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2017.11.16
SGRAレポート第81号
SGRAレポート第81号(表紙)
第56回SGRAフォーラム
「人を幸せにするロボット-人とロボットの共生社会をめざして第2回-」
2017年11月20日刊行
<フォーラムの趣旨>
近年、ニュースや様々なイベントなどで人型ロボットを見かける機会も多くなってきた。私たちの日々の生活をサポートしてくれる「より人間らしいロボット“Humanoid”」の開発が、今、急ピッチに進んでいる。一方で、私たちの日常生活の中には、すでに多種多様なロボットが入り込んでいる、ともいわれている。例えば「お掃除ロボット」、「全自動洗濯機」、「自動運転自動車」などなど……、ロボット研究者によれば、これらもロボットなのだという。では、ロボットとは何なのだろうか?そして、未来に向けて「こころを持ったロボット」の開発がA.I.(Artificial Intelligence)の研究をベースに進められている。「こころを持ったロボット」は可能なのだろうか?「ロボットのこころ」とは何なのだろうか?この問題を突き詰めて行くと、「こころ」とは何か?という哲学の永遠の命題に行きあたる。今回のフォーラムでは、第一線で活躍中のロボット研究者と気鋭の哲学者が、それぞれの立場からロボット開発の現状をわかり易く紹介。人を幸せにするロボットとは何か?人とロボットが共生する社会とは?など、人々が抱く興味や疑問を手がかりに、さまざまな問いに答えていった。
<もくじ>
【基調講演】「夢を目指す若者が集う大学とロボット研究開発の取り組み」
稲葉雅幸(東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻教授)
【プレゼンテーション1】「ロボットが描く未来」
李 周浩(立命館大学情報理工学部情報コミュニケーション学科教授)
【プレゼンテーション2】「ロボットの心、人間の心」
文 景楠(東京大学教養学部助教(哲学))
【プレゼンテーション3】「(絵でわかる)ロボットのしくみ」
瀬戸 文美(物書きエンジニア)
【フリーディスカッション】-フロアとの質疑応答-
モデレーター:ナポレオン(SGRA)
パネリスト:稲葉雅幸、李 周浩、文 景楠、瀬戸文美ほか
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2017.07.22
SGRAレポート80号
SGRAレポート80号(表紙)
第16回日韓アジア未来フォーラム
「日中韓の国際開発協力-新たなアジア型モデルの模索-」
2017年5月16日刊行
<もくじ>
はじめに:金 雄煕(キム・ウンヒ、仁荷大学国際通商学科教授)
【報 告1】「中国的ODAの展開:レシピエントの視点」
李 恩民(桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群教授)
【報 告2】「開発協力に対するアジア的モデルの可能性の模索:北東アジア供与国間の収れんと分化」
孫 赫相(慶熙大学公共大学院院長・韓国国際開発協力研究センター所長)
【ミニ報告及び討論1】「国際開発協力におけるアジア・モデル構築に向けて」
李 鋼哲(北陸大学未来創造学部教授)
【討論2】金 泰均(ソウル大学国際大学院教授兼副院長)
【自由討論】上記報告者、渥美財団SGRA及び未来人力研究院の関連研究者
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2017.06.29
SGRAレポート第79号 中国語版 韓国語版
SGRAレポート第79号(表紙) 中国語版 韓国語版
第52回SGRAフォーラム
「日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」
2017年6月9日刊行
<もくじ>
<第一部>
【問題提起】「なぜ『国史たちの対話』が必要なのか-『国史』と『歴史』の間-」
劉 傑(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
【報 告1】「韓国の国史(研究/教科書)において語られる東アジア」
趙 珖(ソウル特別市歴史編纂委員会委員長/高麗大学校名誉教授)
【報 告2】「中国の国史(研究/教科書)において語られる東アジア-13世紀以降東アジアにおける三つの歴史事件を例に」
葛 兆光(復旦大学文史研究院教授)
【報 告3】「日本の国史(研究/教科書)におけて語られる東アジア」
三谷 博 (跡見学園女子大学教授)
<第二部>
討 論
【討 論1】「国民国家と近代東アジア」
八百啓介 (北九州市立大学教授)
【討 論2】「歴史認識と個別実証の関係-『蕃国接詔図」を例に-」
橋本 雄 (北海道大学大学院文学研究科准教授)
【討 論3】「中国の教科書に書かれた日本-教育の『革命史観』から『文明史観』への転換-」
松田麻美子 (早稲田大学)
【討 論4】「東アジアの歴史を正しく認識するために」
徐 静波 (復旦大学教授)
【討 論4】「『国史たちの対話』の進展のための提言」
鄭 淳一 (高麗大学助教授)
【討 論4】「国史における用語統一と目標設定」
金 キョンテ (高麗大学校人文力量強化事業団研究教授)
円卓会議・ディスカッション
モデレーター:南 基正(ソウル大学日本研究所副教授)、討論者:上記発表者ほか
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2017.03.28
SGRAレポート78号
SGRAレポート78号(表紙)
第51回SGRAフォーラム
「『今、再び平和について』― 平和のための東アジア知識人連帯を考える」
2017年3月27日発行
<もくじ>
はじめに:南 基正(ソウル大学日本研究所副教授)
【問題提起1】
「平和問題談話会と東アジア:日本の経験は東アジアの公共財となり得るか」
南 基正(ソウル大学日本研究所副教授)
【問題提起2】
「東アジアにおけるパワーシフトと知識人の役割」
木宮正史(東京大学大学院総合文化研究科教授)
【報告1】
「韓国平和論議の展開と課題:民族分断と東アジア対立を越えて」
朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院教授)
【報告2】
「中国知識人の平和認識」
宋 均営(中国国際問題研究院アジア太平洋研究所副所長)
【報告3】
「台湾社会における『平和論』の特徴と中台関係」
林 泉忠(台湾中央研究院近代史研究所副研究員)
【報告4】
「日本の知識人と平和の問題」
都築 勉(信州大学経済学部教授)
パネルディスカッション
討論者:劉傑(早稲田大学社会科学総合学術院教授)他、上記発表者
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2016.11.11
SGRAレポート77号(本文)
SGRAレポート77号(表紙)
第15回日韓アジア未来フォーラム
「これからの日韓の国際開発協力-共進化アーキテクチャの模索」
2016年11月10日発行
<もくじ>
はじめに:金 雄煕(キム ウンヒ、仁荷大学国際通商学部教授)
第一部
【講演1】「韓国の学者たちがみた日本のODA」
孫 赫相(ソン ヒョクサン:慶熙大学公共大学院教授・韓国国際開発協力学会会長)
【講 演 2】「韓国の開発経験とODA戦略」
深川由起子(早稲田大学政治経済学術院教授)
第二部
【円卓会議(ミニ報告と自由討論)】
【ミニ報告1】「日本のODAを振り返る-韓国のODAを念頭においた日本のODAの概括-」
平川 均(国士舘大学教授・名古屋大学名誉教授)
【ミニ報告2】「日本の共有型成長DNAの追跡-開発資金の観点から-」
フェルディナンド・C・マキト(テンプル大学ジャパン講師)
【自由討論】
モデレーター:金 雄煕(キム ウンヒ、仁荷大学国際通商学部教授)
パネリスト:上記講演者、報告者及び下記の専門家
園部哲史(政策研究大学院教授)
広田幸紀(JICAチーフエコノミスト)
張 玹植(チャン ヒョンシク:ソウル大学行政大学院招聘教授・前KOICA企画戦略理事)
その他 渥美財団SGRA及び未来人力研究院の関連研究者
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2016.11.10
SGRAレポート76号(日中合冊版)
劉 建輝(国際日本文化研究センター教授)「日中200年―文化史からの再検討」講演録
2020年6月18 日発行
☆中国語の講演録、日本語訳を一冊に纏めてあります。
<フォーラムの趣旨>
従来、東アジアの歴史を語る時、ほとんどの識者が古代の交流史と対比して、近代の抗争史を強調し、両者の間に一つの断絶を見出そうとしてきた。たしかに政治、外交だけに目を向ければ、日中、日韓などの間に戦争も含む数多くの対抗や対立が頻発し、ほとんど正常な隣国関係を築くことができなかった。しかし、もしこの間の三国間の文化的交流、往来の足跡を精査すれば、そこには近代以前とは比べられないほど多彩多様な事実、事象が存在していることに気付くだろう。そしてその多くはいずれも西洋という強烈な「他者」を相手に、互いの成果、経験、また教訓を利用しながら、その文化、文明的諸要素の吸収、受容に励む努力の跡にほかならない。その意味で、東アジア、とりわけ日中韓三国はまぎれもなく古来の文化圏と違う形で西洋受容を中心とする一つの近代文化圏を形成していたのである。
また、従来、日本にせよ、中国にせよ、その歩んできた歴史を振り返る際に、往々にして周辺との関係を軽視し、あたかも単独で自らのすべてを作り出したかのような傾向も存在している。これはあきらかに近代以降のいわゆる国民国家という枠組みの中で成立したナショナリズムに由来する一国主義のもたらした影響である。ところが、多くの古代、近代の史実が示したように、純粋な国風文化はそもそも「神話」に過ぎず、われわれはつねに他者との関係の中で「自分」そして「自分」の文化を形作ってきたのである。近代日本にとって、この他者は、むろんまず西洋という存在になるが、ともにその受容の道程を歩んだもう一つの他者――中国や韓国も当然無視すべきではないだろう。
そして、昨今、とりわけ日中の間にさまざまな摩擦が生じる時に、よく両国の「文化」の違いが強調され、その文化の差異に相互の「不理解」の原因を探ろうとする動向も見られる。しかし、これもきわめて単純な思考と言わざるを得ない。文化にはたしかに変わらない一部の古層があるが、つねに歴史性を持ち、時代に応じて流動的に変化する側面も存在する。したがって共通する大事な歴史的体験を無視し、文化の差異ばかりを強調するのはいささかも生産的ではなく、結局は自らを袋小路に追い込むことにしかならない。
以上に鑑み、本フォーラムでは、いわば在来の一国主義史観、文化相互不理解論などの弊害を修正し、過去の近代東アジア文化圏、文化共同体の存在を振り返りながら、その経験と教訓を未来にむけていかに生かすべきかについて検討し、皆さんとともにその可能性を探ってみたい。(参考文献:劉 建輝著『増補・魔都上海――日本知識人の「近代」体験』2010年、同『日中二百年――支え合う近代』2012年)
<もくじ>
【講演】 劉 建輝(国際日本文化研究センター)
「日中200年―文化史からの再検討」
【討論】
モデレーター:
王 中忱(清華大学中国文学科)
討論者:
王 京(北京大学日本言語文化学部)
劉 暁峰(清華大学歴史学科)
王 成(清華大学日本言語文学研究科)
董 炳月(中国社会科学院文学研究所)
【あとがきにかえて】
孫 建軍(北京大学日本語学科准教授)
娜荷芽(内蒙古大学蒙古歴史学科准教授)
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2016.11.09
SGRAレポート75号(本文1)
SGRAレポート75号(本文2)
SGRAレポート75号(表紙)
第50回SGRAフォーラムin北九州「青空、水、くらし-環境と女性と未来に向けて-」
2016年6月27日発行
<もくじ>
事例発表1.(日本) 「青空がほしい」運動に学ぶ-現在に問いかけるもの-
神﨑智子(アジア女性交流・研究フォーラム主席研究員)
事例発表2.(中国) 「変わるのか、人々の意識-中国の母親の環境意識の変化と活動-」
斎藤淳子(フリージャーナリスト/北京在住)
事例発表3.(韓国) 「絶え間ない歩み-韓国YWCAの環境活動と女性の社会参加:環境活動家から脱核運動へ-」
李 允淑(イ・ユンスク)(韓国YWCA運動局部長)
オープンフォーラム
モデレーター:田村慶子(北九州市立大学法学部教授・大学院社会システム研究科長)
ミニ報告:「里山を考える会の活動について」
小林直子(NPO法人里山を考える会)
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2016.11.01
SGRAレポート74号(本文1)
SGRAレポート74号(本文2)
SGRAレポート74号(表紙)
第49回SGRAフォーラム
「日本研究の新しいパラダイムを求めて」
2016年6月20日発行
<もくじ>
第一部
問題提起:「『日本研究』をアジアの『公共知』に育成するために」
劉 傑(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
【基調講演・報告】「新しい、アジアの日本研究に求めるもの」
平野健一郎(早稲田大学名誉教授、東洋文庫常務理事)
【報告1】「中国の日本研究の現状と未来」
楊 伯江(中国社会科学院日本研究所副所長)
【報告2】「台湾の日本研究の現状と未来」
徐 興慶(台湾大学日本研究センター所長)
【報告3】「東アジア日本研究者協議会への呼びかけ」
朴 喆熙(ソウル大学日本研究所所長)
【報告4】「日本研究支援の現状と展望-国際ネットワークの形成に向けて-」
茶野純一(国際交流基金日本研究・知的交流部長)
第二部
【円卓会議】
モデレーター:南 基正(ソウル大学日本研究所研究部長)
「円卓会議に向けた論点整理」
劉 傑(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
パネリスト:
梁 雲祥(北京大学国際関係学院教授)
白 智立(北京大学日本研究センター副所長)
帰 泳濤(北京大学国際関係学院副教授)
李 元徳(国民大学日本学研究所長)
劉 建輝(国際日本文化研究センター教授)
稲賀茂美(国際日本文化研究センター教授)
須藤明和(長崎大学多文化社会学部教授)
森川祐二(長崎大学多文化社会学部准教授)
林 泉忠(台湾中央研究院近代史研究所副研究員、国立台湾大学歴史学科兼任教授)
及び講演者、発表者
【総括と今後の展開】
劉 傑(早稲田大学社会科学総合学術院教授)
特別寄稿1:「方法としての東アジアの日本研究」
白 智立(北京大学日本研究センター副所長)
特別寄稿2:「アジア新時代における韓国の日本研究-ソウル大学日本研究所の試みを中心に」
南 基正(ソウル大学日本研究所研究部長)
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2015.11.24
SGRAレポート73号(本文1)
SGRAレポート73号(本文2)
SGRAレポート73号(表紙)
第14回日韓アジア未来フォーラム
第48回SGRAフォーラム
「アジア経済のダイナミズム-物流を中心に」
2015年11月10日発行
<もくじ>
はじめに
金 雄熙(仁荷大学国際通商学部教授)
【基調講演】「アジア経済のダイナミズム」榊原英資(さかきばら えいすけ:インド経済研究所理事長・青山学院大学教授)
【報 告 1】「北東アジアの多国間地域開発と物流協力」安 秉民(アン・ビョンミン:韓国交通研究院北韓・東北亜交通研究室長)
【報 告 2】「GMS(グレーター・メコン・サブリージョン)における物流ネットワークの現状と課題」ド・マン・ホーン (桜美林大学経済・経営学系准教授)
【 ミニ報告】「アジア・ハイウェイの現状と課題について」
李鋼哲(リ・コウテツ、北陸大学未来創造学部教授)
進行及び総括:金雄煕(キム・ウンヒ、仁荷大学国際通商学部教授)
討論者:上記発表者、指定討論者(渥美財団SGRA及び未来人力研究院の関連研究者)、一般参加者
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2015.11.24
SGRAレポート72号(本文)
SGRAレポート72号(表紙)
第8回チャイナフォーラム
「近代日本美術史と近代中国」
2015年10月20日発行
<もくじ>
◆第1日(2014年11月22日) 中国社会科学院文学研究所 社科講堂第一会議室(北京)
【講演1】
「近代の超克―東アジア美術史は可能か」
佐藤道信(東京藝術大学教授)
【指定討論1】
董 炳月(中国社会科学院文学研究所研究員)
【講演2】
「工芸家が夢見たアジア:〈東洋〉と〈日本〉のはざまで」
木田拓也(東京国立近代美術館工芸館主任研究員)
【指定討論2】
李 兆忠(中国社会科学院文学研究所研究員)
◆第2 日(2014年11月23日) 清華大学 甲所第3回議室
【講演1】
「工芸家が夢見たアジア:〈東洋〉と〈日本〉のはざまで」
木田拓也(東京国立近代美術館工芸館主任研究員)
【指定討論1】
林 少陽(東京大学総合文化研究科准教授))
【講演2】
「近代日本における〈工芸〉ジャンルの成立:工芸家がめざしたもの」
木田拓也(東京国立近代美術館工芸館主任研究員)
【指定討論2】
陳 岸瑛(清華大学美術学部副教授)
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