SGRAイベントへのお誘い

  • 2017.10.07

    第58回SGRAフォーラム「アジアを結ぶ?『一帯一路』の地政学」へのお誘い

    下記の通りSGRAフォーラムを開催いたします。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。   テーマ:「アジアを結ぶ?『一帯一路』の地政学」 日時:2017年11月18日(土)午後1時30分~4時30分 その後懇親会 会場:東京国際フォーラム ガラス棟 G610 号室 参加費:フォーラムは無料 懇親会は賛助会員・学生1000円、メール会員・一般2000円 お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局([email protected], 03-3943-7612)     ◇フォーラムの趣旨   中国政府は2013年9月から、シルクロード経済ベルトと 海上シルクロードをベースにしてヨーロッパとアジアを連結させる「一帯一路」政策を実行している。「一帯一路」政策の内容の中心には、中国から東南アジア、中央アジア、中東とアフリカを陸上と海上の双方で繋げて、アジアからヨーロッパまでの経済通路を活性化するという、習近平(シーチンピン)中国国家主席の意欲的な考えがある。しかし、国際政治の秩序の視点から観れば、「一帯一路」政策が単純な経済目的のみを追求するものではないという構造を垣間見ることができる。   「一帯一路」政策は、表面的にはアジアインフラ投資銀行(AIIB)を通じた新興国の支援、融資、そしてインフラ建設などの政策が含まれており、経済発展の共有を一番の目的にしているが、実際には、貿易ルートとエネルギー資源の確保、そして東南アジア、中央アジア、中東とアフリカにまで及ぶ広範な地域での中国の政治的な影響力を高めることによって、これまで西洋中心で動いて来た国際秩序に挑戦する中国の動きが浮かび上がってくる。   本フォーラムでは、中国の外交・経済戦略でもある「一帯一路」政策の発展を、国際政治の観点から地政学の論理で読み解く。「一帯一路」政策の背景と歴史的な意味を中国の視点から考える基調講演の後、日本、韓国、東南アジア、中東における「一帯一路」政策の意味を検討し、最後に、4つの報告に関する議論を通じて「一帯一路」政策に対する日本の政策と立ち位置を考える。   ◇プログラム 詳細はこちらをご覧ください。   【基調講演】 「一帯一路構想は関係諸国がともに追いかけるロマン」 朱建栄(Prof. Jianrong ZHU)東洋学園大学教授   【研究発表1】 「戦後日本の対外経済戦略と『一帯一路』に対する示唆」 李彦銘(Dr. Yanming LI)東京大学教養学部特任講師   【研究発表2】 「米中の戦略的競争と一帯一路:韓国からの視座」 朴 栄濬 (Prof. Young June PARK) 韓国国防大学校安全保障大学院教授   【研究発表3】 「『一帯一路』の東南アジアにおける政治的影響:ASEAN中心性と一体性の持続可能性」 古賀慶 (Prof.Kei KOGA)シンガポール南洋理工大学助教   【研究発表4】 「『一帯一路』を元に中東で膨張する中国:パワーの空白の中で続く介入と競争」 朴 准儀(Dr.June PARK)アジアソサエティ   【フリーディスカッション】「アジアを結ぶ?『一帯一路』の地政学」 -討論者を交えたディスカッションとフロアとの質疑応答- モデレーター:平川均(Hitoshi Hirakawa)国士舘大学21世紀アジア学部教授 討論者:西村豪太 (Gouta NISHIMURA) 『週刊東洋経済』編集長  
  • 2017.09.26

    第2回東アジア日本研究者協議会へのお誘い

    東アジア日本研究者協議会は、東アジアの日本研究関連の学術と人的交流を目的として、2016年に発足、韓国・仁川で第1回国際学術会議が開催され、続いて本年10月末には第2回が中国・天津で開催されることとなりました。SGRAからは「日本の植民地支配下の東アジアにおけるメモリアル遺産」「おぞましき女性の行方-フェミニズム批評から読む日本昔話-」「戦争・架け橋・アイデンティティ~近代日本と東アジアの文化越境物語~」の3パネルが参加します。   歴史的な壁のため、さらに東アジアでは自国内に日本研究者集団が既に存在することもあり、国境・分野を越えた日本研究者の研究交流が妨げられてきた側面があります。東アジア日本研究者協議会は日本研究の質的な向上、自国中心の日本研究から多様な観点に基づく日本研究への志向、東アジアの安定と平和への寄与の3つを目的としています。SGRAも同協議会の理念に賛同して共同パネル参加をします。これを機会に皆様のご参加やご関心をお寄せいただければ幸いです。   第2回東アジア日本研究者協議会 国際学術大会 日 時:   2017 年 10 月 27 日(金)~ 29 日(日) 会 場: 中国天津賽象ホテル(天津賽象酒店、天津市南開区華苑産業区梅苑路8号) 主 催: 東アジア日本研究者協議会 共 催: 南開大学(中国・天津)   ——————————————————————————————— SGRAより参加の3チーム 「日本の植民地支配下の東アジアにおけるメモリアル遺産」 「おぞましき女性の行方─フェミニズム批評から読む日本神話および昔話─」 「戦争・架け橋・アイデンティティ~近代日本と東アジアの文化越境物語~」 ———————————————————————————————   ◆「日本の植民地支配下の東アジアにおけるメモリアル遺産」   趣旨: 20世紀前半期において、東アジアのほとんどの地域は日本の植民地支配を受けた。これは関係する国と地域にとって不幸な歴史であったことはいうまでもないが、日本の支配が敷かれていたこれらの地域においては、人と物の流れが加速し、日本の近代化の経験による各種の社会整備、調査記録や記念物が形として残された。また戦後70年間において、これらのメモリアル遺産は東アジアを取り巻く複雑な関係性のなかでその存在が直視され、議論される場は多くなかったように思われる。本セッションでは、戦後の視点に立ってこれらのメモリアル遺産の歴史的広がりやそれがもつ現代的な意味を議論したい。   パネル詳細   発表者: ◇ユー・ヤン グロリア(コロンビア大学大学院/東京大学大学院) 「実像か幻像か:満洲の視覚資料の見方や眼差しの再考」 (発表要旨)   ◇鈴木恵可(東京大学大学院) 「再展示される歴史と銅像―台湾社会と植民地期の日本人像」 (発表要旨)   ◇ブレンサイン(滋賀県立大学教授) (発表要旨) 「満鉄と満洲国による農村社会調査について」   討論者: マグダレナ・コウオジェイ(デューク大学大学院/早稲田大学大学院) 張 思(南開大学教授)   司 会: 李 恩民 (桜美林大学教授)     ◆「おぞましき女性の行方─フェミニズム批評から読む日本神話および昔話─」   趣旨: 本パネルは、日本昔話と神話において棄却された女がどのように語られ、また、現代作家によってどのように語り直されているかについて、フェミニズムの観点から批判的に分析を試みる。 神話と昔話は、それらを語り継ぐ文化の世界観や信仰などを反映するし、人間存在の根本的な課題やモチーフを表す一方、ジェンダー差別のような社会問題をも明らかにする。なぜなら、神話や昔話は文化の価値観を継承させるためだけではなく、女性抑圧のような社会規範を正当化するためにも、永きに渡って伝承されてきたからである。そのため、聞き慣れた昔話と神話を批判的に読み直す必要があるだろう。本パネルは日本神話と昔話──その原文と現代作家によって語り直された作品を、フェミニズムの観点から再考し、家父長的な要素を脱構築する。   パネル詳細   発表者: ◇リンジー・モリソン(武蔵大学人文学部英語英米文化学科助教) 「暗い女の極み 日本昔話の「蛇女房」におけるおぞましき女性像をめぐって─」 (発表要旨)   ◇フリアナ・ブリティカ・アルサテ(国際基督教大学ジェンダー研究センター研究所助手) 「神話の復習と女性の復讐──桐野夏生の『女神記』をフェミニズムから読む──」 (発表要旨)   討論者: レティツィア・グアリーニ (お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科) シュテファン・ヴューラー(東京大学大学院総合文化研究科)   司  会: 張 桂娥(東呉大学日本語文学系副教授)     ◆「戦争・架け橋・アイデンティティ~近代日本と東アジアの文化越境物語~」   趣旨: 戦前の日本と東アジアとの関係は、戦争や植民地支配に集約される場合がしばしば見られる。そのため、戦前における日本と東アジアとの民間レベルの社会・文化交流の架け橋を担っていた人々とそのストーリーはよく軽視されてしまう。本セッションではあの激動の時代において戦争を超える日本と中国・東アジアの民間レベルの交流物語を取り上げ、国境や戦争を超える東アジアの文化交流の意味を検討する。   パネル詳細   発表者: ◇林 泉忠(台湾・中央研究院副研究員) 「知られざる『旅愁』の越境物語~戦前東アジア文化交流の一断章~」 (発表要旨)   ◇李  嘉冬(上海・東華大學副教授) 「近代日本の左翼的科学者の中国における活動~上海自然科学研究所員小宮義孝を例に~」 (発表要旨)   討論者: カールヨハン・ノルドストロム(日本・都留文科大学講師) 篠原 翔吾(北京・在中国日本国大使館専門調査員)   司 会: 孫 建軍(北京・北京大学副教授)  
  • 2017.08.24

    第24回日比持続可能な共有型成長セミナー「人や自然界を貧しくさせない進歩:地価税や経済地代の役割」へのお誘い

      下記の通り第24回日比持続可能共有型成長セミナーをオーストラリアのシドニー市で開催します。参加ご希望の方は、SGRAフィリピンに事前に申し込んでください。   第24回日比持続可能な共有型成長セミナー ◆「人や自然界を貧しくさせない進歩:地価税や経済地代の役割」 “Progress Without Poverty of People and Nature: The Role of Land Value Taxation and Economic Rents"   日時:2017年9月23日(月)9:00~17:00 会場:Sydney Mechanics School of Arts(オーストラリア、シドニー市) 言語:英語 共催:Association for Good Government (良き政府協会)AGG 申込み・問合せ:SGRAフィリピン ( [email protected] ) (詳細はこちら)   〇セミナーの趣旨   SGRAフィリピンが開催する24回目の持続可能な共有型成長セミナー。 持続可能な共有型成長セミナーは目標が効率・公平・環境ということで、KKKセミナーとも呼ばれている。現在まで、年2回というペースで開催されているが、フィリピン大学ロスバニョス校と協力し、より頻繁に開催される予定である。今回の24回目のセミナーは初めてフィリピンの外で行われることになる。オーストラリアに本部を置く、良き政府協会研究員のジョッフレ・バルセ氏(Mr. Joffre Balce)との議論により、第20回持続可能な共有型成長セミナーで発表された「地価税」がKKKの発表候補者リストに入れられた。バルセ氏は良き政府協会の総書記であり、この協会は19世紀米国の政治経済学者のヘンリー・ジョージ(Henry George) の政治経済政策を提唱している。そのなかの重要な議論の一つが地価税である。今回のセミナーの開催地及び日時は、特別の意味がある。9月は1901年に設立された良き政府協会の設立月にあたり、開催地は地価税が課税される国である。   〇プログラム 08:00–09:00 登録   09:00–09:15 開会挨拶   09:15–10:00 発表1「ヘンリー・ジョージの社会哲学」リチャード・ガイルス(Richard Giles)AGG会長   10:00–10:30 発表2「地価税:理論・証拠・実施に関する調査」 マックス・マキト(Max Maquito)フィリピン大学ロスバニョス校・SGRA   10:30–11:00 休憩   11:00–11:30 発表3「地価税の便益:マニラ都内の複数市の事例」 グレイス・サプアイ(Grace Sapuay)SGRAフィリピン運営委員   11:30–12:00 発表4「反貧困が少数派であり続ける理由:フィリピンに対するヘンリー・ジョージ流の改革の関連性」 ジョッフレ・バルセ(Mr. Joffre Balce)良き政府協会総書記   12:00–13:00 昼食   13:00–13:30 発表5「土地への平等アクセスやグローバルな移住の問題」 フランクリン・オべング・オドーム(Franklin Obeng-Odoom)シドニー技術大学   13:30–14:00 発表6「先住民の土地所有権に対するジョージ主義の含意の検討」 ヨギスワラム・スブラマニアン(Yogeeswaram Subramanian)マレーシア大学   14:00–14:30 発表7「貧困や金の番人」 ロン・ジョンソン(Ron Johnson)「The Good Government」編集長   14:30–15:00 休憩   15:00–17:00 SGRAのビジョン、近況報告+円卓会議(モデレーター:マックス・マキト)   セミナー終了後 シドニー見学  
  • 2017.08.14

    第8回日台アジア未来フォーラム「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性」論文募集

    SGRAでは、来年5月26日に台北市の東呉大学で共催するシンポジウムで発表する論文を下記の通り募集します。皆さん奮って応募ください。また興味のある方にお知らせください。   第8回日台アジア未来フォーラム並びに台湾東呉大学マンガ・アニメ文化国際シンポジウム ◆「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性」 ――コミュニケーションツールとして共有・共感する映像文化論から学際的なメディアコンテンツ学の構築に向けて――   主 催:日本公益財団法人渥美国際交流財団、台湾東呉大学日本語学科、東呉大学図書館 共 催:東呉大学英文学科、東呉大学教養教育センター   会 場:東呉大学外双渓キャンパス第一教学研究棟普仁堂(大講堂) 開催日:2018年5月26日(土)   ◇シンポジウムの趣旨:   第8回日台アジア未来フォーラムでは、世界な規模に広がったマンガ・アニメ文化の魅力に着目し、「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性―コミュニケーションツールとして共有・共感する映像文化論から学際的なメディアコンテンツ学の構築に向けて―」について議論します。各セッションで取り上げるテーマとして、マンガの収集・保存と利用、マンガ・アニメの翻訳と異文化コミュニケーション、マンガ・リテラシー形成の理論と実践、マンガ・アニメと物語論、視覚芸術論、映像論、マンガ・アニメのメディアミックス化・マルチユース化、マンガ・アニメの文化的経済学、マンガ・アニメ文化と社会学などが予定されています。 本シンポジウムでは、グローバル化したマンガ・アニメ研究のダイナミズムを、研究者・参加者たちの多様な立場と学際的なアプローチによって読み解いた上、新たな可能性を見いだすことを目指している。これにより、日台関係・日台交流、また東アジア地域内の相互交流のさらなる深まりへの理解促進に貢献するものと考えられます。   ◇研究発表関連分野・ジャンル・課題   1.マンガの収集・保存と利用(公共・大学図書館におけるマンガの所蔵状況、学術的マンガ研究、マンガと読書、マンガ読書の効果等) 2.マンガ・アニメの翻訳と異文化コミュニケーション、プロ翻訳者の養成と外国語教育、翻訳技術の開発等 3.マンガ(テキストとしてのマンガの本文)を読み解く技法の理論と実践、マンガ読解力/マンガ・リテラシーの形成等 4.マンガ・アニメと物語論(ナラトロジー、記号論、言語学、ディスクール、表現論、文化的要素、視点の分析等) 5.マンガ・アニメと視覚文化論、映像論、視覚芸術論、映像美学、表象等 6.マンガ・アニメのメディアミックス化・マルチユース化、マルチメディア展開(創意工夫、映像デザイン、クリエイティブスキル、映像制作実務と関連技術の応用等) 7.マンガ・アニメと文化的経済学(マンガ・アニメフェアビジネス、マンガ・アニメの市場経済と商品化、コンテンツ産業の現状と課題、今後の発展の方向性等) 8.マンガ・アニメ文化と社会学(政治、歴史、人類学、ジェンダ学、心理学、科学、哲学、生態学、表象等)   ◇発表形式: ・使用言語:日本語、中国語、英語、その他 ・発表時間:発表20分・質疑応答10分   ◇申込方法: 2017年9月04日(月)までに「研究論文発表申込書」(発表要旨【中国語+外国語(日or英)】要提出)を下記までメール添付で送って下さい。   ※発表申込の締切は10月10日(火)までに延期されました。   詳細は下記リンクをご参照ください。 発表論文募集要項 申込書 開催の趣旨          
  • 2017.07.19

    第6回ふくしまスタディツアー「『帰還』-新しい村づくりが始まる」へのお誘い

    関口グローバル研究会(SGRA)では昨年に引き続き、福島県飯舘(いいたて)村スタディツアーを下記の通り行います。 参加ご希望の方は、SGRA事務局へご連絡ください。   SGRAでは2012年から毎年、福島第一原発事故の被災地である福島県飯舘村でのスタディツアーを行ってきました。   そのスタディツアーでの体験や考察をもとにしてSGRAワークショップ、SGRAフォーラム、SGRAカフェなど、さまざまな催しを展開してきました。今年も第6回目の「SGRAふくしまスタディツアー」を行います。ぜひ、ご参加ください。   日 程:          2017年9月15日(金)、16日(土)、17日(日) 人 数:           10人程度 宿 泊:           「ふくしま再生の会-霊山(りょうぜん)センター」 参加費:           一般参加者は新幹線往復費用+1万2千円 (ラクーン会会員には補助が出ます) 申込み締切:       8月31日(木) 申込み・問合せ: SGRA事務局 角田 E-mail:  [email protected]  Tel:  03-3943-7612   プログラム・詳細
  • 2017.07.06

    第57回SGRAフォーラム「第2回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性:蒙古襲来と13世紀モンゴル帝国のグローバル化」へのお誘い

    下記の通りSGRAフォーラムを北九州市で開催いたします。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。   テーマ:第2回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性     「蒙古襲来と13世紀モンゴル帝国のグローバル化」   会 期: 2017 年 8 月 7 日(月)~9 日(水)     8月7日(月)16:00~17:00 基調講演     8月8日(火)9:00~12:40 14:00~18:00 論文発表     8月9日(水)9:00~12:00  全体討議・総括   会 場: 北九州国際会議場国際会議室   主 催:(公財)渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA) 助 成:(公財)鹿島学術振興財団 協 賛:北九州市/(公財)北九州観光コンベンション協会   参加費:無料(一般参加者の食事と宿泊は自己手配) 使用言語:日・中・韓同時通訳付き お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局([email protected], Tel:03-3943-7612)   ◇フォーラムの趣旨  東アジアにおいては「歴史和解」の問題は依然大きな課題として残されている。講和条約や共同声明によって国家間の和解が法的に成立しても、国民レベルの和解が進まないため、真の国家間の和解は覚束ない。歴史家は歴史和解にどのような貢献ができるのだろうか。  渥美国際交流財団は2015 年7月に第 49 回 SGRA(関口グローバル研究会)フォーラムを開催し、「東アジアの公共財」及び「東アジア市民社会」の可能性について議論した。そのなかで、先ず東アジアに「知の共有空間」あるいは「知のプラットフォーム」を構築し、そこから和解につながる智恵を東アジアに供給することの意義を確認した。このプラットフォームに「国史たちの対話」のコーナーを設置したのは2016年9月のアジア未来会議の機会に開催された第1回「国史たちの対話」であった。いままで3カ国の研究者の間ではさまざまな対話が行われてきたが、各国の歴史認識を左右する「国史研究者」同士の対話はまだ深められていない、という意識から、先ず東アジアにおける歴史対話を可能にする条件を探った。具体的には、三谷博先生(東京大学名誉教授)、葛兆光先生(復旦大学教授)、趙珖先生(高麗大学名誉教授)の講演により、3カ国のそれぞれの「国史」の中でアジアの出来事がどのように扱われているかを検討した。  第2回対話は自国史と他国史との関係をより構造的に理解するために、「蒙古襲来と13世紀モンゴル帝国のグローバル化」というテーマを設定した。13世紀前半の「蒙古襲来」を各国の「国史」の中で議論する場合、日本では日本文化の独立の視点が強調され、中国では蒙古(元朝)を「自国史」と見なしながら、蒙古襲来は、蒙古と日本と高麗という中国の外部で起こった出来事として扱われる。しかし、東アジア全体の視野で見れば、蒙元の高麗・日本の侵略は、文化的には各国の自我意識を喚起し、政治的には中国中心の華夷秩序の変調を象徴する出来事であった。「国史」と東アジア国際関係史の接点に今まで意識されてこなかった新たな歴史像があるのではないかと期待される。  もちろん、本会議は立場によってさまざまな歴史があることを確認することが目的であり、「対話」によって何等かの合意を得ることが目的ではない。  なお、円滑な対話を進めるため、日本語⇔中国語、日本語⇔韓国語、中国語⇔韓国語の同時通訳をつける。円卓会議の講演録は、SGRAレポートして3カ国語で発行する。   ◇プログラム   〇8月7日(月)16:00~17:00 開会と基調講演 【趣旨説明】三谷博(跡見大学) 【基調講演】葛兆光(復旦大学)「『ポストモンゴル時代』?―14~15世紀の東アジア史を見直す」   〇8月8日(火)全日円卓会議(9:00~12:40 14:00~18:00) 【問題提起】劉傑(早稲田大学) 【研究発表】 (1)四日市康博(昭和女子大学)「モンゴル・インパクトの一環としての『モンゴル襲来』」 (2)チョグト(内蒙古大学)「アミルアルホンと彼がホラーサーンなどの地域において行った2回の戸籍調査について」 (3)橋本雄(北海道大学)「蒙古襲来絵詞を読みとく」 (4)エルデニバートル(内蒙古大学)「モンゴル帝国時代のモンゴル人の命名習慣に関する一考察」 (5)向正樹(同志社大学)「モンゴル帝国と火薬兵器」 (6)孫衛国(南開大学)「朝鮮王朝が編纂した高麗史書にみえる元の日本侵攻に関する叙述」 (7)金甫桄(嘉泉大学)「日本遠征をめぐる高麗忠烈王の政治的狙い」 (8)李命美(ソウル大学)「対蒙戦争-講和の過程と高麗の政権をめぐる環境の変化」 (9)チェリンドルジ(モンゴル社会科学院歴史研究所)「北元と高麗との関係に対する考察―禑王時代の関係を中心に」 (10)趙阮(漢陽大学)「14世紀におけるモンゴル帝国の食文化の高麗への流入と変化」 (11)張佳(復旦大学)「『深簷胡帽』考:蒙元とその後の時代における女真族帽子の盛衰史」   〇8月9日(水) 午前:総合セッション(総括と自由討論) 司会進行:劉傑(早稲田大学) 【論点整理】趙珖(韓国国史編纂委員会) 【討論】(日中韓モから各1名が発問、その後自由討論) 【総括】三谷博(跡見大学)   関係資料はここからご覧いただけます。  
  • 2017.06.15

    第10回SGRAカフェ「産まれる前から死んだ後まで頑張らないと?  『妊活』と『終活』の流行があらわすもの」へのお誘い

    SGRAでは、良き地球市民の実現をめざす(首都圏在住の)みなさんに気軽にお集まりいただき、講師のお話を伺う<場>として、SGRAカフェを開催しています。 いま話題となっている「就活」や「婚活」。「活」という概念は、自分の力で情報を集め、自分にとっての最適な選択を行うことですが、ともすれば自己責任論に繋がりやすいものでもあります。そうした中で、人は自分の意志に沿って挑戦的に生きていくのか。今回は「活」の中でも新しい「妊活」と「終活」に注目し、会場も一体となったディスカッションを通して皆さんとこの問題を考えます。   参加ご希望の方は、事前にSGRA事務局([email protected])へお名前、ご所属、連絡先をご連絡ください。   第10回SGRAカフェへのお誘い ◆「産まれる前から死んだ後まで頑張らないと?  『妊活』と『終活』の流行があらわすもの」 〇日時:2017年7月29日(土)13:30~16:00 〇会場:渥美国際交流財団/鹿島新館ホール  (地図) 〇会費:無料 〇申込み・問合せ:SGRA事務局 ([email protected])   〇プログラム: 発表:13:30~14:30 ティータイム(休憩):14:30~14:45 ディスカッション・質問応答:14:45~16:00   講師:ムラデノヴァ、ドロテア (ライプチッヒ大学大学院 東アジア研究所日本学科博士後期課程) ファスベンダー、イザベル (東京外国語大学大学院   総合国際学研究科博士後期課程) 司会:金 律里   メッセージ: 婚活や就活といえば馴染みのある表現ですが、最近「妊活」や「終活」といった言葉も流行してきています。婚活と就活は「生きている間」のことですが、妊活と終活は「人生が始まる前」と「終わった後」の「節目」を管理しようというものです。今や生涯(とそれ以前・以後)のあらゆる「節目」にこうした「活」が浸透し、その都度人生を活発にデザインするように呼び掛けられています。「活」という概念は、自分の力で情報を集め、あらゆる選択肢を考慮に入れた上で、自分(と自分の身内)にとって最適な選択をしなければならないという意味を強く含んでいます。もちろん、そこには自分の人生に関わるものを自分で決めることができ、自分なりに生きられるという自己決定のメリットはあります。しかし一方でそれは、人生の選択肢を上手く扱えず失敗した場合は、個人の責任であるという「自己責任論」につながりやすい考え方でもあります。時に生きることの選択に失敗した場合、それを自分の責任として背負い込まねばならないとすれば、人は果たして人生を、自分の意志に沿って挑戦的に生きることができるでしょうか?   まずは「人生をうまくやるために、どうしてこんなにも頑張らなければいけないのか」という問いから始めようと思っています。それも生まれる前から死んだ後にまで。個人を「活」動させずにはおかないような社会的仕組みはいつ生まれてきたのでしょうか?この社会において「自由であること」とはどういうことでしょうか?国家はそこにどのように関わってくるのでしょうか?これらの問いを考える道具として、「自己管理する主体(entrepreneurial self)」という言葉を手がかりにしながら、皆さんで、今日の日本社会で生きることの自由と責任について、ひろくディスカッションしていきたいと思っています。   ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ ムラデノヴァ、ドロテア (Mladenova、Dorothea) ブルガリア系ドイツ人。ライプチッヒ大学 東アジア研究所 日本学科博士後期課程在籍(研究テーマ:経営管理する自己の終焉の最適化―日本における終活)。   ファスベンダー、イザベル (Fassbender, Isabel) ランツフート(ドイツ)出身。東京外国語大学大学院総合国際学研究科国際社会専攻 博士後期課程在籍(研究テーマ:「産むこと」をめぐるポリティクス—日本の少子化社会におけるファミリープランニングをめぐる言説の分析ー)。2017年度渥美奨学生。   金 律里 (Kim, Yul Lee) 韓国出身。韓国梨花女子大学を卒業してから来日、2015年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を退学。渥美国際交流財団2015年度奨学生。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
  • 2017.04.20

    第7回日台アジア未来フォーラム「台・日・韓における重要法制度の比較」へのお誘い

    下記の通り第7回日台アジア未来フォーラムを台北市で開催します。参加ご希望の方は、下記リンクより登録してください。   テーマ:「台・日・韓における重要法制度の比較─憲法と民法を中心として」 主 催:国立台北大学法律学院、公益財団法人渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA) 開催日:2017年5月20日(土曜日) 08:50-18:00 会 場:国立台北大学台北キャンパス(台北市民生東路三段67号) 参加申込み登録:参加申込みはこちら から 申込み締切:2017年5月13日(土)13時まで お問合せ:SGRA事務局   ●フォーラムの趣旨:   第7回日台アジア未来フォーラムは、法制史の観点から、東アジア諸国における憲法と民法に関する法制度の比較をテーマとする。法領域のなかから、憲法と民法をピックアップした理由は、この2つの法律が我々の日常生活と緊密に関係する法であると共に、憲法は法領域のなかで、最も位階の高い法律であると言われており、憲法以外の法が憲法の規定に違反するとその法は無効となる。市民の基本的な権利を始めとして国家組織のあり方まで、国家の最も重要な事項の原則はすべて憲法に定められるといっても過言ではない。また、民法は市民生活における市民相互の関係(財産関係と家族関係)を規定する法であり、民事法の領域の憲法とも言われる。すべての人間は、その一生において、必ず民法と関わることは言うまでもない。   今回のフォーラムでは、日本、韓国、台湾の法学者をお招きし憲法と民法から、それぞれ一つの重要な論点をピックアップして議論していただく予定である。2つのセクションを通じて、日本、韓国と台湾における民法ないし憲法の論点について、お互いの相違点を見出し、お互いに自らの国の法制度の改正に示唆を得ることができると期待する。 (基調講演1は英語。基調講演2と報告は日中逐次通訳)   ●プログラム   【基調講演1】「立憲主義ー過去、現在および未来」 コーヤン・タン教授(ハーバード大学法科学院)   〇第1セクション【憲法】「台湾・日本・韓国の国会制度」   【報告1】「日本国憲法上の国会の現状と課題」 佐々木弘通教授 (日本東北大学法学部) 【報告2】「韓国の改憲論における国会変化」 孫亨燮教授(韓国慶星大学法政大学) 【報告3】「台湾における国会議員定数の考察ーアメリカ法からの示唆」 林超駿教授 (国立台北大学法律学院)   【基調講演2】「理由あるいは詭弁ー判決における外国法の引用についての論争」 頼英照教授 (元司法院院長)   〇第2セクション【民法】「台湾・日本・韓国の民商統一・分離」   【報告4】「韓国における民商・分離立法の現状と課題」 権澈准教授 (韓国成均館大学法律系) 【報告5】「日本における民商法の関係」 中原太郎准教授 (日本東北大学法学部) 【報告6】「台湾民法における民商二法統一制度への懸念」 向明恩准教授 (国立台北大学法律学院)   ●日台アジア未来フォーラムとは   日台アジア未来フォーラムは、台湾在住のSGRAメンバーが中心となって企画し、2011年より毎年1回台湾の大学と共同で実施している。過去のフォーラムは下記の通り。   第1回「国際日本学研究の最前線に向けて:流行・ことば・物語の力」 2011年5月27日 於:国立台湾大学文学院講堂 第2回「東アジア企業法制の現状とグローバル化の影響」 2012年5月19日 於:国立台湾大学法律学院霖澤館 第3回「近代日本政治思想の展開と東アジアのナショナリズム」 2013年5月31日 於:国立台湾大学法律学院霖澤館 第4回「東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流―文学・思想・言語」 2014年6月13日~14日 於:国立台湾大学文学院講堂および元智大学 第5回「日本研究から見た日台交流120 年」 2015年5月8日 於:国立台湾大学文学院講堂 第6回「東アジアにおける知の交流―越境、記憶、共生―」 2016年5月21日 於:文藻外語大学至善楼
  • 2017.01.30

    第22回日比持続可能な共有型成長セミナー「地方分権と持続可能な共有型成長」へのお誘い

      下記の通り第22回日比共有型成長セミナーをフィリピンのラグナ州ロスバニョス市で開催します。参加ご希望の方は、SGRAフィリピンに事前に申し込んでください。 第22回日比持続可能な共有型成長セミナー   テーマ:「地方分権と持続可能な共有型成長」 “Decentralization and Sustainable Shared Growth”   日時:2017年2月13日(月)9:30~15:30 会場:フィリピン大学ロスバニョス校(UPLB)公共政策と開発学部 言語:英語 申込み・問合せ:SGRAフィリピン ( [email protected] )   セミナーの趣旨 SGRAフィリピンが開催する22回目の持続可能な共有型成長セミナー。 第二次世界大戦後、フィリピンは東南アジアでトップの発展を遂げていたのに、残念ながら今では同級生に遅れをとってしまっている。フィリピン持続可能な共有型成長を妨げる3つの問題は、鈍い成長、格差、環境である。一方、戦後の開発の大半は、首都に集中する経済や政治的決断に依存していたが、この20年間には地方分権を目指す様々な努力が行われている。この努力を「持続可能な共有型成長」という観点から理解し、地方分権によって上述の問題が解決できるか検討するのが今回のセミナーの基本的な目的である。   プログラム   09:00–09:30 登録 司会:メルリン・M・パウンァラギ(Dr. Merlyne M. Paunlagui)、 ロウェナ・DT・バコンギス(Dr. Rowena DT Baconguis)   09:30–10:00 開会挨拶 ヴィルジニア・カルデナス(Dean Virginia Cardenas)UPLB公共政策と開発学部学部長 今西淳子(Ms. Junko Imanishi)渥美国際交流財団関口グローバル研究会代表   10:00–11:00 発表1「連邦制と地方自治」 ダニ・レイエス(Dr. Danny Reyes)UPLB行政ガバナンス学部教授   11:00–11:30 発表2「再建と復興の戦略の再検討:ジョージスムからの観点」 ジョッフレ・バルセ(Mr. Joffre Balce)良き政府協会研究員   11:30–12:00 発表3「フィリピン農業の現状」 エリセオ・ポンセ(Dr. Eliseo Ponce)国際コンサルタント、ヴィサヤス大学名誉教授   12:00–13:00 ランチ休憩 13:00–15:00 円卓会議 モデレーター:マックス・マキト(Dr. Max Maquito)SGRAフィリピン代表   15:00–15:30 ミリエンダ休憩 セミナー終了後 UPLBキャンパス見学   Program in English    
  • 2016.12.27

    第56回SGRAフォーラム「人を幸せにするロボット」へのお誘い

    下記の通りSGRAフォーラムを開催いたします。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。   テーマ:「人を幸せにするロボット(人とロボットの共生社会をめざして 第2回)」   日 時:2017年2月11日(土・休)午後1時30分~4時30分 会 場:東京国際フォーラム ガラス棟 G501 号室 参加費:フォーラムは無料 懇親会は賛助会員・学生1000円、メール会員・一般2000円 お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局([email protected], 03-3943-7612)   ポスター   ◇フォーラムの趣旨   近年、ニュースや様々なイベントなどで人型ロボットを見かける機会も多くなってきました。今、私たちの日々の生活をサポートしてくれる「より人間らしいロボット ヒューマノイド」の開発が急ピッチに進んでいます。 一方で、私たちの日常生活の中では、既に多種多様なロボットが入り込んでいる、といわれています。例えば「お掃除ロボット」、「全自動洗濯機」、「自動運転自動車」などなど。ロボット研究者によれば、これらもロボットなのだそうです。では、ロボットとは何なのでしょうか?   そして、未来に向けて「こころを持ったロボット」の開発がA.I.(Artificial Intelligence) の研究をベースに進められています。「こころを持ったロボット」は可能なのでしょうか?「ロボットのこころ」とは何なのでしょうか?この問題を突き詰めて行くと、「こころ」とは何か?という哲学の永遠の命題に行きあたります。 今回のフォーラムでは、第一線で活躍中のロボット研究者と気鋭の哲学者が、人を幸せにするロボットとは何か?人とロボットが共生する社会とは?など、皆さまの興味や疑問にわかり易くお答えします。   ◇プログラム 詳細はプログラムをご覧ください。   【基調講演】「夢を目指す若者が集う大学とロボット研究開発の取り組み」 稲葉雅幸(Masayuki Inaba)東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻教授 ロボットの研究開発は数十年の歴史があり、工場内から社会生活のさまざまな分野への活躍が期待されています。ロボットで社会貢献の夢を抱く若者が集い、社会へ飛び立ってゆく大学におけるロボット研究開発の取り組みについてご紹介します。   【プレゼンテーション1】「ロボットが描く未来」 李 周浩(Joo-Ho Lee)立命館大学情報理工学部情報コミュニケーション学科教授 SF映画、SF小説、SF漫画、未来の社会を描く物語には必ずと言っても過言ではないくらいロボットが出てきます。本講演では,予測可能な未来を実現させる技術としてのロボットについて、また、そのロボットが現在の社会に与える影響に関する内容を中心に話題を提供します。   【プレゼンテーション2】「ロボットの心、人間の心」 文 景楠(Kyungnam Moon)東京大学教養学部助教(哲学) ロボットは人間のような心をもつことができるのでしょうか。それ以前に、心を「もつ」や「もたない」といったことはそもそも何を意味しているのでしょうか。私のプレゼンテーションでは、こういった問題を哲学的な観点から一緒に考えます。   【プレゼンテーション3】「(絵でわかる)ロボットのしくみ」 瀬戸 文美(Fumi Seto)物書きエンジニア   「絵でわかるロボットのしくみ」はロボット工学へのはじめの一歩を踏み出すためのガイドブックとして、数式や専門用語を用いずに分野全体の俯瞰を行うことを目的とした書籍です。この本ができるまでの紆余曲折をお話しし、ロボットや科学技術を身近なものとするにはどうしたらよいか、皆さんと考えたいと思います。   【フリーディスカッション】-フロアとの質疑応答-