2022年度奨学生11月例会報告


2022年11月22日、2022年度奨学生たちが西調布にある「鹿島技術研究所」を訪問した。そしてこの見学には渥美直紀理事長も参加した。

まず、簡単に鹿島技術研究所の全体概要について紹介を受けた後、「高性能3次元振動台」を見学した。その後、鹿島建設が建てた免震建物を見て免震建物の構造について説明を聞いた。続いて、「大型構造実験棟」を訪問した。ここは実際に建物の模型を作って一部を壊してみる実験をするところで、壊してみることでどんなところで亀裂が起きるのかを知ることができるという説明であった。この3カ所では、鹿島建設が地震に関して研究し、関連する安全の問題に徹底的に取り組んでいることが分かった。

その後はコンクリート展示コーナーやコンクリートに関する研究室を訪問した。コンクリート展示コーナーでも興味深いものをたくさん見たが、鹿島建設が環境のための取り組みの一環として環境にやさしいコンクリートなどを開発して使用していることが分かった。そして、このコンクリート開発に多大な貢献をしたのが、渥美国際交流財団の元奨学生で先輩である全振煥さんで、全さんの研究室を直接訪問して説明を聞く貴重な機会を得た。

最後に、電磁実験室で地震を直接体験する機械に乗ることができた。この機械には日本で起きた実際の地震データが入力されており、多くの地震を直接経験できる。もちろん、この機械は単純に地震を経験してみるための機械ではなく、免震建物にいるときとそうでないときで地震の揺れを感じる程度を比較するためのものであった。さらに、該当実験室では、 建築模型にタブレットかざせば、建設過程と建設完了後の姿を見ることができるシミュレーションプログラムも体験することができた。

見学が終わった後には、懇親会も開催された。特に全さんも懇親会に参加してくださって、鹿島建設で働きながら感じたことを率直にお話ししてくださったことが印象に残った。今回の体験で、鹿島建設が様々な側面で環境と安全を重要視しており、これと関連してどのような取り組みをしているのかを学ぶことができた。また、建設現場でどのようにIT技術が導入され、産業の現場がどのように変化しているのかを学ぶことができる貴重な時間であった。実際の企業の事例を近いところで見ることでとても勉強になったので、今回の経験を生かして研究も発展させたいと思った。

(文責:朴 峻喜)

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