SGRAチャイナフォーラム
レポート第102号「モダンの衝撃とアジアの百年―異中同あり、通底・反転するグローバリゼーション―」
第16回SGRAチャイナフォーラム
「モダンの衝撃とアジアの百年
―異中同あり、通底・反転するグローバリゼーション―」
2023年6月14日発行
<フォーラムの趣旨>
山室信一先生(京都大学名誉教授)の『アジアの思想史脈―空間思想学の試み』(人文書院、2017年。徐静波・訳『亚洲的思想史脉——空间思想学的尝试』上海交通大学出版社・近刊予定)と『モダン語の世界へ:流行語で探る近現代』(岩波新書、2021年)などを手がかりに行った2021年のフォーラム「アジアはいかに作られ、モダンはいかなる変化を生んだのか?」の続編として、前回に提起した空間論・時間論・ジェンダー論における論的転回の具体的現れについて考える。そして、それらが生活世界にどのような衝撃を与え、現在の私たちの時空感覚や身体的感性や倫理規範などにいかに通底しているのかを検討する。
<もくじ>
【挨拶】 野田昭彦(国際交流基金北京日本文化センター)
【講演】 モダンの衝撃とアジアの百年
―異中同あり、通底・反転するグローバリゼーション―
山室信一(京都大学名誉教授)
【コメント1】 今日における山室信一理論の意義
陳 言(北京市社会科学院)
【コメント2】 山室教授講演へのコメント
高 華鑫(中国社会科学院外国文学研究所)
【応答】 コメントを受けて
山室信一(京都大学名誉教授)
【自由討論】
モデレーター
林 少陽(澳門大学歴史学科/ SGRA /清華東亜文化講座)
討論者
陳 言(北京市社会科学院)
高 華鑫(中国社会科学院外国文学研究所)
山室信一(京都大学名誉教授)
【閉会挨拶】 劉 暁峰(清華東亜文化講座/清華大学歴史系)
講師略歴
あとがきにかえて