SGRAイベントへのお誘い

国際学術シンポジウム「世界史のなかのノモンハン事件(ハルハ河会戦):過去を知り未来を語る」ご案内

世界史の大きな転換がはじまった、1939年5月から9月にかけて、モンゴルと満州国との国境沿いのハルハ河で日本・満洲国連合軍とソ連・モンゴル連合軍による大規模な国際紛争が起きました。巨大な犠牲をはらったこの戦争について、関係諸国では、当事者・専門家によるさまざまな視点からの研究が活発になされてきましたが、解明されていない点がいまだおおく残されています。冷戦後、ロシアとモンゴル国はこの国境紛争に関する秘密文書を公開し、あらたな歴史事実が提示されつつあり、ノモンハン事件(ハルハ河会戦)に対する認識はますます深くなっていっています。21世紀を迎えた今日、国や政治、民族、文化を超えて、各国の研究者が共同の場に立って、歴史を直視し、率直に話し合って、より広い視野のもとに、ハルハ河会戦をめぐる新しい研究の展開が強く求められています。

 

このような考えから、ノモンハン事件(ハルハ河会戦)70周年にあたって、関口グローバル研究会(SGRA)とモンゴル国中央文書管理局は、モンゴル科学アカデミー歴史研究所と共同で、国際学術シンポジウム「世界史のなかのノモンハン事件(ハルハ河会戦)――過去を知り、未来を語る――」を開催することにいたしました。

 

本シンポジウムは、20世紀前半の国際情勢を背景に、ハルハ河会戦を振り返り、さまざまな問題点を多角的に問いなおしながら、歴史の真実を探り、さらに、ハルハ河会戦が世界史に占める位置、およびその帰結を体系的に検討し、それが後の世界秩序の形成に及ぼした影響を検証することを目的とします。同時に、お互いに批判的視点を尊重しながらも、対等なパートナーシップに基づいて、ハルハ河会戦に対する共通の歴史認識の構築をはかり、今後の北東アジアの平和共存と国際的な相互理解の促進をめざします。

 

皆さまのご参加を、心からお待ちしております。

 

実行委員会委員長 
今西淳子(関口グローバル研究会代表)
D.ウルズィバートル(モンゴル国家文書管理局長)
Ch. ダシダワー(モンゴル科学アカデミー歴史研究所長)

 

日程:2009年7月3日(金)~4日(土)
*参加登録:7月2日(木)午後4~5時、モンゴル・日本センターにて
*参加自由:7月6日(月)~8日(水) ハルハ河へ視察旅行
(費用は参加者自己負担、600ドル、6人以上で実施)

 

会場:モンゴル・日本人材開発センター(モンゴル国ウランバートル市)

 

関連資料は下記からダウンロードしていただけます。

 

発表要旨集

 

プログラム

 

日本語案内状

 

英語案内状