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Invitation to the 17th SGRA China Forum “The Birth of Modern in Southeast Asia”

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SGRAかわらばん988号(2023年10月27日)
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◆第17回SGRAチャイナフォーラム「東南アジアにおける近代<美術>の誕生」へのお誘い

下記の通りSGRAチャイナフォーラムをハイブリッド形式で開催いたします。会場でもオンラインでも参加ご希望の方は、事前に参加登録をお願いします。

テーマ:「東南アジアにおける近代<美術>の誕生」

日時:2023年11月25日(土)午後3時~5時(北京時間)/午後4時~6時(東京時間)

会場:東京会場、北京会場、オンライン(Zoomウェビナー)のハイブリッド形式
◇東京会場:渥美財団ホール https://www.aisf.or.jp/jp/map.php
◇北京会場:北京大学外文楼206 ※北京大学関係者対象

言語:日中同時通訳

共同主催:
◇渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)
◇北京大学日本文化研究所
◇清華東亜文化講座
後援:国際交流基金北京日本文化センター
協賛:鹿島建設(中国)有限公司

※参加申込(リンクをクリックして登録してください)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_G5EEnbsqQxSTV9xNknq-Pw#/registration

お問い合わせ:SGRA事務局([email protected] +81-(0)3-3943-7612)

■要旨

東南アジアにおける近代美術の萌芽的な動きは、そのほとんどの地域が欧米列強の植民地であった1930年代に見られる。その運動は、相互に連動したものではなかったが、植民地において19世紀末から盛んになったナショナリズムや民族自決の高まりといった国際的な共通性を背景に、ほぼ同じ時期に見られるようになった。

フィリピンでは、アメリカ留学から帰国したエダデスを中心に結成された「13人の現代人たち」が、オランダ領東インドではスジョヨノとプルサギ(インドネシア画家組合)がその主な担い手であった。シンガポールではフランス留学からの帰国者たちが華人美術研究会を結成、華僑子弟の教育のために設立された南洋美術専科学校とともに、近代美術運動を推進した。独立国であったタイでは、「お雇い外国人」のイタリア人彫刻家フェローチが国立美術学校を設立し、仏領インドシナでは、フランス人画家タルデューが美術学校を設立して美術教育に取り組んだ。両校の初期の卒業生たちがそれぞれの近代美術の担い手となった。

こうした萌芽的な運動は、1940年代の旧日本軍の侵攻と占領によって頓挫し、本格的な開花は各国が独立を果たす1950年代以降を待つことになる。

この初期の近代美術運動の担い手であったパイオニアたちは何を目指し、何を課題としたのか。20世紀前半、激動のアジア近代史の奔流の中で、彼らは何と戦ったのか、そしてその思いは─各国における共通性と相違に目を向けながら読み解く。

■プログラム

総合司会 孫建軍(北京大学日本言語文化学部/SGRA)

【開会挨拶】今西淳子(渥美国際交流財団/SGRA)
【挨拶】野田昭彦(国際交流基金北京日本研究センター)

【講演】後小路雅弘(北九州市立美術館館長)「東南アジアにおける近代〈美術〉の誕生」

【指定討論】
◇熊燃(北京大学外国語学院)
◇堀川理沙(ナショナル・ギャラリー・シンガポール)

【自由討論】
モデレーター:林少陽(澳門大学歴史学科/SGRA/清華東亜文化講座)

【閉会挨拶】王中忱(清華東亜文化講座/清華大学中国文学科)

※プログラムの詳細は、下記リンクをご参照ください。
日本語版
https://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2023/10/J_SGRAChinaForum17.pdf

中国語版
https://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2023/10/C_SGRAChinaForum17.pdf

ポスター
https://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2023/10/ChinaForum17_posterLITE.png

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