安全保障と世界平和

21世紀を迎えた東アジアは、何よりも相互理解と信頼、そして平和の枠組みが求められています。本研究チームは、今まで互いの信頼と理解を損なう要因は何だったのか、さらにこの地域において安全保障と平和への道とは何だろうか、という課題に取り組んでいます。
  • 2012.12.26

    レポート第64号「東アジア軍事同盟の課題と展望」

    レポート64号本文 レポート64号表紙   第43回SGRAフォーラム 「東アジア軍事同盟の課題と展望」講演録 2012年11月20日発行   もくじ   【発表1】ポスト冷戦期における米韓同盟の持続と変化 朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院副教授)   【発表2】台湾内政の変動と台米同盟                     渡辺 剛(杏林大学総合政策学部准教授)   【発表3】ポスト冷戦期の米比同盟―引き続く過去と新たな脅威                     伊藤裕子(亜細亜大学国際関係学部教授)   【発表4】日米関係における「日米同盟」―過去、現在、今後―                     南 基正(ソウル大学日本研究所副教授)   【問題提起1】「同盟」を超える領土紛争の対応と連携~「尖閣諸島」における日米・中台の「協力」関係                     林 泉忠(琉球大学法文学部准教授)   【問題提起2】対テロ戦争にみる安全保障の新展開                    竹田いさみ(獨協大学外国語学部教授)   【パネルディスカッション】  
  • 2012.06.10

    レポート第61号「東アジア共同体の現状と展望」

    SGRAレポート61号本文 SGRAレポート61号表紙   第41 回日SGRAフォーラムin蓼科 講演録 「東アジア共同体の現状と展望」 2012年6月18日発行   <もくじ> 【基調講演1】東アジア共同体形成における「非伝統的安全保障」        恒川惠市(政策研究大学院大学副学長)   【基調講演2】ASEANと東アジア共同体       黒柳米司(大東文化大学法学部教授)   【発表1】韓国と東アジア共同体       朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院副教授)   【発表2】中国の外交戦略と「東アジア共同体」       劉 傑(早稲田大学社会科学部教授)   【発表3】台湾・香港抜きの「東アジア共同体」は成立するのか?~脱「中心」主義で安定した共同体を~      林 泉忠(琉球大学法文学部准教授)   【発表4】モンゴルと東アジア共同体~資源開発とモンゴルの安全保障~      ブレンサイン(滋賀県立大学人間文化学部准教授)   【発表5】北朝鮮と東アジア共同体~北朝鮮とどのように付き合うのか~       李 成日(韓国東西大学校国際学部助教授)   【パネルディスカッション】東アジア共同体の現状と展望       進行:南 基正(ソウル大学日本研究所HK教授)       パネリスト:上記講演者  
  • 2005.07.30

    レポート第27号「東アジア軍事同盟の過去・現在・未来」

    SGRAレポート第27号   第16回フォーラム講演録 「東アジア軍事同盟の過去・現在・未来」 竹田いさみ、R.エルドリッヂ、朴 栄濬、渡辺 剛、伊藤裕子 日本語版 2005年7月30日   ---もくじ-----------------   【基調講演】「対テロ戦争にみる安全保障の新展開」                            竹田いさみ(獨協大学外国語学部教授)   【研究報告1】「日米関係における『日米同盟』―過去、現在、今後」                                 ロバート・エルドリッヂ(大阪大学大学院国際公共政策研究科助教授)   【研究報告2】「ポスト冷戦期における米韓同盟の持続と変化」                                 朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院助教授、SGRA研究員)   【研究報告3】「台湾内政の変動と台米同盟」                               渡辺 剛(杏林大学総合政策学部専任講師)   【研究報告4】「米比同盟と冷戦・ナショナリズム・対テロ戦争」                                 伊藤裕子(亜細亜大学国際関係学科助教授)   【パネルディスカッション】                               進行:南 基正(東北大学法学部教授、SGRA研究員)  
  • 2003.12.04

    レポート第19号「海軍の誕生と近代日本」

    SGRAレポート第19号(PDF)   投稿レポート 朴栄濬「海軍の誕生と近代日本:幕末海軍建設の再検討と『海軍革命』の仮説」 2003.12.4発行   ----「はじめに」から--------------    19世紀の国際秩序において、海軍は先端の近代性を象徴する存在であった。海軍を構成している艦船・海軍士官と兵士・造船と修理施設・海軍組織などは、発達した科学技術や近代国家制度のバック・アップを必要とするものであった。また海軍は、米国の海軍戦略家であったアルフレッド・マーハン(Alfred Mahan)が言及しているように、制海権の掌握如何によって対外的に自国の目的を他国に強要し、場合によっては地域及び国際秩序の覇権を握ることのできる手段としての側面も持っていた。このような近代科学技術の集約と対外政策の強力な軍事的手段を意味する近代海軍が、何時から「海国」日本に形成され始めたのであろうか。そして海軍の建設は、日本の近代化や対外政策の変遷に何をもたらしたのだろうか。   (略)    そうした関心から本研究は、幕末期において幕府と諸藩が積極的に推進した海軍建設政策とその成果に光を当てて、幕末期の海軍建設の様相を明らかにすることを第一の目的とする。ただ本研究は近代日本海軍史の研究空白を埋めるだけに止まらず、幕末期に建設された海軍が日本の近代国家への変容や対外政策の転換に与えた影響を、近代日本政治外交史の文脈から検討しようとするものである。    欧米の軍事史学や歴史社会学、そして国際政治学は、近世以後の西欧世界では数多くの政治単位体が互いの戦争遂行やそれに備えるための軍隊建設を通して、官僚及び財政制度を整備し、人的・物的資源を動員できる近代国家の形成を成し遂げており、そうした近代国家体制に基づいてヨーロッパの世界拡張が可能となったとする見解を提示している 。そうであるとすれば、日本における近代海軍建設の試みは、明治国家の形成及びその対外関係の転換にどのような影響を及ぼしたのか。こうした疑問を海軍建設と関連付けて検討する必要があるだろう。つまり本研究は、幕末期における海軍建設の様相を再検討することによって、海軍史の研究空白を埋める傍ら、近代海軍建設が日本の近代国家への変容とその対外政策の転換にもたらした影響を検討し、日本の近代化に関する説明を補いたい。   -----------------------  
  • 2003.03.30

    レポート第17号「21世紀の世界安全保障と東アジア」白石隆他

    SGRAレポート第17号(PDF)   SGRAレポート第17号 英語版(PDF)   第10回フォーラム講演録 「21世紀の世界安全保障と東アジア」 白石隆、南基正、李恩民、村田晃嗣 日本語版2003.3.30発行、英語版2003.6.6発行   ---もくじ-----------------   開会挨拶 今西淳子(SGRA代表)   【基調講演】「日本とアジア」           白石 隆(京都大学東南アジア研究センター教授)   【講演1】「朝鮮半島の平和構築と日本の役割」           南 基正(SGRA世界平和研究チーフ、東北大学大学院法学研究科助教授)   【講演2】「中国の東アジア戦略を解く」             李 恩民(SGRA歴史問題研究チーフ、宇都宮大学国際学部外国人教師)   【講演3】「ブッシュ政権の東アジア戦略」              村田晃嗣(同志社大学法学部助教授)   【講演者と参加者による自由討論】   -------------------------