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Invitation to SGRA Cafe#17 “Ukrainians Across the Border”

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SGRAかわらばん912号(2022年3月10日)

【1】第17回SGRA-Vカフェ「国境を超えたウクライナ人」へのお誘い

【2】寄贈書紹介:謝惠貞『横山利一と台湾:東アジアにおける新感覚派(モダニズム)の誕生』

【3】寄贈書紹介:趙秀一『金石範の文学:死者と生者の声を紡ぐ』
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【1】第17回SGRA-Vカフェ「国境を超えたウクライナ人」へのお誘い

下記の通り第17回SGRA-Vカフェを開催いたします。参加ご希望の方は、下記より参加登録をお願いします。聴講者はカメラもマイクもオフのZoomウェビナー形式で開催しますので、お気軽にご参加ください。SGRAカフェはどなたにも参加していただけますので、関心のある方にご宣伝ください。

◇テーマ:「国境を超えたウクライナ人」
◇講 師:オリガ・ホメンコ(キエフ・モヒーラビジネススクール助教授)

日 時:2022年3 月21日(月・休)午後8時~9時30分
方 法:Zoomウェビナーによる
会 費:無料
言 語:日本語
参加申込:下記リンクよりお申込みください
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_tM3lxWHMSTGZZrYwBKl6yg

お問い合わせ:SGRA事務局 ([email protected] 03-3943-7612)

◇講師略歴:
オリガ・ホメンコ Olga Khomenko
キエフ生まれ。キエフ・モヒーラビジネススクール助教授。東京大学大学院の地域文化研究科で博士号取得。フリーのジャーナリスト・作家・通訳として活動中。2004年度渥美奨学生。
著書:藤井悦子と共訳『現代ウクライナ短編集』(2005)、単著『ウクライナから愛をこめて』(2014)、『国境を超えたウクライナ人』(2022)を群像社から刊行。

◇講師からのメッセージ:
『国境を超えたウクライナ人』・・・今更このタイトルは皮肉に聞こえるかもしれません。ウクライナ史、国境に対するウクライナ人の思いを書きました。歴史的な観点から西と東の国境の存在について、また国境に対するウクライナ人の想いについて、海に囲まれた島国の日本の皆さんに理解を深めていただきたいです。それにしても本の題名がそのまま現実になるとは思いませんでした。正に悪夢です。私は侵略の2日前に今滞在する欧州の都市に着きましたが、私の家族は、空爆が始まった次の日に、苦労の末にキエフを離れることができ、30時間以上ドライブして国境を越えました。まだキエフに居る親戚、友達、教え子、同僚の無事を祈らずにはいられません。

詳細は下記リンクをご覧ください

第17回SGRA-Vカフェ「国境を超えたウクライナ人」へのお誘い

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【2】寄贈書紹介

SGRA会員で文藻外語大学日本語学科准教授の謝惠貞さんから新刊書をご寄贈いただきましたのでご紹介します。

◆謝惠貞著『横山利一と台湾:東アジアにおける新感覚派(モダニズム)の誕生』

日本統治期台湾の文学において、横光利一の「純粋小説論」や作品が与えた影響は大きく、また、その影響は中国や韓国など東アジアに広がる。本書は、日本統治期において台湾人作家がいかに横光を受容したかを解明し、台湾文学史の中にこれまで看過されてきた「台湾新感覚派」の誕生を文学史に正しく位置づける。更に、韓国の李箱や中国に渡った劉吶鴎の横光受容や、新発見された横光の随筆「台湾の記憶」を通して台湾の表象を論じる。

発行所:ひつじ書房(ひつじ研究叢書(文学編)14)
刊行日:2021年12月24日
体裁:A5判上製カバー装 424頁
ISBN:978-4-8234-1109-0
定価:6200円+税

詳細は下記リンクをご覧ください。
https://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978-4-8234-1109-0.htm

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【3】寄贈書紹介

SGRA会員で東国大学校日本学研究所専任研究員の趙秀一さんから新刊書をご寄贈いただきましたのでご紹介します。

◆趙秀一『金石範の文学:死者と生者の声を紡ぐ』

「四・三事件」の当事者たちに語り継がれた死者と生者の記憶を、文学的想像力を通して書き続ける在日朝鮮人作家、金石範。気鋭の韓国人研究者が『火山島』に至るテクストを読み解き、越境し交差するその文学世界を捉え直す。「日本語」や「日本文学」を揺さぶり続ける金石範文学の独創性を「世界文学」として位置づける渾身の力作。

発行所:岩波書店
ジャンル:書籍 > 単行本 > 日本文学総記
刊行日:2022/03/08
ISBN:9784000615198
Cコード 3091
体裁:A5 ・ 上製 ・ カバー ・ 426頁
定価:9,900円

詳細は下記リンクをご覧ください。
https://www.iwanami.co.jp/book/b600949.html

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★☆★お知らせ
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