SGRAイベントへのお誘い
第20 回日比共有型成長セミナー「人類生態学と持続可能共有型成長」へのお誘い
下記の通り第20回日比共有型成長セミナーをマニラ市で開催します。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先を記入の上、[ 申込みフォーム(英文) ]にてお申込み下さい。
第20回日比共有型成長セミナー
「人類生態学と持続可能共有型成長」
“Human Ecology and Sustainable Shared Growth”
日時:2016年2月10日(水)午前9時~午後5時
会場:アテネオ・デ・マニラ大学 Escaler Hall
言語:英語
申込み・問合せ:SGRAフィリピン ( [email protected] )
セミナーの概要
グローバル市場経済が世界を席巻する今日、東南アジア諸国、特に中所得の罠(MIDDLE INCOME TRAP)に落ちてしまったフィリピンは著しい経済発展をとげる一方で社会的格差は増大し、環境破壊も止めどなく進行し、人権侵害や地域・民族間の紛争も解決の糸口さえ見えない状態に陥っている。植民地支配のくびきから解放され、国民国家形成の過程で、多様な民族、宗教、文化の統合に苦慮してきた東南アジア各国では、グローバリゼーションのもとでの社会環境の変化に対して宗教的な価値観、倫理観に基づく批判や反発が生まれてきている。
最近、カトリック教会から貧富の格差の拡大や環境破壊を厳しく批判し、社会的公正と倫理の回復を求めるメッセージ(encyclical-回勅-)が発せられた。こうした公正と倫理の回復を求めるメッセージには、人類生態学(HUMAN ECOLOGY)という概念が取り上げられているが、このセミナーを通してこの概念の意味や意義など理解するために、一歩を踏み出していきたい。
プログラム
09:00 – 09:25
発表1「スペインの哲学者レオナルド・ポロによる環境の概念や共存:持続可能性教育への含意」
発表者:Dr. Aliza Racelis (University of the Philippines)
09:25 – 09:50
発表2「防災力(レジリエンス)と持続可能性のためのメトロ・マニラの都市計画」
発表者:Arch/EnP. Sylvia Clemente (University of Sto. Tomas)
09:50 – 10:15
発表3「パサイ市の旧干拓エリアにおける都市の衰退と貧困の指標との関係の評価」
発表者:Arch. Regina Billiones
10:15 – 10:40
発表4「ベンゲット州(フィリピン)の主要民族部族のペドペド喫煙」
発表者:Ms. Girlie Gayle Toribio (Benguet State University)
10:40 – 11:05
発表5「カガヤン・デ・オロ河川の流域の家庭における使用・
発表者:Dr. Rosalina Palanca-Tan (ADMU), Ms. Marichu Obedencio, and Ms. Caroline Serenas (Xavier University — Ateneo de Cagayan)
11:05 – 11:30
発表6「生物濃縮:プラスチックのゴミの悲劇」
発表者:EnP. Grace Sapuay (Solid Waste Management Association of the Philippines)
11:30 – 11:55
発表7「気候変動を理解する」
発表者:To be arranged by Arch. Mynn
11:55 – 12:20
発表8「スペインの植民地資本主義と福音伝道を超えて、フィリピンの教会遺産の評価へ」
発表者:Arch Mynn Alfonso (University of Sto Tomas)
12:20 -13:30
ランチ休憩
(ヘンリー・ジョージ氏に関するビデオ)
「ヘンリー・ジョージとは誰か」(12分)
「ヘンリー・ジョージ:人生と遺産(12分)
一般人のための政治経済学(4分)
13:30 – 15:00
円卓会議(第一部)
モデレーター:Dr. Max Maquito
午前の部の発表者
15:00 – 15:30
コーヒーブレイク
15:30 – 17:00
円卓会議(第二部)
モデレーター:Dr. Max Maquito
午前の部の発表者
詳細は、下記リンクをご覧ください。