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2026.07.03
下記の通り第10回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性を開催いたします。参加ご希望の方は、必ず事前に参加登録をお願いします。オンラインで参加の場合は、一般聴講者はカメラもマイクもオフのウェビナー形式で開催しますので、お気軽にご参加ください。
テーマ:「国史のなかの『感情』―日本・中国・韓国」
日 時:2026年 8 月 26日(水)9:00~12:30、8 月 27日(木)9:00~12:30
会 場: 東北学院大学五橋キャンパス講義棟6階(仙台市)及びオンライン(Zoomウェビナー)
言 語:日中韓3言語同時通訳付き
参加費: 会場参加1,500円、オンライン参加無料
主 催: 渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)
共 催:東北学院大学
【参加にあたってのお知らせ】
◆参加には事前登録が必要です。
QR コードまたは URL からお申込みください。 事前登録 URL: https://x.gd/1NNsh
◆会場参加の場合の参加費について
本フォーラムは、第8回アジア未来会議(AFC)内のフォーラムとして開催します。会場参加の場合はAFCオフィスで当日参加券(1,500円)を購入してから会場にお越しください。すでにAFCに参加登録している方は、追加料金は発生しません。
第8回アジア未来会議については、https://www.aisf.or.jp/AFC/2026/をご覧ください。
◆同時通訳をご希望の方へ
会場で同時通訳を利用する場合は、Zoomへの接続が必要となります。
インターネットに接続できる端末とイヤホンをご持参ください。会場のWi-Fiをご利用いただけます。
◆ お問い合わせ SGRA 事務局:
[email protected]
◆開催趣旨◆
「国史たちの対話」の目的は、日中韓それぞれの自国史研究者が対話し交流を深めることにより、知のプラットフォームを構築し、東アジアの国際関係をしばしば紛糾させてきた歴史認識問題を克服するための手掛かりを得ることにある。2016年から対話を重ねてきた「国史たちの対話」は今回で第10回となり、また10周年を迎える。
今回は日中韓の国史における「感情」をテーマに取り上げる。人々の感情は、明らかに歴史を動かす要因となってきた。そして歴史認識もまた、感情という要素を抜きにしては理解できないものである。
日中韓は、歴史をめぐる国民感情レベルでの衝突を何度も経験してきた。グローバル化の進展やインターネットメディアが社会を大きく変えつつある中、今後もそうした事態がなくなるとは考えにくい。そこで、「感情」それ自体を対話の焦点とするのは有効と考えられる。日中韓の国民はお互いにどのような感情を抱いてきたのだろうか。戦争や植民地支配という過去の出来事は、日中韓の国民感情にどのようなインパクトを与えてきたのだろうか。
「感情」はしばしば「理性」と対比されるが、このような捉え方には留保する必要がある。自己を理性的とみなす者は、立場や意見が異なる者の言動や異議申し立てを感情的だと捉えがちである。しかし現実には、感情と理性とを明確に区別することは困難である。
感情というテーマ設定は、2023年の第8回国史対話「20世紀の戦争・植民地支配と和解はどのように語られてきたのか」の成果を踏まえたものでもある。この対話では、歴史認識がそれぞれの社会で記憶や学校教育、メディアを通じて形成されるものであり、歴史研究とは大きなギャップがあることが改めて確認できた。深刻なテーマにもかかわらず、日中韓の自国史研究者の間には驚くほど深い対話が生まれたが、それだけでは十分でないことも明らかになった。第10回となる今回の国史対話を通じて目指すのは、日中韓の自国史研究者が相手の国の「感情」を知るとともに、自国の「感情」をも知ることである。このような観点から対話をさらに深め、歴史認識問題に向き合う上での大きなヒントが見出されることを期待する。
◆プログラム◆
2026年8月26日(水)
第1セッション 【基調講演】 司会:金 キョンテ KIM Kyongtae(全南大学)
【開会趣旨】劉 傑 LIU Jie(早稲田大学)
【基調講演】「感情・歴史およびアイデンティティ
―北東アジアの歴史叙述における国民偏見をいかに緩和するか」
葛 兆光 GE Zhaoguang(復旦大学)
【フォーラムの趣旨】塩出 浩之 SHIODE Hiroyuki(京都大学)
【基調講演】「義憤の感情体制(emotional regime)――茶山 丁若鏞の『義殺論』」
金 澔 KIM Ho(ソウル大学)
第2セッション 【発表「戦争と感情」】 司会:南 基正 NAM Kijeong(ソウル大学)
【発表1】「軍事暴力と感情の統制」
中村 江里 NAKAMURA Eri(上智大学)
【発表2】「戦争の感情と国家の自己再構築―韓中日における承認闘争の比較研究」
吳 承熺 OH Seung-he(国立外交院)
【発表3】「苦難・抵抗・超克:抗日戦争記憶をめぐる三つの叙事とその省察」
唐 小兵 TANG Xiaobing(華東師範大学)
2026年8月27日(木)
第3セッション 【発表「相互イメージ」】司会:鄭 淳一 CHONG Soonil(高麗大学)
【発表4】「近代日本の対中国感情―『文明/野蛮』『清潔/不潔』という枠組み」
金山 泰志 KANAYAMA Yasuyuki(横浜市立大学)
【発表5】 「現代韓国の中国認識:歴史機関と国政監査、政治の波動」
孫 成旭 SON Sungwook(昌原大学)
第4セッション 【指定討論と自由討論】
モデレーター:彭 浩 PENG Hao(大阪公立大学)、村 和明 MURA Kazuaki(東京大学)
【指定討論1】 朴 三憲 PARK Sam hun(建国大学)
【指定討論2】 宮間純一 MIYAMA Junichi(中央大学)
【指定討論3】 馮 淼 FENG Miao(中国社会科学院)
【自由討論】
【総括】三谷 博 MITANI Hiroshi(東京大学名誉教授)
※プログラムの詳細は、下記リンクをご参照ください。
・プログラム
中国語版ウェブサイト
韓国語版ウェブサイト
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2026.03.25
| 解放後における韓国人知識人層の脱植民地議論と歴史叙事構成の変化 |
韓国が日本の植民地支配から解放された後の混乱と変動の時代、歴史教育はどのように展開したのでしょうか。特に歴史科目の構成がどう変化してきたのか、「韓国の歴史教育」について一緒に考えてみましょう!
この動画は、2023年8月に開催された「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」フォーラムの金泰雄教授の発表「解放後における韓国人知識人層の脱植民地議論と歴史叙事構成の変化」をまとめたものです。このフォーラムのレポートは日本語、韓国語、中国語で発行されていますので、興味のある方は各言語のレポートをSGRAのウェブサイトからご覧ください。
レポート第106号「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」
◆ 台本・動画編集:ノ ジュウン
◆ ナレーション:楠田 悠貴、AI音声
©️Copyright:関口グローバル研究会、2026。
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 韓国語版動画[/caption]
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2026.03.18
| 戦後日本のメディア文化と「戦争の語り」の変容 |
戦後日本のメディアにおいて「戦争」がどのように語られ、どのように変化していったかを、「メディア文化」との関係から考えてみます。
この動画は、2023年5月に開催された「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性―20世紀の戦争・植民地支配と和解はどのように語られてきたのか─教育・メディア・研究」の福間良明先生の発表「戦後日本のメディア文化と『戦争の語り』の変容」を中心にまとめたものです。このフォーラムのレポートは日本語と韓国語、中国語で発行されていますので、興味のある方は各言語のレポートをSGRAのウェブサイトからご覧ください。
レポート第106号「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」
◆ 台本:尹 在彦
◆ 動画構想:尹 在彦
◆ 動画編集:ジ ソヨン
※本動画は、AI音声を使用して制作しています。
©️Copyright:関口グローバル研究会、2026。
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 中国語版動画[/caption]
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 韓国語版動画[/caption]
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2026.01.07
| 「わたし」の歴史、「わたしたち」の歴史―色川大吉の「自分史」論をてがかりに |
歴史学者が書く「歴史」ではなく
専門家ではない個人が書く「歴史」について考えてみましょう!
この動画は、2023年8月に開催された「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」フォーラムの安岡健一教授の発表「「わたし」の歴史、「わたしたち」の歴史―色川大吉の「自分史」論をてがかりに」をまとめたものです。このフォーラムのレポートは日本語、韓国語、中国語で発行されていますので、興味のある方は各言語のレポートをSGRAのウェブサイトからご覧ください。
レポート第106号「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」
◆ 台本:孫 軍悦
◆ 動画構想:孫 軍悦
◆ 動画編集:今西 勇人
◆ ナレーション:佐藤 祐菜、楠田 悠貴
©️Copyright:関口グローバル研究会, 2025.
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 中国語版動画[/caption]
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 韓国語版動画[/caption]
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2025.10.30
2018年に始まった<日韓青少年大学生 歴史対話>は今年で第8回を迎えた。東アジアにおける歴史紛争と「国史体制」の強化という状況を認識し、歴史教育の力と歴史対話の可能性を通じて、解決の糸口を探ることが目的だ。
韓国と日本の大学生と高校生を対象に、古代から現代に至るまで日韓交流の最前線の役割を担ってきた韓国の釜山と日本の対馬という「境界地域」でフィールドワークを実施してきたが、今年はさらに福岡で探求型の活動を実施した。
第8回歴史対話は事前セミナー、ソウルプログラム、福岡プログラム、事後セミナーで構成された。5月に参加学生を対象としたオリエンテーションとして、対馬および日韓交流と深い縁のある京都建仁寺塔頭両足院の副住職伊藤東凌先生をソウルにお招きし、座禅セミナーを実施。学生たちは日本文化を直接体験し、日韓交流の歴史について学ぶ機会を得た。6月には歴史対話の経緯と意義を学習し、今後の方向性を話し合った。
8月上旬からは、日本からの参加者と一緒にソウルと福岡で相次いでプログラムが進行。ソウルプログラムは、高麗大学校ソウルキャンパスでの交流会と、東北アジア歴史財団独島展示室の共同見学にて構成された。8月1日には<日韓友情のコンサート>鑑賞やキャンパスツアー、日韓学生交流会を行い、翌2日には光化門の独島展示室を視察した。
7〜10日は福岡プログラムで、現地調査と歴史対話が中心となった。高麗大学校歴史教育科の参加者は承天寺・福岡城・鴻臚館・福岡市博物館・元寇防塁などを巡り、歴史的な「境界の場所」が持つ意味を肌で感じ取った。
8日には福岡大学図書館の多目的ホールでメイン行事を開催。午前は東京大学名誉教授の三谷博先生、早稲田大学の劉傑先生をお招きし、「歴史対話の経験を聴く、経験から学ぶ」という主題で講義と質疑応答を実施した。参加学生にとって学問だけでなく、国際的な感覚と歴史的思考を拡張する貴重な学びの時間となった。
午後には5つの小グループに分かれ、SGRAラーニング動画「歴史の大衆化と東アジアの歴史学」を視聴した後、討論と発表を行った。学生たちは国籍の違いを超えて多様な視点を交差させながら、公共歴史の多層性と複合性を探求した。三谷先生、劉先生の深奥なコメントは、学生たちの探求能力が一段と成長する契機となった。
プログラム終了後、学生食堂で懇親会が催された。学生たちは互いの経験を分かち合い、率直な対話を続け、次回の再会を約束した。このような出会いと交流の場こそが「歴史対話」の本質であると、改めて感じることができた。
9日は雨が降る中、筥崎宮・太宰府天満宮・九州国立博物館などを踏査し、この地域が持つ交流拠点としての性格を確認し、翌日帰国の途についた。
参加した韓国の学生からは「日本の学生と継続的に対話を続ける中で、同世代の友人と自然に認識するようになり、新しい舞台での挑戦を通じて自信を得た」「日本の学生と歴史と日常について深みのある対話を交わし、日本という国を新たに理解することができた」という感想が寄せられた。
本プログラムは2016年に北九州で初めて開催されたSGRAの「日中韓における国史たちの対話の可能性」に端を発する。コメンテーターとして参加した私は、「歴史学者間の対話に留まらず、次世代のための対話の場を創出すべきだ」と提案、これを自ら実現せねばと決意。その後、早稲田大学高等学院歴史教諭の柿沼亮介氏との協議を経て、2018年に第1回目を開催することができた。柿沼氏は、私が早稲田大学大学院に留学していた頃より交流を続けてきた学問的な同僚で、その信頼関係が今日まで「歴史対話」を支えてきた礎となっている。
今回は関口グローバル研究会(SGRA)との共催で行なわれた。SGRAは重要なパートナーとして全面的に支援していただき、参加者が経済的な負担なく「対話」に集中できる大きな力となった。高麗大学校歴史教育科や全南大学校歴史教育科、早稲田大学高等学院、東京科学大学都市環境学コース、福岡大学文学部の学生など参加した約50人は多様な観点から意見を交わし、相互理解を深める意義深い時間を持つことができた。また、SGRAメンバーである福岡大学文学部の柳忠熙氏の献身的な協力なくしては、今回の歴史対話の開催の成功は困難だった。
「歴史対話」は、単に歴史問題を論議する場ではなく、関係を築き、理解し、信頼を積み重ねていくプロセスだ。このような出会いが絶えず続く時、真の和解と共存の土台が築かれるものと信じる。私たちの対話は来年も、そしてその後も継続されていくだろう。
<鄭 淳一 CHONG Soon-il>
高麗大学歴史教育科教授。2011年度渥美財団奨学生。専門は日本古代史、東アジア海域史。歴史教育および歴史対話にも深い関心を抱いている。2008年から早稲田大学大学院文学研究科に留学し、2013年 博士(文学)の学位を取得。単著に『九世紀の来航新羅人と日本列島』(勉誠出版, 2015年)、編著に『僧侶と仏教の東アジア海域交流』(景仁文化社, 2024年)などがある。
2025 年10月30日配信
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2025.07.24
SGRA「日本中国韓国における国史たちの対話の可能性」プロジェクトの一環として、日本と韓国の高校生と大学生の交流プロジェクトを共催します。参加ご希望の方は事前にSGRA事務局までメールでご連絡ください。
◆第8回日韓青少年大学生歴史対話
日時:2025年8月8日(金)10:00~12:20
会場:福岡大学図書館多目的ホール
共催:日韓青少年大学生歴史対話実行委員会、関口グローバル研究会(SGRA)
言語:日本語・韓国語(同時通訳)
参加:無料|参加ご希望の方は事前にSGRA事務局までメールでご連絡ください。
お問い合わせ・参加申込:SGRA事務局(
[email protected] )
※会場参加の方で同時通訳を利用する方は、Zoomを利用するためインターネットに接続できる端末とイヤホンをご持参ください。
10:00 開会
10:10 趣旨説明
・柿沼亮介(早稲田大学高等学院教諭)
・鄭淳一(高麗大学歴史教育科教授)
10:20 日韓の学生による発表「これまでの歴史対話プログラムを振り返って」
・コメント、質疑応答
10:50 休憩
11:00 歴史対話の経験を聴く、経験から学ぶ
・三谷博(東京大学名誉教授)
・劉傑(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
11:40 質疑応答:青少年大学生と歴史学者との対話
12:00 日韓の青少年・大学生に伝えたい一言(参加教員からの提言)
・金キョンテ(全南大学歴史教育科副教授)
・柳忠熙(福岡大学人文学部准教授)
・坂村圭(東京科学大学都市・環境学コース准教授)
12:20 閉会
※午後はSGRAラーニングの動画「歴史の大衆化と東アジアの歴史学」を視聴した後、参加型のセッション(グループディスカッション)を予定しています。参加ご希望の方は合わせてご連絡ください。
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2025.06.18
SGRAレポート第109日本語版 中国語版 韓国語版
第74回SGRAフォーラム講演録
第9回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性
「東アジアの「国史」と東南アジア」
2025年6月20日発行
<フォーラムの趣旨>
「国史たちの対話」企画は、日中韓「国史」研究者の交流を深めることによって、知のプラットフォームを構築し、3カ国間に存在する歴史認識問題の克服に知恵を提供することを目的に対話を重ねてきた。第1回で日中韓各国の国史研究と歴史教育の状況を確認することからスタートし、その後13 世紀から時代を下りながらテーマを設け、対話を深めてきた。新型コロナ下でもオンラインでの対話を実施し、その特性を考慮して、歴史学を取り巻くタイムリーなテーマを取り上げてきた。
2023 年は対面型での再開が可能となったことを受け、「国史たちの対話」企画当時から構想されていた、20 世紀の戦争と植民地支配をめぐる国民の歴史認識をテーマに掲げた。多様な切り口から豊かな対話がなされ、「国史たちの対話」企画の目標の一つが達成された。今後はこれまでの対話で培った日中韓の国史研究者のネットワークをいかに発展させていくか、またそのためにどのような方針で対話を継続していくかが課題となるだろう。
こうした新たな段階を迎えて、第9回となる今回は、開催地にちなみ、「東南アジア」と各国の国史の関係をテーマとして掲げた。日本・中国・韓国における国史研究は、過去から現在に至るまで、なぜ、どのように、東南アジアに注目してきたのだろうか。過去の様々な段階で、様々な政治、経済、文化における交流や「進出」があった。それらは政府間の関係であったり、それにとどまらない人やモノの移動であったりもした。こうした諸関係や、それらへの関心のあり方は、各国ではかなり事情が異なってきた。こうした直接・間接の関係の解明に加え、比較的条件の近い事例として、自国の歩みとの比較も行われてきた。そもそも「東南アジア」という枠組み自体も、国民国家や「東アジア」といった枠組みと同様、世界の激動のなかで生み出されたものであり、歴史学の考察対象となってきた。
本シンポジウムでは、各国の気鋭の論者により、過去の研究動向と最先端の成果が紹介された。これらの研究は、どのような社会的・歴史的な背景のもとで進められてきたのか。こうした手法・視座を用いることで、自国史にいかなる影響があり、また今後はどのような展望が描かれるのか。議論と対話を通じて3カ国の国史の対話を、より多元的な文脈のうちに位置づけ、さらに開いたものとし、発展の方向性をも考える機会としたい。
<もくじ>
第1セッション [司会:劉 傑(早稲田大学)]
【はじめに】 劉 傑(早稲田大学)
【開会挨拶】 三谷 博(東京大学名誉教授)
【基調講演】 ポストコロニアル時代における「ナショナリズム」衝突の原因
—毛沢東時代とポスト毛沢東時代における中国の対日政策の変化を手掛かりに
楊 奎松(北京大学・華東師範大学)
質疑応答
発言(発言順):
平山 昇(神奈川大学)
楊 奎松(北京大学・華東師範大学)
タンシンマンコン・パッタジット(東京大学)
第2セッション [司会:南 基正(ソウル大学)]
【発表1(タイ)】 「竹の外交論」における大国関係と小国意識
タンシンマンコン・パッタジット(東京大学)
【発表2(日本)】 日本近代史と東南アジア ―1930 年代の評価をめぐって―
吉田ますみ(三井文庫)
【発表3(韓国)】 韓国における東南アジア史研究 ―回顧と展望―
尹 大栄(ソウル大学)
【発表4(中国)】 華僑問題と外交 —1959 年のインドネシア華人排斥に対する中国政府の対応—
高 艷傑(厦門大学)
第3セッション [司会:彭 浩(大阪公立大学)]
指定討論
指定討論者:
【中国】鄭 成(兵庫県立大学)、鄭 潔西(温州大学)
【韓国】鄭 栽賢(木浦大学)、韓 成敏(高麗大学)
【日本】佐藤雄基(立教大学)、平山 昇(神奈川大学)
第4セッション [司会:鄭 淳一(高麗大学)]
自由討論
討論者(発言順):
楊 奎松(北京大学・華東師範大学)、タンシンマンコン・パッタジット(東京大学)、
吉田ますみ(三井文庫)、尹 大栄(ソウル大学)、高 艷傑(厦門大学)、
三谷 博(東京大学名誉教授)、塩出浩之(京都大学)、平山 昇(神奈川大学)、
宋 志勇(南開大学)、鄭 栽賢(木浦大学)、韓 成敏(高麗大学)
討論まとめ: 劉 傑(早稲田大学)
【閉会挨拶】 宋 志勇(南開大学)
著者略歴
あとがきにかえて 金キョンテ(全南大学)
参加者リスト
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2025.05.25
| 日本の歴史教育は戦争と植民地支配をどう伝えてきたか |
「日本の歴史教育」について考えてみましょう。
歴史教育の中で、日本の戦争と植民地支配はどのように伝えられているのでしょうか?
この動画は、2023年8月に開催された「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」フォーラムの塩出浩之教授の発表「日本の歴史教育は戦争と植民地支配をどう伝えてきたか―教科書と教育現場から考える」をまとめたものです。このフォーラムのレポートは日本語、韓国語、中国語で発行されていますので、興味のある方は各言語のレポートをSGRAのウェブサイトからご覧ください。
レポート第106号「第8回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」
◆ 台本:ノ ジュウン
◆ 動画編集:ノ ジュウン
◆ ナレーション:黒滝 香菜、楠田 悠貴
©️Copyright:関口グローバル研究会, 2025.
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 中国語版動画[/caption]
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 韓国語版動画[/caption]
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2025.05.13
| アジアの発明―19世紀におけるリージョンの生成 |
東アジアの歴史に足を踏み入れ、「アジア」という概念がどのように生まれ、どのように展開したのか見てみましょう。
アジアの国々は人種も言語も宗教も多様ですが、そこに共通することは何なのでしょうか?
それは19世紀のアジアとどう違うのでしょうか?
この動画は、2020年1月にフィリピンで開催された「第4回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」フォーラムにおける三谷博先生(東京大学名誉教授)の講演「アジアの発明」をまとめたものです。このフォーラムのレポートは日本語、韓国語、中国語で発行されていますので、興味のある方は各言語のレポートをSGRAのウェブサイトからご覧ください。
レポート第90号「第4回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」
◆ 台本:陳 璐、今西 淳子
◆ 動画編集:今西 勇人
◆ ナレーション:梓来 有未、今西 勇人
©️Copyright:関口グローバル研究会, 2025.
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 中国語版動画[/caption]
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 韓国語版動画[/caption]
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2025.04.22
| 「歴史大衆化」と東アジアの歴史学 |
「『歴史の大衆化』と東アジアの歴史学」について考えてみましょう。
皆さんは、歴史学とは何だと思いますか? 歴史学者は何をする人でしょうか?
この動画は、2022年8月に開催された「第7回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」フォーラムの一部をまとめたものです。このフォーラムのレポートは日本語、韓国語、中国語で発行されていますので、興味のある方は各言語のレポートをSGRAのウェブサイトからご覧ください。
レポート第101号「第7回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」
◆ 台本:ノ ジュウン
◆ 動画編集:ノ ジュウン
◆ ナレーション:三宅 綾、楠田 悠貴
©️Copyright:関口グローバル研究会, 2025.
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 中国語版動画[/caption]
[caption id="" align="alignnone" width="200"] ◇ 韓国語版動画[/caption]