SGRAイベントへのお誘い
第78回SGRAフォーラム「アジアにおけるジェンダーと暴力の関係性」へのお誘い
下記の通り第78回SGRAフォーラム ・第5回アジア文化対話(Asian Cultural Dialogues)「アジアにおけるジェンダーと暴力の関係性」を対面とオンラインのハイブリットで開催いたします。参加ご希望の方は、事前に参加登録をお願いします。
テーマ:「アジアにおけるジェンダーと暴力の関係性」
日 時:2025年9月13日(土)9:30~17:30
会 場:沖縄大学3号館101教室 およびオンライン(Zoomウェビナー)
言 語:日本語・英語(同時通訳)
参 加:無料/こちらから。
※会場参加の方もオンライン参加の方も必ず参加登録をお願いします。
お問い合わせ:SGRA事務局([email protected])
◇フォーラムの趣旨
沖縄はアジア太平洋戦争時に住民の4人に1人が死亡したとされる激しい地上戦を経験している。さらに戦後も日本国内の70%を超える米軍の施設が集中する「基地の島」と化した。女性や子どもを含む非戦闘員が犠牲となった「戦場」の暴力は、現在進行形のグローバルな課題を再考察する上で欠かすことができない題材である。軍事的な対立の際に、私たちはどのように非戦闘員の命を守るための観点を保ちうるだろうか。ジェンダーからの問いが必要な理由がそこにある。
沖縄で開催されるAsian Cultural Dialogues(ACD;アジア文化対話)フォーラムでは、地上戦を経験し、今なお米軍基地による性暴力事件が絶えない沖縄で、ジェンダーという弱者への配慮を前提とする視点から「過去・現在・未来」につなげる普遍的価値を探る。本フォーラムは「沖縄の問題」を論じるものではない。多国籍の専門家により構成され、その議論の焦点は沖縄という空間で出会う「アジア的視点」と言える。2025年度は戦後80周年という節目の年であり、いかにアジア太平洋戦争時の傷痕に向き合うかをアジア各地で議論する年でもある。議論の場である沖縄はもちろん、アジアの過去、現在、未来に一貫して忘れてはならない本質的な価値とは何かを国際的かつ学際的に、さらにはアカデミアを超えて皆で考える機会になることを望んでいる。
◇プログラム
9:30 イベント開始
ご挨拶 今西淳子(SGRA)、山代 寛(沖縄大学学長)
フォーラムの紹介 洪 玧伸(沖縄大学)
セッション① 基調講演
司会:デール ソンヤ(SGRA)、モデレーター:洪 玧伸
基調講演:冨山一郎(同志社大学)「暴力に抗する「他者」の眼差し」 45分(日本語)
コメンテーター:宮城晴美(沖縄女性史研究家)、ロバート・リケット(和光大学元教授)、グオ・リフ(筑波大学)
11:00 休憩
11:30 セッション② 交差性・各発表:30分
司会:イドジーエヴァ・ジアーナ(東京外国語大学)
発表1 高里鈴代(「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表)(日本語)
発表2 Intan Paramaditha(マッコーリー大学)、「インドネシアのフェミニズム運動」(英語)
コメンテーター:Nyi Nyi Khaw(ブリストル大学)、梁絃娥(ソウル大学)
13:00 昼食・休憩
14:00 セッション③ 戦争とジェンダー・各発表:30分
司会:リオ・アーロン(シアトル美術館)
発表1 山城紀子(沖縄タイムス元記者・フリージャーナリスト)(日本語)
発表2 Jose Jowel Canuday(アテネオ大学)「平和の最後の数マイル:ミンダナオ島バンサモロ地域のジェンダー化された最前線における長期戦争の後に何が起こるのか」(英語)
コメンテーター:福永 玄弥(東京大学)、増渕あさ子(立命館大学)
15:30 休憩
16:00 セッション④ これからに向かって・各発表:20分
司会:洪 玧伸、デール ソンヤ
発表1 徳田彩(沖縄キリスト教学院大学在学生)、松田明(沖縄キリスト教学院大学卒業生)
「沖縄の基地暴力とジェンダー:CSW国連女性の地位委員会に性暴力を訴えるー沖縄県内の動きを中心にー」(日本語)
発表2 Memee Nitchakarn (タイの学生活動家))「タイの若いフェミニスト運動の流れ」(英語)
発表3 中塚静樹(沖縄大学在学生)「沖縄戦の記憶を聴く若者たち:証言者との交流で学ぶ記憶の継承」(日本語)
コメンテーター:親川裕子(沖縄大学・Be the Change Okinawa代表)、上野さやか(沖縄大学・エンパワメント・ラボ・おきなわ共同代表 )、Bonni Rambatan (Rainbow Panda代表)
17:30 フォーラム閉会
※詳細は、下記リンクをご参照ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。