SGRAイベントへのお誘い
第61回SGRAフォーラム「日本の高等教育のグローバル化!?」へのお誘い
下記の通りSGRAフォーラムを開催いたします。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛ご連絡ください。
◆「日本の高等教育のグローバル化!?」
~グローバル人材育成とはなんだろうか~
日時:2018年10月13日(土)午後1時30分~4時30分 その後懇親会
参加費:フォーラム・懇親会ともに無料
お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局([email protected], 03-3943-7612)
◇ポスター
◇フォーラムの趣旨
2012年に日本再生戦略の中で若者の海外留学の促進とグローバル人材育成が謳われ、5年が経過した。グローバル人材の育成には、多方面かつグローバルな観点での議論と政策が不可欠であるが、現在の諸政策は外国語能力の向上と異文化理解の体得を推進するに留まっている。例えば、TOEFL・TOEICを利用した英語習得及び評価や英語での授業展開を中心としたものや、海外留学の推奨など日本から海外に出る方向に集中していることが挙げられる。また、その対象が日本人に限られている点など、現時点におけるグローバル人材育成の方針は一方面かつローカルな視点から進められているようにとれる。
一方、教育の受け手であり、育成される対象である若者がこのような現状をどのように受け止め行動しているのかはあまり議論されず取り残されたままである。今後スーパーグローバル大学(SGU)から全国の大学にグローバル人材育成教育の政策がさらに促進・拡大されることを踏まえると、今一度現状を振り返る必要がある。
そこで本フォーラムでは、高等教育のグローバル化をめぐる大学と学生の実態を明らかにし、同様の施策をとる他国との比較を通して同政策の意義を再検討する。さらに日本に住み教鞭を執る外国人研究者が中心となって発表することで本テーマに新たな視点をもたらすことが期待される。
総合司会:張建(東京電機大学特任教授)
【問題提起】
沈雨香(早稲田大学助手)
「スーパーグローバル大学(SGU)の現状と若者の受け止め方:早稲田大学を例として」
【講演1】
吉田文(早稲田大学教授)
「日本の高等教育のグローバル化、その現状と今後の方向について」
【講演2】
シン・ジョンチョル(ソウル大学) *逐次通訳付
「韓国人大学生の海外留学の現状とその原因の分析」
【事例報告】
・関沢和泉(東日本国際大学准教授)「内向き志向なのか――地方小規模私立大学における《留学》」
・ムラット・チャクル(関西外国語大学講師)「関西外国語大学におけるグローバル人材育成の現状」
・金範洙(東京学芸大学特命教授)「日本の高等教育のグローバル展開を支えるサブプログラム事例」
【フリーディスカッション】「日本の高等教育のグローバル化!?」
-討論者を交えたディスカッションとフロアとの質疑応答-
モデレーター:シム・チュンキャット(昭和女子大学准教授)