韓国ラクーン会 in ソウル



2015年9月6日、夕方5時、ソウルのバンポ(盤浦)にあるサンドゥルヘ(山野海・Sandlehea)で韓国ラクーン会(KSR)が開かれました。今西さんと角田事務局長がソウル大学校日本研究所の会議に参加するため訪韓されたので、その日程に合わせての会となりました。7月18日に行われた、第49回SGRAフォーラム(テーマ「日本研究の新しいパラダイムを求めて」)において、朴チョルヒ ソウル大学日本研究所所長が提案した「東アジア日本研究者協議会」の構築を考えるために開催された国際学術会議でした。
この日は、渥美財団常任理事の今西淳子さん、事務局長の角田英一さん、南基正さん(96狸)、高熙卓さん(00狸)、朴栄濬さん(02狸)、 韓京子(KSR幹事、05狸)、李垠庚さん(07狸)、金キョンテさん(10狸)、鄭淳一さん(11狸)、金崇培さん(13狸)の10名が集まりました。残念なことに、金雄熙KSR会長はサバティカル中のため参加できませんでした。充電しながら今後のKSRの活動について考えていらっしゃることと思います。

7月のSGRAフォーラムでは「東アジア日本研究者協議会」のほか、「国史の対話」という問題提起もあったため、夕食会の前には、日本・韓国・中国の国史の対話をテーマにしたフォーラムの可能性について若手歴史研究者の意見を聞くミニ会議も開かれました。

1年ぶりのラクーン会でしたが、集まるメンバーは固定してきている気がしました。先輩方によるSGRAの研究チームへの勧誘がありましたが、若手の参加者が少なかったため、上手くいかなかったように見えました。来年のラクーン会には、若手がもっと参加できるように工夫をしなければと思います。

今回のラクーン会は、ちょうど新国立競技場やエンブレムのデザインの撤回があった後だったので、それらの件が話題となったのですが、「最近日本が日本らしくない」との意見が多かったのが印象的でした。「日本らしい」とは何なのか、考えさせられるラクーン会でした。

(文責:韓京子)