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2005.04.24
SGRAレポート第26号
第15回フォーラム講演録
「この夏、東京の電気は大丈夫?」
中上英俊、高偉俊
日本語版
2005年1月24日
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【ゲスト講演】「この夏、東京の電気は大丈夫?」
中上英俊(住環境計画研究所長)
【研究報告】「この夏、上海の電気は大丈夫?」
高 偉俊(北九州市立大学国際環境工学部助教授、SGRA研究チーフ)
【パネルディスカッション】
進行:李 海峰(建築研究所客員研究員、SGRA運営委員)
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2005.03.31
SGRAレポート第25号
第14回フォーラム講演録
「国境を越えるE-Learning」
斎藤信男、福田収一、渡辺吉鎔、F.マキト、金雄熙
日本語版
2005年3月31日発行
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【基調講演】「Asia E-Learning Networkと大学の国際戦略」
斎藤信男(慶応義塾大学常任理事)
【ゲスト講演1】「ネットワークを介したGlobal Project Based Learning―都立科学技術大学とスタンフォード大学の協調授業を事例として―」
福田収一(都立科学技術大学工学部長、教授、SGRA会員)
【ゲスト講演2】「日中韓3大学リアルタイム共同授業の可能性と課題―慶応・復旦・遠世大学の国際化戦略とオンライン共同授業―」
渡辺吉鎔(慶応大学総合政策学部教授)
【研究報告1】「オンライン授業の可能性と課題~私の場合~
-フィリピンアジア太平洋大学(UAP)-名古屋大学、及びテンプル大学ジャパン(TUJ)でのオンライン授業を事例として-」
F.マキト(フィリピンアジア太平洋大学研究助教授、SGRA研究員)
【研究報告2】「韓国の大学における国際的E-Learningの現状と課題」
金雄煕(韓国仁荷大学校国際通商学部助教授・SGRA研究員)
【パネルディスカッション】
進行:王溪 Wang Xi(東京大学新領域創成科学研究科研究助手・SGRA研究員)
パネラー:斎藤信男、福田収一、渡辺吉鎔、F.マキト、金雄熙
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2004.10.25
SGRAレポート第24号
投稿レポート
「1945年のモンゴル人民共和国の中国に対する援助―その評価の歴史―」
フスレ(東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程・昭和女子大学非常勤講師)
日本語版
2004年10月25日発行
---はじめに-----------------
20世紀、モンゴル国は2回にわたって大規模に軍隊を派遣して内モンゴルに進出した。第1回目は1913年 、第2回目は1945年のことである。ソ連が日本に宣戦を布告した翌日の8月10日、モンゴル人民共和国も日本に宣戦布告したことを発表し、チョイバルサン元帥がモンゴル軍を率いてソ連軍と一緒に中国に進入した。その間、1920年代、30年代の初期にもモンゴル人民共和国は内モンゴル、ひいては中国の革命を援助したことがある。内モンゴル人民革命党はモンゴル人民革命党の援助のもとで設立され、しかも終始同党の援助を受けていた。内モンゴル人民革命党は数度にわたって学生や幹部をモンゴル人民革命党中央党校へ留学させた。同党の執行委員会は1927年からウランバートルに移転した。同時に、コミンテルンとソ連の了解のもとで、モンゴル人民共和国は政治・経済・軍事面から馮玉祥の国民軍を援助し、ウランバートルは中国共産党、内モンゴル人民革命党とコミンテルン、ソ連共産党の中継地の一つとなった。 1920年代のモンゴル人民共和国の内モンゴルに対する援助やその性格などについては、二木博史氏、郝維民氏、ザヤータイ氏、及び拙稿などがすでに論述したことがあるので、ここでは繰り返さない。本稿ではモンゴル国、中国共産党・国民党などの史料を利用し、1945年のモンゴル人民共和国の内モンゴルへの出兵に焦点をあて、モンゴル国、中国共産党・国民党、そして内モンゴルの学者がどのようにこの出兵をみてきたのか、その評価の歴史をさぐってみたい。この研究は1945年の東アジアの歴史の一側面の理解にとどまらず、世界で民主化が進む中、中国が国家統合を強調し、「中華民族多元一体論」をうたっている今日、どのように歴史をみるのか、どのように国と国の関係、民族問題を認識するのかを考える上でも有益であると思われる。
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2004.08.25
SGRAレポート第23号(PDF)
第13回フォーラム講演録
「日本はどう外国人を受け入れるべきか」
宮島 喬、イコ・プラムディオノ
日本語版
2004年3月
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開会挨拶 今西淳子(SGRA代表)
【ゲスト講演】「移民国日本へ?ヨーロッパとの比較の中で考える」
宮島 喬(立教大学社会学部教授)
【活動報告】「研修生制度の現状と問題点ーインドネシア研修生を事例として」
イコ・プラムディオノ(SGRA研究員・東京大学工学部博士課程)
【講演者と参加者による自由討論】
進行:角田英一(アジア21世紀奨学財団常務理事)
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2004.07.20
SGRAレポート第22号
渥美奨学生の集い講演録
「民族紛争:どうして起こるのか、どう解決するか」
明石 康(スリランカ問題担当日本政府代表・日本紛争予防センター会長)
---講演報告--------------
2003年11月11日(火)午後6時より、渥美財団評議員で日本紛争予防センター会長の明石康氏をお迎えして「渥美奨学生の集い」が開催されました。明石氏は、今後国際協調のために留学生の役割がますます大切になることを提起された後、元国連事務次長時代にカンボジアと旧ユーゴスラビアで地域紛争の平和調停を務め、現在は日本政府代表としてスリランカ調停にあたられているご自身の体験に基づき「民族紛争―どうして起こるか、どう解決するか」というお話をしてくださいました。「民族」とは主観的なものである。カンボジア、旧ユーゴスラビア、ソマリア、ルワンダなどの事例から原因はさまざまであるが、貧しいことだけでは紛争は起こらず、格差がある場合に問題が起こる。解決へ向ける方法もたくさんあり、スリランカでは経験豊富なノルウェイの専門家と一緒に、いろいろなことを試してみている。国連は当該国の協力がある場合に効果的な問題解決ができる。そして、現在は、紛争が起きる前に対処するためにODAが使えるようにしようとしていること等を教えていただきました。また、今後の懸念としてメディアをとりあげ「正しく報道されるのは2割くらい」と指摘されました。その後の質疑応答では、紛争の原因としては経済格差と同時にいじめや恨みも考えなければならないこと、国連の地位をあげるために安全保障理事会の改革が検討されていること、ODAを各国政府に与えるとますます格差が増すので現 在はNGOへの支援が進んでいることなど、丁寧にお答えいただきました。
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2004.06.30
SGRAレポート第21号(PDF)
*PDFファイルですが、かなり重いのでダウンロードに時間がかかります
第3回日韓アジア未来フォーラム講演録
「アジア共同体構築に向けての日本および韓国の役割について」
---目次-------------
基調講演:「アジア共同体構築に向けての日本と韓国」
平川 均(日本/名古屋大学)
報告1:「東北アジアという地域と韓国:韓国は地域主義をどうすべきか」
孫 洌(韓国/中央大学)
報告2:「日・中・韓IT協力の政治経済」
金雄熙(韓国/仁荷大学)
報告3:「アジア開発銀行の独自性研究:その概観」
F.マキト(日本/名古屋大学)
報告4:「韓国外交のダイナミズムと日韓関係:公共材としての日韓関係の構築に向けて」
木宮正史(日本/東京大学)
報告5:「北東アジア共同体の構築と北朝鮮問題」
李元徳(韓国/国民大学)
質疑応答
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2004.03.10
SGRAレポート第20号(PDF)
*PDFファイルですが、かなり思いのでダウンロードに時間がかかります
第12回フォーラム講演録「環境問題と国際協力:COP3の目標は実現可能か」
外岡豊、李海峰、鄭成春、高偉俊
日本語版2004.4
---もくじ------
【ゲスト講演】「地球温暖化防止のための国際協力」外岡 豊(埼玉大学経済学部社会環境設計学科教授)
【研究報告1】「ビジュアルに見る東京ヒートアイランド」李 海峰(SGRA研究員・独立行政法人建築研究所環境研究グループ)
【研究報告2】「カリフォルニア州におけるRECLAIM制度の最近動向報告」鄭 成春(SGRA研究員・鳥取環境大学専任講師)
【研究報告3】「途上国からみたCOP3目標の実施」高 偉俊(SGRA研究員・北九州市立大学助教授)
【調査報告】アジア各国の現状
韓国(鄭 成春)
モンゴル(M.アリウンサイハン:一橋大学博士課程)
フィリピン(F.マキト:フィリピンアジア太平洋大学)
ベトナム(ブ.ティ.ミン.チー:ベトナム人間研究所)
【自由討論】
【総括】木村建一(SGRA顧問、国際人間環境研究所代表)
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2003.12.04
SGRAレポート第19号(PDF)
投稿レポート
朴栄濬「海軍の誕生と近代日本:幕末海軍建設の再検討と『海軍革命』の仮説」
2003.12.4発行
----「はじめに」から--------------
19世紀の国際秩序において、海軍は先端の近代性を象徴する存在であった。海軍を構成している艦船・海軍士官と兵士・造船と修理施設・海軍組織などは、発達した科学技術や近代国家制度のバック・アップを必要とするものであった。また海軍は、米国の海軍戦略家であったアルフレッド・マーハン(Alfred Mahan)が言及しているように、制海権の掌握如何によって対外的に自国の目的を他国に強要し、場合によっては地域及び国際秩序の覇権を握ることのできる手段としての側面も持っていた。このような近代科学技術の集約と対外政策の強力な軍事的手段を意味する近代海軍が、何時から「海国」日本に形成され始めたのであろうか。そして海軍の建設は、日本の近代化や対外政策の変遷に何をもたらしたのだろうか。
(略)
そうした関心から本研究は、幕末期において幕府と諸藩が積極的に推進した海軍建設政策とその成果に光を当てて、幕末期の海軍建設の様相を明らかにすることを第一の目的とする。ただ本研究は近代日本海軍史の研究空白を埋めるだけに止まらず、幕末期に建設された海軍が日本の近代国家への変容や対外政策の転換に与えた影響を、近代日本政治外交史の文脈から検討しようとするものである。
欧米の軍事史学や歴史社会学、そして国際政治学は、近世以後の西欧世界では数多くの政治単位体が互いの戦争遂行やそれに備えるための軍隊建設を通して、官僚及び財政制度を整備し、人的・物的資源を動員できる近代国家の形成を成し遂げており、そうした近代国家体制に基づいてヨーロッパの世界拡張が可能となったとする見解を提示している 。そうであるとすれば、日本における近代海軍建設の試みは、明治国家の形成及びその対外関係の転換にどのような影響を及ぼしたのか。こうした疑問を海軍建設と関連付けて検討する必要があるだろう。つまり本研究は、幕末期における海軍建設の様相を再検討することによって、海軍史の研究空白を埋める傍ら、近代海軍建設が日本の近代国家への変容とその対外政策の転換にもたらした影響を検討し、日本の近代化に関する説明を補いたい。
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2003.08.30
SGRAレポート第18号(PDF)
第11回フォーラム講演録
「地球市民研究:国境を越える取り組み」
高橋 甫、貫戸朋子
日本語版
2003.8.30
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開会挨拶 今西淳子(SGRA代表)
【ゲスト講演1】「市民とEU」
高橋 甫(駐日欧州委員会代表部調査役)
【ゲスト講演2】「国境なき医師団的発想とは」
貫戸朋子(国境なき医師団日本プログラムマネジメント担当)
【講演者と参加者による自由討論】
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2003.03.30
SGRAレポート第17号(PDF)
SGRAレポート第17号 英語版(PDF)
第10回フォーラム講演録
「21世紀の世界安全保障と東アジア」
白石隆、南基正、李恩民、村田晃嗣
日本語版2003.3.30発行、英語版2003.6.6発行
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開会挨拶 今西淳子(SGRA代表)
【基調講演】「日本とアジア」
白石 隆(京都大学東南アジア研究センター教授)
【講演1】「朝鮮半島の平和構築と日本の役割」
南 基正(SGRA世界平和研究チーフ、東北大学大学院法学研究科助教授)
【講演2】「中国の東アジア戦略を解く」
李 恩民(SGRA歴史問題研究チーフ、宇都宮大学国際学部外国人教師)
【講演3】「ブッシュ政権の東アジア戦略」
村田晃嗣(同志社大学法学部助教授)
【講演者と参加者による自由討論】
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