2018年新年会報告



恒例の渥美財団新年会が今年は1月20日に、鹿島新館ホールで開催されました。朝早くから餃子作りから始まりましたが、今年は中国チームだけではなく、おいしいカレーを用意してくれたネパールチームも餃子作りに参加しました。最初から皮と二種類の具材を作り、そして小籠包似のネパール式餃子「モモ」やラビオリ風餃子が登場していて、餃子を作るのも食べるのも楽しそうな様子でした。

中庭で行われた餅つきはとにかく子供たちに大人気でした。小さな体で杵を手にし、力いっぱいにお餅をつく姿がかわいくて注目を浴びていました。それに、初めて餅つきを見た人もいたので、おもしろくて新鮮に感じたのでしょう。お餅の食感に慣れていないため、美味しいけど噛むのにかなり時間をかかったという方もいましたが(笑)。そして、渥美理事長から渥美家の家紋が入った素敵な重箱を紹介され、そこに用意されたおせち料理をおいしくいただきました。

さらに、今年は2017年度の奨学生たちが大活躍。理事長の90歳のお誕生日、卒寿をお祝いするために、2017年度奨学生たちはおよそ2ヶ月前からサプライズの準備を始めました。プレゼント、ケーキ、パフォーマンスなど、一見定番ではないかと思われてしまうかもしれませんが、細かい部分まで感謝の気持ちを込めて用意しました。例えばプレゼントに用意したのは、2017年度奨学生たちがそれぞれの母語で書いた誕生日カード。一人一人、小さなメッセージカードを書いて、そして理事長の大好きなフクロウの絵を飾りました。

特筆すべきなのは、理事長に差し上げた90本のバラと「多国籍ケーキ」でした。90本のバラは紫色と深紅の薔薇色が絶妙なバランスで合わせられて、華やかな新しい一年を意味しています。そして、「多国籍ケーキ」とは2017年度奨学生それぞれの国の国旗が飾られた薄い紫色のブルーベリーケーキです。こちらにもまた、紫色とピンクの二羽のフクロウが飾りとして目立ちました。このような温かい雰囲気の中、奨学生たちはジョン・レノンの名曲『イマジン』をピアノの伴奏で歌いました。他の参加者たちも事前に歌詞を配り、「愛」と「平和」を意味するこの曲を一緒に歌いました。パフォーマンス大成功!

最後に行われたビンゴゲームは、最も賑やかなイベントでした。チビちゃんたちはもちろん、奨学生やラクーンの先輩方も目玉景品を見て大興奮。みなさんは豪華賞品をたくさんゲットして、笑顔が絶えず、高揚した気分になりました。こうして、談笑しながら、集合写真を撮って、今年の新年会は無事に終わりました。

来年度もまた新しい奨学生が来るでしょうし、渥美財団のこの家族みたいな温かさが引き継がれていきますように、そして新しい一年も愛と平和のために貢献できるように、祈りましょう!


(文責:楊 冠穹)

当日の写真