SGRAフォーラム

レポート第96号「第6回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性 ―人の移動と境界・権力・民族」

SGRAレポート第96号

 

第66回SGRAフォーラム講演録

第6回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性

 「人の移動と境界・権力・民族」

2022年6月9日発行

 

<フォーラムの趣旨>

「国史たちの対話」企画は、自国の歴史を専門とする各国の研究者たちの対話・交流を目的として2016 年に始まり、これまで全5 回を開催した。国境を越えて多くの参加者が集い、各国の国史の現状と課題や、個別の実証研究をめぐって、議論と交流を深めてきた。第5 回
は新型コロナ流行下でも対話を継続すべく、初のオンライン開催を試み、多くの参加者から興味深い発言が得られたが、討論時間が短く、やや消化不良の印象を残した。今回はやや実験的に、自由な討論に十分な時間を割くことを主眼に、思い切った大きなテーマを掲げた。
問題提起と若干のコメントを皮切りに、国や地域、時代を超えて議論を豊かに展開し、これまで広がってきた参加者の輪の連帯を一層深めたい。

 

<もくじ>

第1セッション [総合司会:李 恩民(桜美林大学)]
【開会趣旨】 はじめに
村 和明(東京大学)

【問題提起】 人の移動からみる近代日本:国境・国籍・民族
塩出浩之(京都大学)

【指定討論1】 13~14世紀のモンゴル帝国期における人の移動
韓国:趙 阮(釜山大学)

【指定討論2】 中国の歴史における大規模な人口移動
中国:張 佳(復旦大学)

【指定討論3】 古代および中世日本の出入国管理
日本:榎本 渉(国際日本文化研究センター)

 

第2セッション 指定討論 [司会:南 基正(ソウル大学)]
【指定討論4】 近代における韓国人の移動
韓国:韓 成敏(世宗大学)

【指定討論5】 中心から辺地へ―「ゾミア」という概念―
中国:秦 方(首都師範大学)

【指定討論6】 帝国・人権・南洋―政治思想の視座から―
日本:大久保健晴(慶應義塾大学)

指定討論者への応答 
塩出浩之(京都大学)

自由討論1
講師と指定討論者

 

第3セッション 自由討論2 [司会:彭 浩(大阪市立大学)]
論点整理:劉 傑(早稲田大学)
パネリスト(国史対話プロジェクト参加者):
市川智生(沖縄国際大学)、大川 真(中央大学)、佐藤雄基(立教大学)、
平山 昇(神奈川大学)、浅野豊美(早稲田大学)、沈 哲基(延世大学)、
南 基玄(韓国独立記念館)、金キョンテ(全南大学)、王 耀振(天津外国語大学)、
孫 継強(蘇州大学)

 

第4セッション 自由討論3 [司会:鄭 淳一(高麗大学)]
パネリスト(国史対話プロジェクト参加者):
市川智生(沖縄国際大学)、大川 真(中央大学)、佐藤雄基(立教大学)、
平山 昇(神奈川大学)、浅野豊美(早稲田大学)、沈 哲基(延世大学)、
南 基玄(韓国独立記念館)、金キョンテ(全南大学)、王 耀振(天津外国語大学)、
孫 継強(蘇州大学)

 

総括 宋 志勇(南開大学)、三谷 博(東京大学名誉教授)
閉会挨拶 趙 珖(高麗大学名誉教授)

 

講師略歴

 

あとがきにかえて
金キョンテ、三谷博

 

参加者リスト