SGRAイベントへのお誘い
第76回SGRAフォーラム「中近東・東南アジアからみる日本と暮らす日本」へのお誘い
下記の通り第76回SGRAフォーラム 「中近東・東南アジアからみる日本と暮らす日本:それぞれの視点で考える」を対面とオンラインのハイブリットで開催いたします。参加ご希望の方は、事前に参加登録をお願いします。
テーマ:「中近東・東南アジアからみる日本と暮らす日本:それぞれの視点で考える」
日 時:2025年5月 2 日(金)10:00~15:00(トルコ時間)/16:00~21:00(日本時間)
方 法: 会場参加とオンライン参加(Zoom ウェビナーによる)のハイブリット開催
会 場:チャナッカレ・オンセキ・マルト大学(COMU)アナファルタラル・キャンパス
教育学部4階セミナーホール(地図)
言 語:日本語
参 加:参加(事前参加申込は不要です)
お問い合わせ:SGRA事務局([email protected])
■フォーラムの趣旨
中近東や東南アジアでアニメ・マンガなど日本のポップカルチャーへの関心が急上昇している。日本語学習のきっかけとなることも多い。トルコ語に翻訳された日本のアニメや漫画が飛躍的に増えているように、日本ポップカルチャーはブームだ。日本研究においても、これらの地域でなぜ日本文化の受容が広がっているのか、なぜ若者が日本語に特別な関心を持つようになったのかをもっと議論すべきであろう。
一方、日本には中近東や東南アジアの国々から来た多くのイスラム教の移住者がいるが、日本語や文化、教育の環境に順応しようとしながら生活する中で、さまざまな困難に直面している。まずは言語の壁や文化的な違いによる摩擦が大きな課題だ。また、日本で生まれ育った子どもたちにとっては、自らのルーツに基づくアイデンティティーや宗教教育に関する問題も浮上している。
フォーラムでは、こうした課題に焦点を当て、第1部では中近東の日本語教育と日本研究を考える。第2部では、日本文化の受容と日本語教育を内側から議論をするために日本社会と共生する外国人コミュニティー、特に、イスラム文化圏から来た移民が直面する問題を深く掘り下げ、具体的な努力や解決策を模索する場としたい。
中近東や東南アジア地域における日本文化の需要を外側と内側からとらえることにより、今日の世界における日本のソフトパワーの位置づけが可能になるだろう。
■プログラム
総合司会:Irmak Kılkesen (COMU)・Arif Çelebi Metin (COMU)
10:00-10:10 開会挨拶
Eiichi TSUNODA(渥美国際交流財団)
Tolga ÖZŞEN (COMU)
10:10-11:30 第1部:中近東の若者にとっての日本語学習と日本文化
司会:Kazuma IWATA(東京外国語大学)
オンラインQ&A:Aqil CHEDDADI(慶應義塾大学)
10:10-10:30「トルコに於ける日本語教育と学習者の最初の混乱:カタカナ」
Levent TOKSÖZ(Tekirdağ Namık Kemal University・NKU)
10:30-10:50「トルコの若者のアニメとマンガ関心:現実逃避、別世界とアイデンティティー」
Melek ÇELİK (COMU)
10:50-11:10「イランの若者と日本語・日本文化:メディア、教育、就職、そして未来展望」
Ayat HOSSEINI (University of Tehran)
11:10-11:30【討論】「中近東の日本語・日本文化イメージを再考察する」
Jianjun SUN (北京大学)
Miyuki ICHIMURA (COMU)
Shorina DARIYAGUL(筑波大学)
11:30-13:30 休憩・ランチ
13:30-15:00 第2部:日本におけるイスラムコミュニティーの日本文化受容と日本語教育
司会:Aqil CHEDDADI(慶應義塾大学)
オンラインQ&A:Kazuma IWATA(東京外国語大学)
13:30-13:50「在日の中東出身者における日本語習得過程の変容と影響要因に関する考察」
Akbari HOURIEH(神田外国語大学)
13:50-14:10「在日インドネシアコミュニティーと多文化共生:イスラム教育を中心に」
Mya Dwi ROSTIKA(大東文化大学)
14:10-14:40 【討論】「日本の国際化の中の外国人コミュニティーを再考察する」
Zeynep GENÇER BALOĞLU(Pamukkale University・PAU)
Murat ÇAKIR (関西外国語大学)
14:40-14:50 総括
14:50-15:00 閉会挨拶&記念写真撮影
※詳細は、下記リンクをご参照ください。
皆さまのご参加をお待ちしております。