究学会何瑞藤理事長、台湾大学日本語学科陳明姿主任のご挨拶によって、フォーラムが始まった。   1本目の基調講演では、東京大学名誉教授延広真治先生に「「男はつらいよ」を江戸から見れば―第五作「望郷篇」の創作技法―」というタイトルでお話をいただいた。山田洋次監督「男はつらいよ」は48連作に及ぶ喜劇で、ギネスブックにも登録された。48作中、監督自ら客がよく笑うと思われたのが第5作。延広先生は、この「望郷篇」の創作技法を江戸時代の作品に求められると指摘した。具体的に、江戸時代とかかわりの深い作品、たとえば落語「甲府い」・「近日息子」(原話:手まハし)・「粗忽長屋」(袈裟切にあぶなひ事)・「湯屋番」・「半分垢」(原話:駿河の客)、講談「田宮坊太郎」や曲亭馬琴『南総里見八犬伝』などを綿密に考察し、それらの作品と「望郷篇」の関係について詳しく説明した。   延広先生の講演を通して、日本人にとっての国民的映画「男はつらいよ」のユーモアは、監督の古典作品に対する造詣によるものであるとのことがよく理解できた。笑いは日本文化の中においては、非常に特徴的で大切なものである。落語の笑いは馬鹿馬鹿しくて、理屈がいらない。「男はつらいよ」が長く続けられたのは、落語的なユーモアセンスが染み付いているからではないかとつくづく思った。落語の笑いは外国人に理解されにくい。なぜならば言語の壁があるからだ。しかし、日本の笑いはドラマというメディアを通して伝えれば、外国人に受け入れられやすくなるであろう。   続いて、国立国語研究所横山詔一教授が「電子メディアの漢字と東アジアの文字生活」という演題で講演した。横山先生は、(1)「漢字をイメージする」、(2)「漢字を打つ」、(3)「文字の生態系モデル:文字と社会と人間」、という3つの要点を話した。横山先生はまず東アジアで共通して観察される「空書(くうしょ)行動」を紹介した。(空書行動とは、文字の形をイメージするとき、指先で空中に文字を書くような動作を言う)。この現象から、漢字文化圏の人は、漢字や英単語の形を思い浮かべるときに、視覚イメージだけではなく、体・肉体の動作(action)という運動感覚成分もあわせて活用しているということを指摘し、漢字は東アジアの人々の肉体感覚とつながっているメディアだという見解を提出した。   また、ネットツールの普及により、文字をキーボードで打つことが当たり前の時代になり、漢字は手書きよりも、パソコンの変化候補から「見て選択すれば書ける」時代になったとともに、字体の使用にも変化がみられたということを指摘した。この現象を(1)異体字の好み、(2)台湾の日本語学習者が日本人にメールを書く場面、との両方面から考察した。これらの研究課題については、伝統的な語学研究法ではなく、「文字の生態系モデル」に基づいて分析した。横山先生はいくつか興味深い研究成果を提示したが、その中の一つを次に挙げておこう。台湾の日本語学習者がメールを書く時には、読み手の日本人が読みやすい表記、あるいは違和感を持たない表記を意識的・無意識的に選択するという傾向があるという。「文字と社会と人間は一体であり、切っても切れない関係にある」ということだが、インターネットが発達すればするほど、この傾向はますます強くなるといえよう。   横山先生の講演は、電子メディア(ネットメディア)の発達によって、東アジアにおける文字文化の国境が消えつつある実態に着目し、東アジアの文字生活が「漢字」という記号・媒体を通じて今後どのように変化していくのかを考える手がかりとなった。   3本目の講演は、京都大学佐藤卓己准教授の「輿論と世論の複眼的思考―東アジアの理性的対話にむけて」というテーマであった。佐藤先生は、マスメディアの普及にもたらされた「輿論」と「世論」の混同という現象には、知識人がどのような姿勢でいるべきかについて、次のような見解を述べた。   「輿論」と「世論」は、戦前の日本ではそれぞれ「ヨロン」と「セイロン・セロン」と読まれていた。意味上においても、「輿論」は「public opinion」、「世論」は「popular sentiments」と区別されていた。しかし今日に至って、「輿論」という言葉が使われなくなった一方、「世論」を「ヨロン」と読む習慣が定着し、「輿論」の意味と混同する例が見られるようになった。これは歴史の経緯から見れば、戦後1946年に「輿」という字が制限漢字に指定された政策と関係しているが、1920年代の「政治の大衆化」とともに生じた「輿論の世論化」という現象によるものでもあった。「輿論の世論化」はさらに1943年5月情報局の「輿論動向並びに宣伝媒体利用状況」調査結果が示すように、戦時下の国民精神総動員で加速化した。「輿論の世論化」は理性が感性に、知識人の輿論が大衆の世論に飲み込まれていく過程であった。日本ではこうした同調圧力への対応を「空気を読む」と表現するが、この「空気」、すなわち誰も責任をもたない雰囲気である「世論」の暴走は現在ますます警戒する必要がある。インターネットが普及した情報社会では、空気(世論)の中で、個人が担う意見(輿論)はますます見えなくなっている。   こうした状況に対しては、「輿論」と「世論」の区別を回復し、さらに「世論の輿論化」を目指すことの必要があると佐藤先生は指摘した。また、「世論の輿論化」とは、知識人が大衆の感情にどのような言葉を与え、対話可能な枠組を創っていくかということだと述べている。世論は即時的な感情的反応の産物であり、討議という時間を経て熟成されるのが輿論である。インターネットのように欲望を即時的に満たすメディアによって、現在ではますます「輿論の世論化」が加速化している。こうした現状に対しては、佐藤先生は、インターネット中心の今日だからこそ、伝統的な活字メディアによる人文知の重要性はますます高まると強く主張した。また、「世論の輿論化」の実践は、「トランスナショナルな文化の伝播・交流」として始まるべきだということが講演の結びとなった。   以上の3本の講演は、それぞれ文学研究、言語学研究、思想研究に大きな示唆を与えているものであった。午後は、分科研究発表が行なわれたが、その詳細は引き続き報告する。(つづく)   フォーラムの写真 ……………………………… <梁蘊嫻(リョウ・ウンカン)Liang Yun-hsien> 2010年10月東京大学大学院総合文化研究科博士号取得。博士論文のテーマは「江戸文学における『三国志演義の受容』-義概念及び挿絵の世界を中心に―」である。現在、元智大学応用外国語学科の助理教授を務めている。 ………………………………     2014年8月13日配信
  • 2014.05.31

    第47回 SGRAフォーラム「科学技術とリスク社会~福島第一原発事故から考える科学技術と倫理~」のご案内

    下記のとおり、第47回SGRAフォーラムを開催いたしますので奮ってご参加ください。SGRAフォーラムはどなたにもご参加いただけますのでご関心のある方々にご宣伝ください。     テーマ:「科学技術とリスク社会」~福島第一原発事故から考える科学技術と倫理~   日時 :2014年5月31日(土)午後1時30分~4時30分   会場 :東京国際フォーラム ガラス棟 G610会議室   参加費:フォーラム/無料 懇親会/正会員1000円、メール会員・一般2000円   お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局宛に事前にお名前、ご所属、連絡先をご記入の上、参加申込みをしてください。 SGRA事務局([email protected] Tel: 03-3943-7612 )   ◇プログラムの詳細はここをご覧ください。                                  フォーラムの概要: 3・11/福島原発事故以降、「科学技術の限界」あるいは「専門家への信頼の危機」が語られてきました。今回のSGRAフォーラムでは、島薗進先生(上智大学神学部教授-宗教学/応用倫理)、平川秀幸先生(大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授-科学技術社会論)をお招きして、福島第一原発事故を事例として「科学技術と倫理」、「科学技術とリスク社会」、「科学なしでは答えられないが、科学だけでは答えられない問題群」などをテーマとしてオープンディスカッションを行います。 ①理工系科学者のみならず社会系科学者、人文系科学者の役割と倫理 ②科学者と市民を結ぶ科学技術コミュニケーションの可能性   〔トピック〕  福島第一原発事故から考える「科学技術の限界」、「専門家への信頼の危機」  巨大科学、先端科学が生み出す「リスク社会」の様相  「科学技術と倫理」の課題及び社会系科学者、人文系科学者の役割  科学者と市民を結ぶ科学技術コミュニケーションの可能性   プログラム: 1.問題提起:(5~10分) チェ・スンウォン(韓国)理化学研究所/生物学   2.対談:(約40分) 島薗進先生 上智大学神学部教授(宗教学/応用倫理) 平川秀幸先生 大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授(科学技術社会論) モデレータ:エリック・シッケタンツ(ドイツ) 東京大学大学院人文社会系研究科特別研究員/宗教史   3.オープンディスカッション:(約90分) ファシリテータ:デール・ソンヤ(ノルウェー) 上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科特別研究員/グローバル社会   ◇プレスリリース・参加申込み  
  • 2014.02.15

    第13 回日韓アジア未来フォーラム「ポスト成長時代における日韓の課題と東アジア協力」へのお誘い

    下記の通り第13回日韓アジア未来フォーラムを開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。   日時:2014年2月15日(土)午後2 時00分~5時00分   会場: 高麗大学現代自動車経営館301号   申込み・問合せ:SGRA事務局   ● フォーラムの趣旨   「課題先進国」日本、そして「葛藤の先進国」とも言われる韓国が今までに経験してきた課題と対策のノウハウを東アジア地域に展開しようとするとき、どのような分野が考えられるだろうか。日本は、地震をはじめ自然災害への対策、鉄道システム、経済発展と環境負荷軽減及び省エネルギーの両立、少子高齢化への対処など、多くの分野において関連する経験や技術の蓄積、優位性を有している。さらに、日本以上の課題先進国となった韓国の経験や後遺症も、東アジア地域におけるこれからの発展や地域協力の在り方に貴重な手掛かりを提供している。本フォーラムでは、日本と韓国の経験やノウハウを生かした社会インフラシステムを、東アジア地域及び他国へ展開する場合、何をどのように展開できるか、そして、それが東アジアにおける地域協力、平和と繁栄においてもつ意義は何なのかについて考えてみたい。   ● プログラム   進  行: 金 雄煕(キム・ウンヒ、仁荷大学国際通商学部教授)   開会の辞: 李 鎮奎(リ・ジンギュ、未来人力研究院理事長/高麗大学教授)   挨  拶: 今西淳子(いまにし・じゅんこ、渥美国際交流財団常務理事)   円卓会議:報告のあと自由討論   【基調講演】「北東アジアの気候変動対策と大気汚染防止に向けて」 染野憲治(そめの・けんじ、環境省地球環境局中国環境情報分析官/東京財団研究員)   【報  告】「北極海の開放と韓日中の海洋協力展望」 朴栄濬(パク・ヨンジュン、韓国国防大学校安全保障大学院教授)   【報  告】「北東アジアの多国間地域開発と物流拠点としての図們江地域開発」 李鋼哲(り・こうてつ、北陸大学未来創造学部教授)   【報  告】「ポスト成長時代における日韓の課題と日韓協力の新しいパラダイム」 李元徳(リ・ウォンドク、国民大学国際学部教授)   【討  論】 報告者+討論者   木宮正史(きみや・ただし、東京大学大学院総合文化研究科教授)   安秉民(アン・ビョンミン、韓国交通研究院北韓・東北亜交通研究室長)   内山清行(うちやま・きよゆき、日本経済新聞ソウル支局長)   李奇泰(リ・キテ、延世大学研究教授)   李恩民(リ・エンミン、桜美林大学リベラルアーツ学群教授)   他数名(未来人力研究院及び渥美財団SGRAの関連研究者)  
  • 2014.02.05

    第17回日比共有型成長セミナー「ものづくりと持続可能な共有型成長」へのお誘い

    下記の通り、フィリピンのマニラ市でSGRA主催のセミナーを開催いたします。参加ご希望の方は、下記連絡先、またはSGRA事務局へご連絡ください。   第17回日比共有型成長セミナー 「ものづくりと持続可能な共有型成長」 "Manufacturing and Sustainable Shared Growth"   日時:2014年2月11日(火)8:30-17:30   会場:フィリピン大学大学工学部エンジニアリング・シアター Engineering Theater, College of Engineering (Melchor Hall), University of the Philippines, Diliman Campus   言語:英語   開催の趣旨:   3K(効率・公平・環境)の調和ある発展を目指す、日比共有型成長セミナーの2本の柱となるテーマは「都会・地方の格差」と「製造業」です。今回は後者に注目し、8月頃に前者のテーマのセミナーを開催予定です。しかしながら、今回のセミナーでも、2本の柱のつながりがより具体的に示されるようになっています。   また、本セミナーにおいては、ふくしま再生の会の田尾陽一代表に飯館村における活動を通して福島の報告をしていただきます。   プログラム(英文のみ)   参加申し込み・お問い合わせ:SGRAフィリピン Ms. Lenie M. Miro ( [email protected] )  
  • 2013.12.11

    第46回SGRAフォーラム「インクルーシブ教育」へのお誘い

    下記の通りSGRAフォーラムを開催いたします。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。   テーマ:「インクルーシブ教育:子どもの多様なニーズにどう応えるか」   日時:2014年1月25日(土)午後1時30分~4時30分 その後懇親会   会場:東京国際フォーラム ガラス棟 G610号室       参加費:フォーラムは無料 懇親会は正会員1000円、メール会員・一般2000円   お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局([email protected], 03-3943-7612)   ◇フォーラムの趣旨   インクルーシブ教育(inclusive education)は、障碍児教育に関する施策のひとつであるが、同時に、社会的・経済的格差、民族・人種・文化・宗教等の差異がもたらす差別の軽減・解消をめざし、不利益な立場にある人々の自立および社会への完全参加を、教育・学校の改革によって実現しようとする教育・社会理念とも捉えられる。   日本では、障碍のある子どもに特別支援学校だけではなく多様な学びの場を提供する施策が試みられてきた。その他の特別なニーズを持つ子ども、例えば当初は数年しか日本に滞在しない予定だった外国籍労働者の子どもたち、家庭や経済的事情により学業に困難を伴う子どもたち等は、対応されなかったわけではないが、教育のメインストリームの周辺課題とされてきた。グローバル化によりますます増加する子どもの多様なニーズに応えるためには、教育全般の課題として捉えない限り、この問題は根本的に解決しないのではないか。   教育が新自由主義や市場原理の波に巻き込まれ、競争的学力向上を目指す傾向にある中、果たしてインクルーシブ教育は実現できるのだろうか。さらに言えば、社会が障碍や人種・文化的差異をどのように構成し対応していくかという国の文化が変わらない限り、実現は難しいのではないか。実際、日本のみならず、ほとんどの国がインクルーシブ教育の実現に当たってさまざまな困難に直面している。   本フォーラムでは、インクルーシブ教育の実現に向けて、障碍のある子どもや外国籍の子どもへの支援の実情を踏まえながら、日本の教育がこれから子どもの差異と多様性をどう捉え、権利の保障、多様性の尊重、学習活動への参加の保障にどのように向き合うべきかについて考えたい。   ◇プログラム 詳細はこちらをご覧ください。   司会/コーディネータ:権明愛(十文字学園女子大学人間生活学部講師)   【基調講演】荒川 智(茨城大学教育学部教授) 「インクルーシブ教育の実現に向けて」   【報告1】上原芳枝(特定非営利活動法人リソースセンターone 代表理事) 「障碍のある子どもへの支援」   【報告2】中村ノーマン(多文化活動連絡協議会) 「学校教育からはみ出た外国につながりを持つ子ども達に寄り添って」   【オープンフォーラム】 進行:権明愛(十文字学園女子大学人間生活学部講師) 討論者:上記報告者   ポスター   ファックス申込書    
  • 2013.12.07

    第5回SGRAカフェへのお誘い

    SGRAでは、良き地球市民の実現をめざす(首都圏在住の)みなさんに気軽にお集まりいただき、講師のお話を伺い、議論をする<場>として、SGRAカフェを開催しています。第5回は、42年に及んだ議員生活、外務大臣、官房長官そして衆議院議長として豊富な政治経歴をお持ちである河野洋平氏に日中・日韓関係について一私人としての立場からお話しいただきます。   ◆河野洋平氏講演 「一私人として見た日中・日韓関係」   日時:2013年12月7日(土)17時~19時(懇親会を含む)   会場:寺島文庫1階みねるばの森   会費(ビュッフェの夕食付):SGRA会員・学生は1000円、非会員2000円   準備の都合がありますので、参加ご希望の方はSGRA事務局へお名前、ご所属と緊急連絡先をご連絡ください。   SGRA事務局: [email protected]