SGRAレポートの紹介

  • 2006.02.20

    レポート第31号「東アジアの経済統合:雁はまだ飛んでいるか」

    SGRAレポート第31号   第20回SGRAフォーラムin軽井沢 「東アジアの経済統合:雁はまだ飛んでいるか」 講演録 2006年2月20日発行   【基調講演】渡辺利夫(拓殖大学学長)                        「東アジア共同体への期待と不安」   【ゲスト講演】トラン・ヴァン・トウ(早稲田大学教授)                          「東アジアの雁行型工業化とベトナム」   【研究報告1】範 建亭(上海財経大学国際工商管理学院助教授、SGRA研究員)                            「中国家電産業の雁行型発展と日中分業」   【研究報告2】白 寅秀(韓国産業資源部産業研究院副研究委員、SGRA研究員)                               「韓・中・日における分業構造の分析と展望―化学産業を中心としてー」   【研究報告3】エンクバヤル(環日本海経済研究所ERINA研究員)                                「モンゴルの経済発展と東北アジア諸国との経済関係」   【研究報告4】F.マキト(フィリピンアジア太平洋大学研究助教授、SGRA研究チーフ)                              「共有型成長を可能にする雁行形態ダイナミックス(フィリピンの事例)」   【パネルディスカッション】 進行: 李 鋼哲(北陸大学教授、SGRA研究員)     【総括】平川 均(名古屋大学大学院経済学研究科教授、SGRA顧問)
  • 2005.12.20

    レポート第30号「東アジア文化再考:自由と市民社会をキーワードに」

    SGRAレポート第30号   第19回SGRAフォーラム 講演録 「東アジア文化再考:自由と市民社会をキーワードに」 2005年12月20日発行   【ゲスト講演】宮崎法子(実践女子大学文学部教授)                            「中国山水画の住人たち-「隠逸」と「自由」の形 - 」   【ゲスト講演】東島 誠(聖学院大学人文学部助教授)        「東アジアにおける市民社会の歴史的可能性」   【フロアーとの質疑応答】        進行 高 熙卓(SGRA「地球市民研究」チーフ、グローカル文化研究所首席研究員)  
  • 2005.08.01

    レポート第29号「韓流・日流―東アジア地域協力におけるソフトパワー―」

    SGRAレポート第29号   第4回日韓アジア未来フォーラム・第18回フォーラム講演録 「韓流・日流―東アジア地域協力におけるソフトパワー―」 李 鎮奎、林 夏生、金 智龍、道上尚史、木宮正史、李 元徳 日本語版 2005年5月20日   ---もくじ-----------------   【ゲスト講演】「韓流の虚と実」         李 鎮奎(イ・ジンギュ)未来人力研究院院長、高麗大学経営学部教授、SGRA顧問   【主題発表1】「日韓文化交流政策の政治経済学」         林 夏生(はやし・なつお)富山大学人文学部国際文化学科助教授   【研究報告2】「冬ソナで友だちになれるのか」         金 智龍(キム・ジリョン)文化評論家   【パネルディスカッション】 進行:金 雄熙(キム・ウンヒ)仁荷大学助教授、SGRA研究員 パネリスト:講演者3名に加えて 道上尚史(みちがみ・ひさし)内閣府参事官(元在韓国日本大使館参事官) 木宮正史(きみや・ただし)東京大学大学院総合文化研究科助教授 李 元徳(イ・ウォンドク)国民大学副教授  
  • 2005.07.31

    レポート第28号「日本は外国人をどう受け入れるべきか―地球市民の義務教育―」

    SGRAレポート第28号   第17回SGRAフォーラム講演録 「日本は外国人をどう受け入れるべきか―地球市民の義務教育―」 宮島 喬、ヤマグチ・アナ・エリーザ、朴 校煕、小林宏美 2005年7月30日   ---もくじ-----------------   【ゲスト講演】「学校に行けない子どもたち:外国人児童生徒の不就学問題」                               宮島 喬(立教大学社会学部教授)   【研究報告1】「在日ブラジル人青少年の労働者家族が置かれている状況と問題点:集住地域と分散地域の比較研究」                                ヤマグチ・アナ・エリーザ(一橋大学社会学研究科博士課程、SGRA研究員)   【研究報告2】「在日朝鮮初級学校の『国語』教育に関する考察:国民作りの教育から民族的アイデンティティ自覚の教育へ」                                朴 校煕(東京学芸大学連合大学院博士課程)   【研究報告3】「カリフォルニア州における二言語教育の現状と課題:ロサンゼルスの3つの小学校の事例から」                                 小林宏美 (慶應義塾大学大学院法学研究科、静岡文化芸術大学非常勤講師)   【パネルディスカッション】 進行:角田英一(アジア21世紀奨学財団常務理事、SGRA顧問)  
  • 2005.07.30

    レポート第27号「東アジア軍事同盟の過去・現在・未来」

    SGRAレポート第27号   第16回フォーラム講演録 「東アジア軍事同盟の過去・現在・未来」 竹田いさみ、R.エルドリッヂ、朴 栄濬、渡辺 剛、伊藤裕子 日本語版 2005年7月30日   ---もくじ-----------------   【基調講演】「対テロ戦争にみる安全保障の新展開」                            竹田いさみ(獨協大学外国語学部教授)   【研究報告1】「日米関係における『日米同盟』―過去、現在、今後」                                 ロバート・エルドリッヂ(大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授)   【研究報告2】「ポスト冷戦期における米韓同盟の持続と変化」                                 朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院助教授、SGRA研究員)   【研究報告3】「台湾内政の変動と台米同盟」                               渡辺 剛(杏林大学総合政策学部専任講師)   【研究報告4】「米比同盟と冷戦・ナショナリズム・対テロ戦争」                                 伊藤裕子(亜細亜大学国際関係学科助教授)   【パネルディスカッション】                               進行:南 基正(東北大学法学部教授、SGRA研究員)  
  • 2005.04.24

    レポート第26号「この夏、東京の電気は大丈夫?」

    SGRAレポート第26号   第15回フォーラム講演録 「この夏、東京の電気は大丈夫?」 中上英俊、高偉俊 日本語版 2005年1月24日   ---もくじ-----------------   【ゲスト講演】「この夏、東京の電気は大丈夫?」                                 中上英俊(住環境計画研究所長)   【研究報告】「この夏、上海の電気は大丈夫?」                             高 偉俊(北九州市立大学国際環境工学部助教授、SGRA研究チーフ)   【パネルディスカッション】                             進行:李 海峰(建築研究所客員研究員、SGRA運営委員)  
  • 2005.03.31

    レポート第25号「国境を越えるE-learning」

    SGRAレポート第25号   第14回フォーラム講演録 「国境を越えるE-Learning」 斎藤信男、福田収一、渡辺吉鎔、F.マキト、金雄熙 日本語版 2005年3月31日発行   ---もくじ-----------------   【基調講演】「Asia E-Learning Networkと大学の国際戦略」                            斎藤信男(慶応義塾大学常任理事)   【ゲスト講演1】「ネットワークを介したGlobal Project Based Learning―都立科学技術大学とスタンフォード大学の協調授業を事例として―」                                    福田収一(都立科学技術大学工学部長、教授、SGRA会員)   【ゲスト講演2】「日中韓3大学リアルタイム共同授業の可能性と課題―慶応・復旦・遠世大学の国際化戦略とオンライン共同授業―」                                    渡辺吉鎔(慶応大学総合政策学部教授)   【研究報告1】「オンライン授業の可能性と課題~私の場合~                                   -フィリピンアジア太平洋大学(UAP)-名古屋大学、及びテンプル大学ジャパン(TUJ)でのオンライン授業を事例として-」                                F.マキト(フィリピンアジア太平洋大学研究助教授、SGRA研究員)   【研究報告2】「韓国の大学における国際的E-Learningの現状と課題」                                 金雄煕(韓国仁荷大学校国際通商学部助教授・SGRA研究員)   【パネルディスカッション】                                 進行:王溪 Wang Xi(東京大学新領域創成科学研究科研究助手・SGRA研究員)                                 パネラー:斎藤信男、福田収一、渡辺吉鎔、F.マキト、金雄熙    
  • 2004.10.25

    レポート第24号「1945年のモンゴル人民共和国の中国に対する援助―その評価の歴史―」

    SGRAレポート第24号   投稿レポート 「1945年のモンゴル人民共和国の中国に対する援助―その評価の歴史―」 フスレ(東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程・昭和女子大学非常勤講師) 日本語版 2004年10月25日発行   ---はじめに-----------------    20世紀、モンゴル国は2回にわたって大規模に軍隊を派遣して内モンゴルに進出した。第1回目は1913年 、第2回目は1945年のことである。ソ連が日本に宣戦を布告した翌日の8月10日、モンゴル人民共和国も日本に宣戦布告したことを発表し、チョイバルサン元帥がモンゴル軍を率いてソ連軍と一緒に中国に進入した。その間、1920年代、30年代の初期にもモンゴル人民共和国は内モンゴル、ひいては中国の革命を援助したことがある。内モンゴル人民革命党はモンゴル人民革命党の援助のもとで設立され、しかも終始同党の援助を受けていた。内モンゴル人民革命党は数度にわたって学生や幹部をモンゴル人民革命党中央党校へ留学させた。同党の執行委員会は1927年からウランバートルに移転した。同時に、コミンテルンとソ連の了解のもとで、モンゴル人民共和国は政治・経済・軍事面から馮玉祥の国民軍を援助し、ウランバートルは中国共産党、内モンゴル人民革命党とコミンテルン、ソ連共産党の中継地の一つとなった。  1920年代のモンゴル人民共和国の内モンゴルに対する援助やその性格などについては、二木博史氏、郝維民氏、ザヤータイ氏、及び拙稿などがすでに論述したことがあるので、ここでは繰り返さない。本稿ではモンゴル国、中国共産党・国民党などの史料を利用し、1945年のモンゴル人民共和国の内モンゴルへの出兵に焦点をあて、モンゴル国、中国共産党・国民党、そして内モンゴルの学者がどのようにこの出兵をみてきたのか、その評価の歴史をさぐってみたい。この研究は1945年の東アジアの歴史の一側面の理解にとどまらず、世界で民主化が進む中、中国が国家統合を強調し、「中華民族多元一体論」をうたっている今日、どのように歴史をみるのか、どのように国と国の関係、民族問題を認識するのかを考える上でも有益であると思われる。  
  • 2004.08.25

    レポート第23号「日本はどう外国人を受け入れるべきか」

    SGRAレポート第23号(PDF)   第13回フォーラム講演録 「日本はどう外国人を受け入れるべきか」 宮島 喬、イコ・プラムディオノ 日本語版 2004年3月   ---もくじ-----------------   開会挨拶 今西淳子(SGRA代表)   【ゲスト講演】「移民国日本へ?ヨーロッパとの比較の中で考える」        宮島 喬(立教大学社会学部教授)   【活動報告】「研修生制度の現状と問題点ーインドネシア研修生を事例として」        イコ・プラムディオノ(SGRA研究員・東京大学工学部博士課程)   【講演者と参加者による自由討論】        進行:角田英一(アジア21世紀奨学財団常務理事)   -------------------------  
  • 2004.07.20

    レポート第22号「民族紛争:どうして起こるのか、どう解決するか」

    SGRAレポート第22号   渥美奨学生の集い講演録 「民族紛争:どうして起こるのか、どう解決するか」 明石 康(スリランカ問題担当日本政府代表・日本紛争予防センター会長)   ---講演報告--------------   2003年11月11日(火)午後6時より、渥美財団評議員で日本紛争予防センター会長の明石康氏をお迎えして「渥美奨学生の集い」が開催されました。明石氏は、今後国際協調のために留学生の役割がますます大切になることを提起された後、元国連事務次長時代にカンボジアと旧ユーゴスラビアで地域紛争の平和調停を務め、現在は日本政府代表としてスリランカ調停にあたられているご自身の体験に基づき「民族紛争―どうして起こるか、どう解決するか」というお話をしてくださいました。「民族」とは主観的なものである。カンボジア、旧ユーゴスラビア、ソマリア、ルワンダなどの事例から原因はさまざまであるが、貧しいことだけでは紛争は起こらず、格差がある場合に問題が起こる。解決へ向ける方法もたくさんあり、スリランカでは経験豊富なノルウェイの専門家と一緒に、いろいろなことを試してみている。国連は当該国の協力がある場合に効果的な問題解決ができる。そして、現在は、紛争が起きる前に対処するためにODAが使えるようにしようとしていること等を教えていただきました。また、今後の懸念としてメディアをとりあげ「正しく報道されるのは2割くらい」と指摘されました。その後の質疑応答では、紛争の原因としては経済格差と同時にいじめや恨みも考えなければならないこと、国連の地位をあげるために安全保障理事会の改革が検討されていること、ODAを各国政府に与えるとますます格差が増すので現 在はNGOへの支援が進んでいることなど、丁寧にお答えいただきました。