渥美財団2015年新年会



今年の成人の日である1月12日に、恒例の渥美財団新年会が開催されました。渥美奨学生と関係者、家族および財団スタッフが財団ホールに集まり、美酒と心尽しの料理を楽しみながら、新しい一年の始まりを祝う時間を共に過ごしました。

今年も渥美理事長からおせち料理を頂きました。美味を味わうだけでなく、渥美家の家紋入りの重箱に綺麗な盛りつけを目で楽しむこともできて、まさに眼福でもありました。おせち料理以外も、中庭でみんなでついたお餅をいれた雑煮、石井さんのスペアリブ、葉さんとモンゴルチームの羊BBQ、そして中国チームの水餃子がありました。今年の水餃子は、豚肉・ニラ・エビの具を野菜ジュース入りのオレンジ色の皮で包む三鮮餃子と、ほうれん草・たまご・春雨の具をほうれん草の汁を加えた碧色の皮で包む翡翠餃子との二種類が用意され、餃子に合う三種類の前菜も加わって、テーブルに例年と少し違う彩りが添えられました。

美味しい料理とお酒を楽しんだあと、全員の近況報告が行われました。奨学年度の早い先輩から始まり、最後に登場したのは私たち2014年度の奨学生でした。一人ずつ簡単に自己紹介をしたあと、「上を向いて歩こう」の曲にオリジナル歌詞をつけた「上を向いて博論を書く」を合唱し、また、過去1年間に世界で起こったことを振り返り、私たち奨学生の普段の生活の報告も兼ねた内容の映像を流しました。歌はリハーサル無しでの披露でしたが、歌詞の最後に「渥美財団のおかげで みんなが知り合いになり 肩並べ励まし合い 一人ぼっちじゃない」とあったように、財団への感謝の気持ちを込めてお届けしました。

パフォーマンスのあと、87歳のお誕生日をお迎えになる理事長に、参加者全員が誕生日ソングを歌いながら、奨学生からプレゼントとバースデーケーキをお贈りしました。蓼科旅行の際に、理事長は紅茶とクラシック音楽がお好きだとお聞きしていましたので、今年は奨学生からのメッセージが書かれたバースデーカードと花束のほかに、紅茶とクラシック音楽のCDを用意しました。気持ちばかりのものでしたが、理事長に喜んでいただけたようで何よりです。

今年の新年会の最後を盛り上げたのは3年ぶりに復活したビンゴゲームでした。早くビンゴに成功した方の歓声と、気に入りの景品をゲットして大喜びの子ども達の笑顔が溢れる中、新年会が終わりました。どうか、今年も皆様にとって幸せで実り多き一年となりますように。

当日の写真

(文責:王慧雋)