SGRAイベントへのお誘い
第23回SGRAカフェ「岐路に立つシリア ~ 抑圧から希望へ、不確実な未来への歩み ~」へのお誘い
下記の通り第23回SGRAカフェを会場及びオンラインのハイブリット方式で開催します。参加ご希望の方は、会場、オンラインの参加方法に関わらず事前に参加登録をお願いします。
テーマ:「岐路に立つシリア ~ 抑圧から希望へ、不確実な未来への歩み ~」
日 時: 2025年2月8日(土)14:00~15:30(その後懇親会)
方 法: 渥美国際交流財団ホール 及び Zoomウェビナー
言 語: 日本語
主 催: (公財)渥美国際交流財団関口グローバル研究会 [SGRA]
申 込: こちらよりお申し込みください
お問い合わせ:SGRA事務局([email protected])
■ プログラム
14:00 開会 司会 シェッダーディ アキル (慶應義塾大学)
14:05 講演 ダルウィッシュ ホサム(ジェトロ・アジア経済研究所)
14:45 討論 モハメド オマル アブディン(参天製薬株式会社)
15:00 質疑応答 & ディスカッション
司会・モデレーター:シェッダーディ アキル
オンラインQ&A担当:岩田和馬(東京外国語大学)
15:30 閉会
■ 講師からのメッセージ
シリアは今、歴史的な転換点に立っています。2011年の民衆蜂起から始まった闘いは、ついに54年にわたるアサド独裁体制の終焉に帰結しました。しかし、その代償はあまりに大きく、数十万人の命が失われ、1,300万人以上が故郷を追われる結果となりました。本イベントでは、アサド政権崩壊に至る過程を振り返り、シリア社会が直面する課題に光を当てます。抑圧と恐怖の時代から、希望と再建へ——不確実な未来への歩みを共に考察します。シリアの未来に待ち受ける困難と可能性、新たな国家再建の道とは何か。皆様と一緒に考える機会になれば幸いです。
■ 講師紹介
ダルウィッシュ ホサム Housam DARWISHEH
ジェトロ・アジア経済研究所地域研究センター研究員。専門はエジプト政治、中東・北アフリカの現代政治、地政学、国際関係。ダマスカス大学英文学・言語学部を卒業後、東京外国語大学大学院地域文化研究科で平和構築・紛争予防プログラムの修士課程および博士課程を修了し、2010年に博士号を取得。東京外国語大学大学院で講師・研究員を務めた後、ジェトロ・アジア経済研究所研究員、米国ジョージタウン大学現代アラブ研究所(CCAS)客員研究員を経て、現職。主な著作に、「エジプトの司法と『1月25日革命』―移行期における司法の政治化」(玉田編『政治の司法化と民主化』晃洋書房 2017年)、“Egypt-Sudan Relations: The Dynamics of Changing Power Relations in the Nile River Basin and Horn of Africa”(IDE Middle East Review Vol. 7、2019年)や “Geopolitics of Transboundary Water Relations in the Eastern Nile Basin” (IDE Discussion Paper 921, 2024)などがある。
■ 討論者紹介
討論者:モハメド・オマル・アブディン Mohamed Omer ABDIN
参天製薬株式会社のCore Principles and Sustainability部門でCSV活動(共通価値の創造)を担当し、企業の強みを活かして視覚に関する社会課題の解決に取り組む。また、東洋大学国際共生社会研究センターの客員研究員として研究活動を継続している。東京外国語大学ではスーダン北部における権力闘争をテーマに研究を行い、2014年に博士号(学術博士)を取得。その後、日本学術振興会研究員、学習院大学や立教大学の講師等を経て現職。専門分野は政治学、平和構築、包括的教育など多岐にわたり、持続可能で公正な解決策の実現を目指し、多様な社会課題に取り組んでいる。さらに、2018年より「東京都多文化共生推進委員会委員」に着任し、都の多文化共生政策策定に有識者として携わっている。