SGRAイベントへのお誘い

第41回SGRAフォーラム in 蓼科「東アジア共同体の現状と展望」へのお誘い

下記の通り長野県蓼科にて第41回SGRAフォーラムを開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけますので、ご関心をお持ちの皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。

日時:2011年7月2日(土)10:00~17:30 その後懇親会

会場:東京商工会議所蓼科フォーラム研修室A
   〒391-0213 長野県茅野市豊平チェルトの森
   電話 0266-71-6600

申込み・問合せ:SGRA事務局
   電話:03-3943-7612
   ファックス:03-3943-1512
   Email:[email protected]

参加費:無料

【フォーラムの趣旨】

SGRA「東アジアの安全保障と世界平和」研究チームが担当するフォーラム。

日本において民主党政権が誕生し、鳩山首相が東アジア共同体構想を提唱したことによって、この構想をめぐる論議が活発化した。すでに、ヨーロッパでは経済と社会文化、ひいては政治と安全保障の面において個別の国民国家の枠を超えた共同体作りの実験が成果をあげている。日本も2002年に当時の小泉首相が東アジア・コミュニティー構想を打ち出したが、中国との思惑の差が露呈するなど、この地域で日本が主導する東アジア共同体作りの流れが定着しているとはいえない状況である。

しかし、中国がその方向に向け強力なドライブをかけようとしている中、日本としても共同体構想が単発で終わってしまう選択肢ではないことも確かなように思われる。その意味で、東アジアの範囲で共同体を構築しようとする試みは、その現実的可能性如何に係わらず、政権交代後における日本の外交政策の展開や東アジア国際関係の流れを把握する上で、もっとも注目すべきものである。しかし、東アジア共同体の実現のためには、この地域に存在する個別国家の現実と相互協力の制度化のレベルなど、克服すべき障壁も多々である。

本フォーラムにおいては、この地域の諸国が提唱している様々な東アジア共同体論を引き出し、その共通項をまとめ、そのような構想が政策や制度として定着するためにはどのような課題に取り組むべきかについて、日本、東南アジア、韓国、中国、香港、台湾、モンゴル、そして北朝鮮の視点から点検してみたい。

【プログラム】

詳細はここをご覧ください。

総合司会:李 恩民(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)

【基調講演1】 恒川惠市(政策研究大学院大学副学長)
東アジア共同体形成における「非伝統的安全保障」

【基調講演2】黒柳米司(大東文化大学法学部教授)
「ASEANと東アジア共同体」

【発表1】朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院副教授)
韓国と東アジア共同体

【発表2】劉 傑(早稲田大学社会科学部教授)
中国の外交戦略と「東アジア共同体」

【発表3】林 泉忠(琉球大学法文学部准教授)
台湾・香港抜きの「東アジア共同体」は成立するのか? 
~脱「中心」主義で安定した共同体を~

【発表4 】ブレンサイン(滋賀県立大学人間文化学部准教授)
モンゴルと東アジア共同体~資源開発とモンゴルの安全保障~

【発表5】李 成日(韓国東西大学校国際学部助教授)
北朝鮮と東アジア共同体~北朝鮮とどのように付き合うのか~

【パネルディスカッション】

進行:南 基正(ソウル大学日本研究所HK教授)
パネリスト:上記講演者