SGRAイベントへのお誘い

第8回日台アジア未来フォーラム・東呉大学マンガ・アニメ文化国際シンポジウム「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性」へのお誘い

下記の通り第8回日台アジア未来フォーラム 並びに 東呉大学マンガ・アニメ文化国際シンポジウムを台北市で開催します。参加ご希望の方はSGRA事務局へご連絡ください。
テーマ:「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性:コミュニケーションツールとして共有・共感する映像文化論から学際的なメディアコンテンツ学の構築に向けて」

 

開催日:2018年5月25日(金)午後3時~26日(土)終日

会場:東呉大学外双渓キャンパス第一教学研究棟普仁堂(大講堂)

 

主催:東呉大学日本語学科、東呉大学図書館、(公財)渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)
共催:東呉大学英文学科、東呉大学教養教育センター
後援助成者:中華民国教育部、(公財)国際交流基金、(公財)日本台湾交流協会、中鹿營造股份有限公司、中華民国三三企業交流會、台日商務交流協進會、台灣住友商事股份有限公司、全日本空輸股份有限公司台北支店、ケミカルグラウト株式会社、みずほ銀行 台北支店、Kajima Overseas Asia Pte. Ltd.
名義賛助者:台湾日本人会、台北市日本工商会

 

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日本語申込み

 

●問い合わせ
※日本:SGRA事務局 [email protected]
※台湾:東呉大学日文系 [email protected]

 

 

プログラム

 

2018年5月25日(金) 第一部 (15:00~受付開始)

【特別講演】 15:30~17:20

✽弘兼憲史先生(漫画家、『島耕作』シリーズ作者)
テーマ:「漫画から学んできたこと」

 

2018年5月26日(土) 第二部(8:00~受付開始)

◆招請講演 午前の部 8:40~10:55

 

【招請講演 1 】8:40~9:25
✽表智之 (日本北九州市漫画ミュージアム専門研究員)
テーマ:「研究者のネットワーク化とマンガ研究の進展-学会・地域・ミュージアム-」

 

【招請講演 2 】9:25~10:10
✽宣政佑 (韓国 Comicpop Entertainment President)
テーマ:「韓国ではアジア漫画をどう見てきたか 」

 

【招請講演 3 】10:10~10:55
✽秦 剛 (北京外国語大学北京日本学研究センター教授)
テーマ:「戦後日本最初の長編アニメーション『白蛇伝』における「中国」表象と「東洋」幻想」

 

【パネル ディスカッション】 11:10~12:10
テーマ:「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性」
司会者:今西淳子 (渥美国際交流財団常務理事)
パネリスト1:表智之 (北九州市漫画ミュージアム専門研究員)
パネリスト2:宣政佑 (Comicpop Entertainment President)
パネリスト3:秦 剛 (北京外国語大学北京日本学研究センター教授)
パネリスト4:梁世佑 (U-ACG/旭傳媒科技股份有限公司創立者)
パネリスト5:黃瀛洲 (台灣動漫畫評論團體傻呼嚕同盟召集人)
パネリスト6:住田哲郎 (京都精華大学専任講師)

 

◆招請講演 午後の部 13:20~14:05

 

【招請講演 4 】 A会場
✽梁世佑(台湾U-ACG/旭傳媒科技股份有限公司創辦人)
テーマ:「台湾のオタクにみる日本アニメの受容と変化:作品の鑑賞、収集と行動」

 

【招請講演 5 】 B会場
✽黄瀛洲(台灣動漫畫評論團體「傻呼嚕同盟」召集人)
テーマ:「未来を見据えた台湾アニメの発展」

 

◆論文発表 14:10~17:10 各会場にて3本ずつ計18本論文発表を予定
【第1セクション】14:10~15:30  A1/B1/C1 会場にて論文発表
【第2セクション】15:50~17:10  A2/B2/C2 会場にて論文発表

 

【第1セクション】14:10~15:30

 

A-1会場
1. 発表者:呂佳蓉(台灣大學語言學研究所専任助理教授)
テーマ:「ACG文化による言語の伝播と受容」(日本語発表)
2. 発表者:住田哲郎(京都精華大学専任講師)
テーマ:「文字の違いに見るマンガ翻訳の不可能性」(日本語発表)
3. 発表者:林蔚榕(東吳大学日本語文学科専任助理教授)
テーマ:「日本のマンガにみるプロフェッショナルの態度と行動特性-料理マンガを中心に-」(日本語発表)

 

B-1会場
1. 発表者:沈美雪(中國文化大學日本語文學系専任副教授)
テーマ:「日本のマンガ・アニメにおける「時間遡行」作品の構造分析―死亡、再生、ループを手掛かりにー」(中国語発表)
2. 発表者:周文鵬(月鳥齋圖文創意工作室責任者、淡江大學中文系兼任助理教授、中原大學通識中心兼任助理教授)
テーマ:「デバイス変奏曲:縦スクロール漫画の原理と趨勢」(中国語発表)
3. 発表者:田昊(東呉大学中国語科博士後期課程在学)
テーマ:「浦沢直樹漫画芸術におけるフィルムセンスの創造力について」(中国語発表)

 

C-1会場
1. 発表者:林曉淳(世新大学日本語文学科専任助理教授)
テーマ:「『高橋留美子劇場』から見る日本の家族像」(中国語発表)
2. 招待発表者:DALE, Sonja(一橋大学社会学部特任講師)
テーマ:「2Dのような3D―日本のアニメ業界におけるCG業界へのシフト―」(日本語発表)
3. 発表者:黄璽宇(識御者知識行銷創辦人)
テーマ:「個人の存在と集団の存在―トマス・アクイナス思想から『聲の形』における生きづらさを論じる―」(中国語発表)

 

【第2セクション】15:50~17:10

 

A-2会場
1. 発表者:小高裕次(文藻外国語大学日本語学科専任助理教授)
テーマ:「ライトノベルのアニメ化に際する諸要素の増減について-『涼宮ハルヒの憂鬱』を例に」(日本語発表)
2. 発表者:永井隆之(国立政治大学日本語文学科専任助理教授)
テーマ:「漫画『ONEPIECE』の組織論 海賊団「麦わらの一味」の性格」(日本語発表)
3. 招待発表者:李偉煌(靜宜大學日本語文學系副教授兼学科主任)
テーマ:「日本のアニメを取り入れたランゲージェクスチェンジ授業の試み」(日本語発表)

 

B-2会場
1.発表者:李岩楓(京都精華大学博士後期課程マンガ研究科理論 在学)
テーマ:「オノマトペ─日本マンガにおける図面表現及び中国マンガへの応用の可能性」(中国語発表)
2.発表者:陳 龑(東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学表象文化論コース博士課程)
テーマ:「国境を超える連携―中国初期アニメーション史からみたイマドキのアニメ—ション生産トレンド」(中国語発表)
3.発表者:徐錦成(国立高雄応用科技大学文化創意産業科准教授)
テーマ:「野球とマンガの親和性―中華職業棒球大聯盟の二度にわたる野球マンガへの干渉を中心に―」(中国語発表)

 

C-2会場
1. 発表者:周惠玲(華梵大學哲學系傳播學程兼任助理教授)
テーマ:「ストーリーマンガと児童文学の競合関係―『不思議の国のアリス』を元にしたマンガを例に―」(中国語発表)
2. 発表者:呉昀融(東京大學東洋文化研究所客座研究員/國立台灣大學政治學研究所博士生)
テーマ:「『NARUTO -ナルト-』から核武装論を再検討する」(中国語発表)
3. 発表者:詹宜穎(政治大學中國文學系博士生兼任講師)
テーマ:「混血の葛藤、その狂気と輝き―『東京喰種トーキョーグール』から見た混血種のアイデンティティにおける調和と超越―」(中国語発表)

 

フォーラムの趣旨

 

第8回日台アジア未来フォーラムでは、全世界規模に広がったマンガ・アニメ文化の魅力に着目し、「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性―コミュニケーションツールとして共有・共感する映像文化論から学際的なメディアコンテンツ学の構築に向けて―」について議論する。また、各セッションで取り上げるテーマとして、マンガの収集・保存と利用、マンガ・アニメの翻訳と異文化コミュニケーション、マンガ・リテラシー形成の理論と実践、マンガ・アニメと物語論、視覚芸術論、映像論、マンガ・アニメのメディアミックス化・マルチユース化、マンガ・アニメの文化的経済学、マンガ・アニメ文化と社会学などが予定されている。

 

今回のフォーラムでは、グローバル化したマンガ・アニメ研究のダイナミズムを、研究者・参加者たちの多様な立場と学際的なアプローチによって読み解いた上、新たな可能性を見いだすことを目指している。何より、将来有望な若い研究者たちに研究成果を発表する場を提供することにより、日台関係・日台交流、また東アジア地域内の相互交流のさらなる深まりへの理解促進に貢献するものと考えられる。学生や一般参加者たちにも東アジアにおけるサブカルチャー文化の受容現状を理解してもらい、また異文化を越えた視野を抱き、国際交流のネットワークを築きあげてもらいたいと考える。

 

●日台アジア未来フォーラムとは

 

日台アジア未来フォーラムは、台湾在住のSGRAメンバーが中心となって企画し、2011年より毎年1回台湾の大学と共同で実施している。過去のフォーラムは下記の通り。

 

第1回「国際日本学研究の最前線に向けて:流行・ことば・物語の力」
2011年5月27日 於:国立台湾大学文学部講堂

 

第2回「東アジア企業法制の現状とグローバル化の影響」
2012年5月19日 於:国立台湾大学法律学院霖澤館

 

第3回「近代日本政治思想の展開と東アジアのナショナリズム」
2013年5月31日 於:国立台湾大学法律学院霖澤館

 

第4回「東アジアにおけるトランスナショナルな文化の伝播・交流―文学・思想・言語」
2014年6月13日~14日 於:国立台湾大学文学部講堂および元智大学

 

第5回「日本研究から見た日台交流120 年」
2015年5月8日 於:国立台湾大学文学部講堂

 

第6回「東アジアにおける知の交流―越境、記憶、共生―」
2016年5月21日 於:文藻外語大学至善楼

 

第7回「台・日・韓における重要法制度の比較─憲法と民法を中心として」
2017年5月20日 於:国立台北大学台北キャンパス

 

第8回「グローバルなマンガ・アニメ研究のダイナミズムと新たな可能性」
2018年5月25日~26日 於:東呉大学外双渓キャンパス