渥美財団2011年新年会



2011年1月15日(土)11時から、渥美奨学生とラクーン会員、関係者ご家族および財団スタッフの50人以上が財団ホールに集まり、新年会が行われました。今年は年を越しても特に何もせずに家で過ごした私たちにとっては、お正月を感じる良い機会でした。渥美ファミリーに感謝します。

今回の新年会では、2010年度奨学生が出身国の名物料理を手作りしました。日本ではとても珍しい素材を使った料理もたくさん登場しました。例えば、インドネシアのミヤさんが作ったバナナの葉で巻いた焼き魚、ダルウィッシュさん(2009狸)のシリア風お味噌汁など。百聞は一見にしかず!このような珍しい料理は、その国に行かない限り一生口にすることができないかもしれません。そのほか、中国チームの定番水餃子、韓国、トルコ、日本等、多国籍の料理を、どれも美味しくいただき、お腹も幸せもいっぱいでした。

私たちも、朝8時に財団へ行き、フランスの一般的な家庭料理を作ってみました。まずはサーモン味キッシュとベーコン味キッシュの2種類を作りました。キッシュというのは、もともとフランスのアルザス・ロレーヌ地方の料理で、タルト生地の上に卵、生クリーム、野菜と肉などを加えてグリュイエールチーズなどをたっぷりのせオーブンで焼き上げるものです。もう一つはフランス風鶏肉炒めでした。日本では珍しい組み合わせなので、この味は皆様のお口に合うかどうか少し心配でしたが、皆様とても美味しいと言いながら召し上がってくださいましたので、うれしかったです。

食事の後、金範洙さん(2005狸)の楽しい進行で、一年先輩から第一期の大先輩へ、そして最後がわれわれ新人の順番で参加者の自己紹介が行われた後、恒例となった理事長のお誕生日をお祝いしました。先輩ラクーンの全振煥さん(2001狸)の手作りのケーキをいただきながら、参加者の各国の言語で理事長にバースデーソングを歌いました。

新年会の定番ビンゴゲームでは、豪華景品も用意していただきましたので、皆とても熱心に参加しました。当たる気満々の全先輩がゲームを盛り上げました。ビンゴに当たった人たちに一年中いいことがあるような気がしました。

最後に、事務局長の嶋津さんが、留学生はあまり知らない中締めの手拍子のルールを教えてくださいました。皆、日本の文化に興味津々で、時間を忘れるほど楽しみました。もちろん新年初の手締めは大成功でした。

いろんな国の料理を美味しくいただきながら、皆さんとのコミュニケーションができてとても楽しい新年会でした。

新年会の写真(谷原撮影)

新年会の写真(今西勇人撮影)


(文責:マティアス & 侯シハイ)