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Invitation to SGRA Forum #67

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SGRAかわらばん886号(2021年9月3日)

【1】第67回SGRAフォーラムへのお誘い(9月23日、オンライン)
「誰一人取り残さない:如何にパンデミックを乗り越えSDGs実現に向かうか」

【2】催事紹介:国際ソーシャルワーク研究会(9月18日、オンライン)
「世界と日本の移民政策:日本社会の現在と今後の多文化共生に向けた課題」

【3】第6回日本・中国・韓国における国史対話の可能性へのお誘い(再送)
「人の移動と境界・権力・民族」(9月11日、オンライン)
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【1】第67回SGRAフォーラム「誰一人取り残さない」へのお誘い

下記の通り、第67回SGRAフォーラムをオンラインで開催します。一般視聴者はカメラもマイクもオフのZoomウェビナー形式ですので、お気軽にご参加ください。参加ご希望の方は、事前に参加登録をお願いします。

テーマ:「誰一人取り残さない:如何にパンデミックを乗り越えSDGs実現に向かうか―世界各地からの現状報告―」
日時:2021年9月23 日(木・祝)午後2時~4時30分
方法: オンライン(Zoomウェビナー)開催
言語:日本語

申込:下記リンクよりお申し込みください
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yju-0tGIRpygadlGG6YAKg

お問い合わせ:SGRA事務局([email protected] +81-(0)3-3943-7612)

■フォーラムの趣旨

SDGs(Sustainable_Development_Goals持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットで、国連加盟193カ国が採択した、2016年から30年までの15年間で持続可能で、より良い世界を目指すために掲げた目標。国連ではSDGsを通じて、貧困に終止符を打ち、地球を保護してすべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけている。具体的には、17のゴール(なりたい姿)・169のターゲット(具体的な達成基準)から構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave_no_one_behind)」ことを誓っている。SDGsに取り組むのは、国連加盟国の各国政府だけではなく、企業、NPO、NGOなどの各種団体、地方自治体、教育機関、市民社会、そして個人などすべての主体がそれぞれの立場から取り組んでいくことが求められている。

2020年はSDGsの5年目になる年であったが、新型コロナウイルスによるパンデミックが世界を席巻し、世界各国の経済や社会生活に多大な打撃を与え、世界大戦に匹敵する死傷者を出す悲惨な状況になってしまった。世界では先進国を中心にワクチン開発・供給などで取り組んで来ているが、多くの発展途上国は、資本主義の生存競争のなかで、パンデミックの対応に困難を極める状況に置かれているのが現状である。本フォーラムは、SDGsの基本理念と目標について理解するとともに、いくつかの国をケーススタディとしてとりあげ、パンデミックを如何に克服して「誰一人取り残さない」SDGsの実現に対応すべきかについて議論を交わすことを通じて、「地球市民」を目指す市民の意識を高め、一人一人がSDGsに主体的に取り組むアクションを起こすきっかけを提供することを目的とする。

◇プログラム:
総合司会:ロスティカ・ミヤ(大東文化大学/SGRA)

【第1部】基調報告(14:10~14:40):
佐渡友哲(さどとも・てつ:日本大学/INAF)
テーマ「SDGs時代における私たちの意識改革」
(参考図書:『SDGs時代の平和学』法律文化社、2019.12)

【第2部】世界各地からの現状報告(14:40~15:30):
報告1:フィリピンにおけるSDGs:フェルディナンド・マキト(フィリピン大学ロスバニョス校/SGRA)
報告2:ハンガリーにおけるSDGs:杜セキン(INAF研究員)
報告3:中東・北アフリカ地域におけるSDGs:ホサム・ダルウィッシュ(アジア研究所/SGRA)
報告4:北朝鮮におけるSDGs:朴在勲(㈱コリア・メディア/INAF)
報告5:スーダンにおけるSDGs:モハメド・オマル・アブディン(参天製薬㈱/SGRA)

【第3部】自由討論・総括(15:40~16:30):
モーデレーター:李鋼哲(北陸大学/SGRA/INAF)
パネリスト:報告者全員
+羽場久美子(神奈川大学)、三村光弘(ERINA/北東アジア学会)その他数名
総括:平川均(名古屋大学名誉教授/SGRA/INAF)

下記リンクよりプログラムをご覧ください。
http://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2021/09/SGRAForum67Program.pdf

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【2】催事紹介

SGRA会員のヴィラーグ ヴィクトルさんから、研究会のお知らせをいただきましたのでご紹介します。SGRAで3回お話しいただいた宮島喬先生のご講演です。参加ご希望の方は直接お申込みください。
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第8回国際ソーシャルワーク研究会
「世界と日本の移民政策:日本社会の現在と今後の多文化共生に向けた課題」

日時:2021年9月18日(土)13:30-15:30
オンライン(Zoom)開催

第1部:報告「グローバルアジェンダについて」
報告者:木村真理子,Ph.D (IFSWアジア太平洋地域前会長)

第2部:講演「世界と日本の移民政策:日本社会の現在と今後の多文化共生に向けた課題」
講師:宮島喬(お茶の水女子大学名誉教授)

参加申込:国際ソーシャルワーク研究会事務局 [email protected]
申込締切:9月11日

チラシ
https://drive.google.com/file/d/1Zdj4rJrNx6SHfhFxde4UIA_pgrx3oQV_/view?usp=sharing

研究会ウェブページ
https://sites.google.com/site/asisw2016/ci-hui-yan-jiu-hui

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【3】第66回SGRA-Vフォーラム/第6回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性「人の移動と境界・権力・民族」へのお誘い(再送)

下記の通り第6回日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性をオンラインで開催いたします。参加ご希望の方は、事前に参加登録をお願いします。一般聴講者はカメラもマイクもオフのWebinar形式で開催しますので、お気軽にご参加ください。

テーマ:「人の移動と境界・権力・民族」
日 時:2021年9月11日(土)午前10時~午後4時20分(日本時間)
方 法: Zoomウェビナーによる
言 語:日中韓3言語同時通訳付き
主 催:渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)

*参加申込(下記リンクから登録してください)
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_6j-ioNjbR86btwmocwljKg

お問い合わせ:SGRA事務局([email protected] +81-(0)3-3943-7612)

■開催の趣旨

本「国史たちの対話」企画は、自国の歴史を専門とする各国の研究者たちの対話・交流を目的として2016年に始まり、これまで全5回を開催した。国境を越えて多くの参加者が集い、各国の国史の現状と課題や、個別の実証研究をめぐって、議論と交流を深めてきた。第5回は新型コロナ流行下でも対話を継続すべく、初のオンライン開催を試み、多くの参加者から興味深い発言が得られたが、討論時間が短く、やや消化不良の印象を残した。今回はやや実験的に、自由な討論に十分な時間を割くことを主眼に、思い切った大きなテーマを掲げた。問題提起と若干のコメントを皮切りに、国や地域、時代を超えて議論を豊かに展開し、これまで広がってきた参加者の輪の連帯を一層深めたい。

なお、円滑な対話を進めるため、日本語⇔中国語、日本語⇔韓国語、中国語⇔韓国語の同時通訳をつける。フォーラム終了後は講演録(SGRAレポート)を作成し、参加者によるエッセイ等をメールマガジン等で広く社会に発信する。

■問題提起

◇塩出浩之(京都大学)「人の移動からみる近代日本:国境・国籍・民族」

国や地域をまたいで移動する人々は、過去から今日まで普遍的に存在してきた。しかし歴史が国家を単位とし、かつ国民の歴史として書かれるとき、彼らの経験は歴史から抜け落ちる。逆にいえば、歴史をめぐる対話において、人の移動はもっとも好適な話題の一つになりうるといえよう。

「人の移動と境界・権力・民族」というテーマについて、この問題提起では近代日本の経験を素材として論点を提示する。まず導入として、アメリカ合衆国の沖縄系コミュニティに関する報告者のフィールドワークをもとに、現代世界における民族集団(ethnic_group)について概観する。

第一の問題提起として、近現代における人の移動を左右してきた国境と国籍に焦点をあて、具体的な事例として、20世紀前半における日本統治下の沖縄・朝鮮や、戦後アメリカ統治下の沖縄からの移民について紹介する。国境や国籍が、近現代の主権国家体制や国際政治構造(帝国主義や冷戦)と密接に関わることを指摘したい。

第二の問題提起として、人の移動が政治・社会秩序にあたえたインパクトとして、国家や地域をまたぐ民族集団の形成、そして国家間関係とは異なる民族間関係の形成に焦点をあてる。具体的な事例としては、20世紀前半のハワイにおける日系住民と中国系住民の複雑な関係についてとりあげる。

以上を踏まえて、近現代における人の移動は前近代とどのような異同があり、また国を単位として比較した場合には何がいえるのか、議論を喚起したい。

*プログラム・会議資料の詳細は、下記リンクをご参照ください。
http://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2021/08/J_Kokushi6_ProjectPlan.pdf

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★☆★お知らせ
◇「国史たちの対話の可能性」メールマガジン(日中韓3言語対応)
SGRAでは2016年から「日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」円卓会議を続けていますが、2019年より関係者によるエッセイを日本語、中国語、韓国語の3言語で同時に配信するメールマガジンを開始しました。毎月1回配信。SGRAかわらばんとは別に配信するため、ご関心のある方は下記より登録してください。
https://kokushinewsletter.tumblr.com/

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