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2009.01.23
SGRAレポート第46号
第31回フォーラム講演録
「水田から油田へ:日本のエネルギー供給、食糧安全と地域の活性化」
2009年1月10日発行
<もくじ>
【基調講演】東城 清秀(東京農工大農学部准教授)
「エネルギー、環境、農業の融合を考える:バイオマス利用とエネルギー自給・地域活性化」
【報告】田村 啓二(福岡県築上町産業課資源循環係)
「福岡県築上町の米エタノール化地域モデル:水田を油田にするための事業構想」
【パネルディスカッション】
進行:李 海峰(北九州市立大学国際環境工学部特任准教授、SGRA研究員)
コメンテーター:外岡 豊(埼玉大学経済学部教授、SGRA顧問)
パネリスト:発表者
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2008.07.01
レポート第45号
第30回SGRAフォーラム
「教育における『負け組』をどう考えるか~日本・中国・シンガポール~」講演録
2008年9月20日発行
【発表1】佐藤 香(東京大学社会科学研究所准教授)
「日本の高校にみる教育弱者と社会的弱者」
【発表2】山口真美(アジア経済研究所研究員)
「中国の義務教育格差~出稼ぎ家庭の子ども達を中心に~」
【発表3】シム・チュン・キャット(東京大学大学院教育学研究科博士課程)
「高校教育の日星比較~選抜度の低い学校に着目して~」
【オープン・フォーラム】
進行:孫 軍悦(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
パネリスト:発表者全員
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2008.06.25
レポート第44号
第29回SGRAフォーラム
「広告と社会の複雑な関係」講演録
(2008年6月25日発行)
<もくじ>
【基調講演】関沢 英彦「広告と社会の複雑な関係」
(東京経済大学コミュニケーション学部教授・博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェロー)
【発表1】徐 向東「中国における社会変動と企業のマーケティング活動」
((株)中国市場戦略研究所代表取締役・SGRA人的資源と技術移転研究チームチーフ)
【発表2】オリガ・ホメンコ「ウクライナにおける広告と社会の複雑な関係~広告がなかった時代からグローバル化の中へ~」
(早稲田大学国際教養学部訪問学者、学術振興会外国人特別研究員、SGRA研究員)
【パネルディスカッション】「広告と社会の複雑な関係」
進行:関沢 英彦
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2008.04.11
レポート第43号
渥美奨学生の集い講演録
平川 均 「鹿島守之助とパン・アジア主義」
2008年3月1日発行
鹿島守之助博士は、今日、鹿島建設元社長として昭和期を代表する卓越した実業家であると同時に、政治家、外交史研究者でもあった人物として知られている。日本の外交研究とそれに関する活動にも多大な貢献を果した。しかし、彼が1920年代後半以降、生涯を通じて、独特なアジア主義者として「アジア連盟」あるいは「アジア共同体」の理想を追求した人物であったことを知る人は少ない。彼が73年に、かつての生家・永富家の一角に「わが最大の希願は、いつの日にか パンアジアの実現を見ることである」と刻んだ碑を建立していたことを知れば、意外に思う人がほとんどであろう。実際、彼の国際政治や外交に関する膨大な著作や政治活動の軌跡を辿るならば、彼は確かに「汎(ハン)アジア」「パン・アジア」を悲願としており、大戦後の多彩な社会活動も彼の思想と深く関っている。
彼のアジア主義はどのような思想であり、その思想に駆り立てたものは何か、彼の思想が「大東亜共栄圏」によって象徴される日本のアジア侵略の試練とどう関り、その試練をどう潜り抜けてきたか、彼の構想が戦後むしろ省みられないできたのは何故かなどである。
東アジア共同体への関心が21世紀に入って急速に高まっている現在、鹿島博士のパン・アジア論に改めて光を当てることによって、今日の東アジア共同体に資する何かを発見できるのではないか。報告ではほぼ時代に沿って鹿島のパン・アジア論の生成と変遷をみた後、その思想と論理の特徴を確認したい。そのことによって上述の疑問の幾つかに回答を試みたい。
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2008.03.20
SGRAレポート42号(日本語版)
SGRAレポート42号(中国語版)
講演録:高見邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)
「黄土高原緑化協力の15年:無理解と失敗から相互理解と信頼へ」
2008年1月30日発行
緑の地球ネットワークは1992年以来、山西省大同市の農村で緑化協力を継続している。大同市は北京の西300kmほどのところにあり、北京の水源、風砂の吹き出し口でもある。そこで深刻な沙漠化と水危機が進行している。「ゼロからの出発」とよくいうが、歴史問題をかかえた大同ではマイナスからのスタートだった。初期は失敗つづきだったが、その後、日本側の専門家や中国のベテラン技術者の参加をえて、だんだんと軌道に乗ってきた。協力の双方も失敗と苦労を通じ、お互いを理解し、信頼しあうようになってきた。いまでは「国際協力の貴重な成功例」とまで評価されるようになっている。その経験と教訓を話したい。
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2008.03.15
レポート第41号
第28回SGRAフォーラム in 軽井沢講演録
(2008年3月15日発行)
<もくじ>
【基調講演】島薗 進(東京大学文学部宗教学宗教史学科教授)
「いのちの尊厳と日本の宗教文化」
【発表1】秋葉 悦子(富山大学経営法学科教授)
「カトリック<人格主義>生命倫理学の日本における受容可能性」
【発表2】井上ウィマラ(高野山大学文学部スピリチュアルケア学科助教授)
「悲しむ力と育む力:本当の自分に出会える環境づくり」
【発表3】大谷いづみ(立命館大学産業社会学部教授)
「『尊厳ある死』という思想の生成と『いのちの教育』」
【パネルディスカッション】
進行:ランジャナ・ムコパディヤーヤ (名古屋市立大学大学院人間文化研究科助教授、SGRA研究員)
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2008.02.20
SGRAレポート第40号
第27回SGRAフォーラムin 秋葉原 講演録
「アジアの外来種問題:ひとの生活との関わりを考える」
(2008年5月30日発行)
もくじ
【基調講演】「外来生物とどう付き合うか:アジアの淡水魚を中心に」
多紀 保彦(自然環境研究センター理事長、長尾自然環境財団理事長、東京水産大学名誉教授)
【発表1】「外来生物問題への取り組み:いま日本の水辺で起きていること」
加納 光樹(自然環境研究センター研究員)
【発表2】「インドシナの外来種問題:魚類を中心として、フィールドからの報告」
プラチヤー・ムシカシントーン(カセサート大学水産学部講師、SGRA研究員)
【パネルディスカッション】
「アジアの外来種問題:ひとの生活との関わりを考える」
進行:今西淳子(SGRA代表)
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2007.11.30
SGRAレポート第39号
第26回SGRAフォーラム
講演録「東アジアにおける日本思想史:私たちの出会いと将来」
2007年11月30日発行
【基調講演】黒住 真(東京大学大学院総合文化研究科教授)
「日本思想史の『空白』を越えて」
【発表1】韓 東育(東北師範大学歴史文化学院院長)
「東アジアにおける絡み合う思想史とその発見」
【発表2】趙 寛子(中部大学人文学部准教授)
「『もののあわれ』を通じてみた『朝鮮』」
【発表3】林 少陽(東京大学大学院総合文化研究科特任助教授、SGRA研究員)
「越境の意味:私と日本思想史との出会いを手がかりに」
【パネルディスカッション】
進行:孫 軍悦(東京大学大学院総合文化研究科博士課程、SGRA研究員)
パネリスト:上記講演者
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2007.08.31
SGRAレポート第38号
第6回日韓アジア未来フォーラム in 葉山講演録
「親日・反日・克日:多様化する韓国の対日観」
2007年8月31日発行
総合司会: 金 雄熙(仁荷大学副教授、SGRA研究員)
【開会の辞】今西淳子(SGRA代表、渥美国際交流奨学財団常務理事)
【挨拶】李 鎮奎(未来人力研究院院長、高麗大学経営学部教授)
【発表1】金 範洙 キン・ボンス(東京学芸大学講師、SGRA研究員)
「近代における韓国人の日本留学と人的ネットワークの形成」
【発表2】趙 寛子 チョウ・クァンジャ(中部大学人文学部助教授)
「北朝鮮の戦時体制と韓国の歴史認識/論争」
【発表3】玄 大松 ヒョン・デソン(東京大学東洋文化研究所助教授)
「独島/竹島と反日」
【発表4】小針 進 こはり・すすむ(静岡県立大学国際関係学部助教授)
「韓流と日韓関係」
【フリーディスカッション】
進行:南 基正(国民大学助教授、SGRA研究員)
フォーラム参加者全員(未来財団日本研究チーム、SGRA研究員、ゲスト等、約25名)
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2007.06.10
SGRAレポート第37号
SGRAフォーラム in 北京 パネルディスカッション講演録
「若者の未来と日本語」
2007年6月10日発行
総合司会:孫 建 軍(北京大学日本言語文化学部助教授、SGRA研究員)
【パネルディスカッション】
進行:朴 貞 姫(北京語言大学 助教授、SGRA研究員)
■「ビジネス日本語とは」
池崎美代子(JRP専務理事、SGRA会員)
■「グローバル企業が求める人材」
武田春仁(富士通(中国)有限公司副董事長(兼)総経理)
■「日本文化と通訳の仕事」
張 潤北(三井化学北京事務所所長代理)
■「『日本語』の壁を超える」
徐 向東(キャストコンサルティング代表取締役、SGRA研究チーフ)