SGRAかわらばん

Messages From Around the World

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で被災された方々へお見舞い申し上げます。ひとりでも多くの方の命が救われることをお祈りいたします。
世界各地からお見舞いの電話やメールをありがとうございました。そのうちのいくつかをご紹介したいと思います。

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私は無事です、3月11日当日は大学にいて、夜は先輩の家に泊まっていましたが、何も不自由や被害はなかったです。そしてFacebookで渥美財団の書き込みを見たので安心しました。最近の動向についてですが、やはり原子力発電所のことを心配しています。中国やCNNの報道など、日本以外では、事態がより深刻であるように伝えられているので、それで少し不安があります。(李彦銘:東京)

私は家族と共に日本で長く暮らした為、今回の事態を自国の出来事のように受け止めています。しかし、日本は今回の大震災にも立ち向かう不屈の精神と回復力を持ち合わせていると思います。犠牲者の方々をお悔やみすると同時に、東日本の一日も早い復旧をお祈りしております。(Nizamidin Jappar:米アトランタ)

夕方ようやく自宅に戻り電話を掛けてみたのですが一切つながらなかったです。夕べからいままでずっとテレビで地震の現状を追ってきました。変な言い方ですが、帰国してから今回の地震は自分自身に日本と絆をいっそう意識させられた契機となりました。なにもできないですが、遠方から被災地の皆様に、日本の人々に、心からお祈りするばかりです。(林少陽:香港)

茨城からやっと帰ってきました。12日(土)が入試だったので、11日(金)に茨城の学校に出勤したまま帰れず、怖い日々をすごしました。生きているだけで幸せって感じです。研究室が5階だったんですが、建物自体が倒れるくらいの衝撃で、死の恐怖を感じました。パソコンが飛び落ち、本や本棚が倒れてきても、全然動けない状態でした。揺れが長く、激しくて、頭の中がまっしろで現実とは思えなかったです。また、強い余震が何回もきて、パニックでした。停電で、断水で、TVやパソコンがだめで、ラジオだけの情報で本当に怖かったです。幸いことに学校周辺は被害が少なかったほうですし、付属病院があるので、非常電気で明かりはついていましたが、それも6時間しかもたないとのことでした。夜は強い余震が続いて、不安で長い日々でした。常磐線が上野~取手区間しか運行してないので、東京に戻れないままでした。今日、その周辺にお住いの先生が学校にきて、取手まで送ってくださったのでやっと戻りました。どうなるかと思いました。(梁明玉:東京)

たいへんな地震を体験して、いまも動揺していますが、普段当たり前に送っている快適な生活がどれだけ有難いことか、改めて考えさせられました。わたくしの場合、地震が発生したときに日本橋の地下鉄の中にいました。地下にいたおかげで、感じた揺れはたぶん地上にいた方が感じた恐怖の3分の2しかないかもしれません。でも本当に怖かったです。その後、徒歩で約4時間かけてうちに辿り着きました。うちは足の踏み場がないほどいろんなものが床に散乱していました。でも自宅に帰れない方や被害に遭われた方と比べると、本当に感謝しなくちゃ、と思いました。余震が今も続いていて、なかなか落ち着きません。一人でも多くの方が救われますようにお祈りしています。(李軍:東京)

先日フランス出張から帰国してそうそう大変なニュースを耳にしました。日本にいる知人に連絡をしてみたところ、幸いみんな無事でほっとしているところですが、連日あまりにも多くの被害者が増えているので喜んでいるわけにはいきませんでした。それでも、ラクーンの皆様には被害はないとのことですので良かったです。津波被害が増えつつあるし、原発爆発の被害もまた先が見えないので、何とも言えませんが、これ以上被害者が増えないことを祈ります。大変な事態にも落ち着いて対応している日本の一般市民には感心します。韓国側でもあちらこちらで募金活動を始めているようです。少しながらも被害者らに何らかの役に立てば良いですね。(Yun Hui-suk:韓国慶南道昌原)

I have been thinking of you all and imagined that the building of the Atsumi Foundation was probably strong enough to withstand the quake. The trauma of the earthquake and its aftermath is so distressing that I smiled when I read your appreciation of the early cherry blossoms despite it all! This profound connection to the beauty and tremendous force of nature is something I will always admire about Japanese people. I am now a full time professor at Zayed University in Abu Dhabi. I am also the mentor of the active Japan Club on campus. We have numerous Japan events on campus, including the international symposium, ‘Future Dialogue: Japan and the Islamic World.” In response to the earthquake, the Japan Club has launched a campaign to raise relief funds to send to Japan. I have been in touch with the Red Crescent and the Japan Embassy to inquire where we should send our contributions. If you have any suggestions of a good organization that might distribute the money we raise, please let me know. (M. Bambling: Abu Dhabi)

東日本で起きた大地震、大津波、さらに原発爆発と災難が続いていますが、ご無事とお伺いし何よりです。インドネシアのテレビでも繰り返し放送されていますが、想像を超える被害のようですね。大変ショックを受けています。被災者にお悔やみを申し上げたいと思います。やはり人間は弱いものだなと感じました。東北地方には、出稼ぎ労働者を含みインドネシア人も数百人いるとされていますが、安否確認がとれていない人もいると聞いています。インドネシアの日本留学経験者を中心に3月26日にジャカルタのSMESCOホールにて”Kokoro no Tomo” Pray for Japanというチャリティコンサートを準備しているところです。いろいろと非常に大変な時期ですが、日本が一早く復興出来るように祈ります。(Iko Pramudiono:ジャカルタ)

毎日お見舞いのメールの処理に追われていると思いますが、負担にならないで読んでください。突然な地震、想定外の津波、毎日テレビから流れる映像に凍りついています。CCTVはもちろん、上海の東方衛視など有力なテレビ局はこぞって特番を続けています。聞きなれない西部の地方局も中継などをやっているので、四川大地震を彷彿させて「他人事ではない」の一言に尽きます。日本の生の映像を中国人にありのまま流すのは今までどれぐらいあったのでしょうか。CCTV4、CCTV13などでは、珍しく同時通訳を付けています。NHKの最新画像を交えながら、記者会見、救援のライブ放送などを視聴者に提供しています。でも、気になることが1つあります。香港の鳳凰テレビではたびたび言及されていますが、本土のテレビやポートサイトではあまり取り上げられていません。それは、日本国民の素質です。コンビニの前や駅前の長蛇の列が中国人の目に映っているとき、「中国人も見習うべきだね」との一言を、キャスターやゲストの人に言ってほしいのですね。(彼らも気づいていないかもしれない。もっと悲しいことになりますが。。。)今同居中の父親は昔のプロパガンダのひとつであった「人定勝天」をしきりに批判しています。津波には誰もかないません。問題は、災害後の立ち上がり方。少しかかるかもしれませんが、ここも日本の見せ所でしょう。非常時につき、くれぐれもお気をつけください。(孫建軍:北京)

I am very sad to hear about this devastation of massive scale. I can’t even think of anything to say. This is so horrifying that’s just leaves me speechless. It has been a discomfort seeing images/videos of earthquake and tsunami aftermath. So much devastation, death and suffering….My heart goes with the victims and their families as I too can feel their pain and sorrow at this difficult time…Very tragic. I hope the rescuers are able to find more survivors, especially those stuck in today’s bitter cold. How horrifying and frightening this must be for everyone there. On the other hand, I am glad that all of you in Tokyo are all safe and sound. Please do take care! My prayer and sympathy for all affected. I hope Japan will recover soon.(B.Tenegra:英Nottingham)

文中に言及されている今西代表からの手紙「地震から一夜明けて」

2011年3月16日配信