SGRAイベントへのお誘い

第67回SGRAフォーラム「誰一人取り残さない」へのお誘い

下記の通り、第67回SGRAフォーラムをオンラインで開催します。一般視聴者はカメラもマイクもオフのZoomウェビナー形式ですので、お気軽にご参加ください。参加ご希望の方は、事前に参加登録をお願いします。

テーマ:「誰一人取り残さない:如何にパンデミックを乗り越えSDGs実現に向かうか―世界各地からの現状報告―」
日 時:2021年9月23 日(木・祝)午後2時~4時30分
方 法:オンライン(Zoomウェビナー)開催
言 語:日本語
主 催:渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)
申 込:ここからお申し込みください

お問い合わせ:SGRA事務局([email protected] +81-(0)3-3943-7612)

 

■フォーラムの趣旨

SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は、2015 年 9 月の国連サミットで、国連加盟193 カ国が採択した、2016 年から 30 年までの 15 年間で持続可能で、より良い世界を目指すために掲げた目標。国連では SDGs を通じて、貧困に終止符を打ち、地球を保護してすべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけている。具体的には、17 のゴール(なりたい姿)・169 のターゲット(具体的な達成基準)から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。SDGs に取り組むのは、国連加盟国の各国政府だけではなく、企業、NPO、NGO などの各種団体、地方自治体、教育機関、市民社会、そして個人などすべての主体がそれぞれの立場から取り組んでいくことが求められている。

2020 年は SDGs の 5 年目になる年であったが、新型コロナウイルスによるパンデミックが世界を席巻し、世界各国の経済や社会生活に多大な打撃を与え、世界大戦に匹敵する死傷者を出す悲惨な状況になってしまった。世界では先進国を中心にワクチン開発・供給などで取り組んで来ているが、多くの発展途上国は、資本主義の生存競争のなかで、パンデミックの対応に困難を極める状況に置かれているのが現状である。本フォーラムは、SDGs の基本理念と目標について理解するとともに、いくつかの国をケーススタディとしてとりあげ、パンデミックを如何に克服して「誰一人取り残さない」SDGs の実現に対応すべきかについて議論を交わすことを通じて、「地球市民」を目指す市民の意識を高め、一人一人が SDGs に主体的に取り組むアクションを起こすきっかけを提供することを目的とする。

◇プログラム:
総合司会:ロスティカ・ミヤ(大東文化大学/SGRA)

【第1部】 基調報告(14:10~14:40):
佐渡友 哲(さどとも・てつ:日本大学/INAF)
テーマ「SDGs時代における私たちの意識改革」 概要
(参考図書:『SDGs 時代の平和学』法律文化社、2019.12)

【第 2 部】世界各地からの現状報告(14:40~15:30):
報告1:フィリピンにおける SDGs:フェルディナンド・マキト(フィリピン大学ロスバニョス校/SGRA)
報告2:ハンガリーにおける SDGs:杜世鑫(INAF 研究員)
報告3:中東・北アフリカ地域におけるSDGs:ダルウィッシュ  ホサム(アジア研究所/SGRA)
報告4:朝鮮におけるSDGs:李鋼哲(北陸大学/SGRA/INAF)
報告5:スーダンにおけるSDGs:モハメド・オマル・アブディン(参天製薬㈱/SGRA)

【第 3 部】自由討論(15:40~16:20):
モーデレーター:李鋼哲(北陸大学/SGRA/INAF)
パネリスト:報告者全員+羽場久美子(青山学院大学名誉教授/INAF)、三村光弘(ERINA/北東アジア学会)、その他数名
総括:平川均(名古屋大学名誉教授/SGRA/INAF)

詳細はプログラムをご覧ください