SGRAメールマガジン バックナンバー

Invitation to SGRA Virtual Cafe #13

************************************************
SGRAかわらばん824号(2020年6月18日)

【1】SGRA-Vカフェ「ポストコロナ時代の東アジア」へのお誘い

【2】催事紹介:オンラインセミナー「新型コロナウイルスへの対応~日中韓の経験とベスト・プラクティス~」
************************************************

【1】第13回SGRA-Vカフェ「ポストコロナ時代の東アジア」へのお誘い

SGRAでは、良き地球市民の実現をめざす皆さまに気軽にお集まりいただき、講師のお話を伺い議論をする<場>として、SGRAカフェを開催しています。今年は初めての試みとして、オンラインZoomによるSGRA-Vカフェを開催します。オンライン参加ご希望の方は、SGRA事務局宛てお申し込みください。
皆さまのご参加をお待ちしています。

◆第13回SGRA-Vカフェ「ポストコロナ時代の東アジア」

日時:2020年7月18日(土)15時~16時30分(日本時間)
参加方法:オンライン(Zoom)による
言語:日本語のみ
会費:無料
定員:100名(人数に達した時点で申込を締め切らせていただきます)

参加申込・問合せ:SGRA事務局 <[email protected]
申込内容:お名前・居住国/都市・ご所属・Zoom接続用メールアドレスをお送りください。
※事前参加登録していただいた方に、カフェ前日に招待メールをお送りします。

◇プログラム

14:45 Zoom接続開始
司会:李彦銘
15:00 開会挨拶・講師コメンテーター紹介
15:10 講演:林泉忠
15:50 コメント:下荒地修二、南基正
16:05 質疑応答
16:25 まとめ・閉会挨拶
16:30 終了

講演要旨:

世界を震撼させた2020年の新型コロナウイルスが世界システムをかく乱し、「ポストコロナ時代」の国際関係の再構築が求められる中、東アジアはコロナの終息を待たずに、すでに激しく動き始めている。
コロナが発生するまで、中国のアメリカと日・韓の分断戦略はある程度効いていた。しかし、コロナ問題と香港問題によって「米中新冷戦」が一気に進み、今まで米中のバランスの維持に腐心してきた日韓の選択が迫られる。とりわけ日中の曖昧な「友好」関係の継続はいよいよ限界に達し、日本の主体性ある「新アジア外交戦略」が模索され始めている。
中国による「国家安全法」の強制導入で、香港は一気に「中国システム」の外延をめぐる攻防の激戦地になり、米中新冷戦の最前線になる。香港という戦略上の緩衝地帯を喪失する台湾は、「台湾問題を解決する」中国からの圧力が一段と高まり、アメリカとの安全保障上の関係強化を一層求めることなり、台湾海峡は再び緊迫した時代に入る。「ポストコロナ時代」における「米中新冷戦」が深まっていくことはもはや回避できない。

略歴:

林泉忠(りん・せんちゅう Lim Chuan-Tiong)
国際政治学専攻。2002年東京大学より博士号を取得(法学博士)。同年より琉球大学法文学部准教授。2008年よりハーバード大学リサーチ・アソシエイト、2012年より台湾中央研究院近代史研究所副研究員、国立台湾大学兼任副教授、2018年より台湾日本総合研究所研究員、香港アジア太平洋研究センター研究員、中国武漢大学日本研究センター長、香港「明報」(筆陣)主筆、を歴任。
著書に『「辺境東アジア」のアイデンティティ・ポリティクス:沖縄・台湾・香港』(明石書店、2005年)、『日中国力消長と東アジア秩序の再構築』(台湾五南図書、2020年)など。

下荒地 修二(しもこうじ・しゅうじ SHIMOKOJI Shuji)
日本の外交官。駐米公使を経て、駐パナマ特命全権大使や駐ベネズエラ特命全権大使を歴任。。

南基正(ナム・キジョン NAM Ki-Jeong)
専門は戦後日本政治外交。東京大学で「朝鮮戦争と日本―『基地国家』における戦争と平和」の研究で博士号を取得。東北大学法学研究科助教授、韓国・国民大学国際学部副教授などを経て、ソウル大学日本研究所副教授。

李彦銘(リ・イェンミン LI Yanming)
専門は国際政治、日中関係。北京大学国際関係学院を卒業してから来日し、慶應義塾大学法学研究科より修士号・博士号を取得。慶應義塾大学東アジア研究所現代中国研究センター研究員を経て、2017年より東京大学教養学部特任講師。

詳細は下記リンクをご覧ください。

第13回SGRA-Vカフェ「ポストコロナ時代の東アジア」へのお誘い

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

【2】催事紹介:

SGRA特別会員で日中韓三国協力事務局(TCS)事務局長の道上尚史様よりオンラインセミナーのご案内がありましたのでご紹介します。参加ご希望の方は、下記リンクより直接お申し込みください。

——————–

◆オンラインセミナー「新型コロナウイルスへの対応~日中韓の経験とベスト・プラクティス~」

このたび、日中韓三国協力事務局(TCS)は、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)北東アジア事務所と共催で、オンラインセミナー「新型コロナウイルスへの対応~日中韓の経験とベスト・プラクティス~」を開催することとなりました。
今般のコロナ禍にあたり、日中韓三国は、対処方法は各々異なるものの、感染者や死者が、欧米などより大幅に少ない水準に抑えられており、各国より、日中韓のコロナ対処をもっと知りたい、学びたいとの声が寄せられています。今般のセミナーを通じ、三国の経験とベスト・プラクティスがアジア太平洋など世界各国の人々と共有され、今後の備えの一助となればと考えています。

【日 時】7月2日(木)15:00~16:30
【言 語】英語
【参加費】無料
【出席者】
発表者:
(日本側)押谷仁 東北大学教授、日本政府新型コロナウイルス感染症対策専門家会議委員
(中国側)呉尊友(ご・そんゆう)中国疾病予防管理センター首席感染病学専門家
(韓国側)李赫民(イ・ヒョンミン)延世大学セブランス病院診断医学科教授、疾病管理本部傘下・感染病危機管理対策専門委員会専門委員
スペシャル・ゲスト:葛西健 WHO西太平洋地域事務局事務局長
主催者側〔モデレーター〕:
道上尚史 日中韓三国協力事務局(TCS)事務局長
バーサンジャブ・ガンボルド 国連アジア太平洋経済社会委員会(UNESCAP)北東アジア事務所所長
【事前登録】https://bit.ly/ESCAPTCSWebinar
事前登録後には、登録確認・案内メールが届きます。
事前登録の際に頂いた発表者への質問はQ&Aセッションにて優先的に取り上げられます。

詳細は下記ウェブページをご覧ください。
日本語:
https://tcs-asia.org/jp/board/notice_view.php?idx=3549&pNo=1
英語:
https://tcs-asia.org/en/board/notice_view.php?idx=3548&pNo=1

*********************************************
★☆★お知らせ
◇「国史たちの対話の可能性」メールマガジン(日中韓3言語対応)
SGRAでは2016年から「日本・中国・韓国における国史たちの対話の可能性」円卓会議を続けていますが、2019年より関係者によるエッセイを日本語、中国語、韓国語の3言語で同時に配信するメールマガジンを開始しました。毎月1回配信。SGRAかわらばんとは別にお送りしますので、ご興味のある方は下記より登録してください。
https://kokushinewsletter.tumblr.com/

●「SGRAかわらばん」は、SGRAフォーラム等のお知らせと、世界各地からのSGRA会員のエッセイを、毎週木曜日に電子メールで配信しています。どなたにも無料でご購読いただけますので、是非お友達にもご紹介ください。
●登録および配信解除は下記リンクからお願いします。

無料メール会員登録


●エッセイの転載は歓迎ですが、ご一報いただければ幸いです。
●配信されたエッセイへのご質問やご意見は、SGRA事務局にお送りください。事務局より著者へ転送します。
●SGRAエッセイやSGRAレポートのバックナンバーはSGRAホームページでご覧いただけます。
http://www.aisf.or.jp/sgra/active/sgra/
●SGRAは、渥美財団の基本財産運用益と法人・個人からの寄附金、諸機関から各プロジェクトへの助成金、その他の収入を運営資金とし、運営委員会、研究チーム、プロジェクトチーム、編集チームによって活動を推進しています。おかげさまで、SGRAの事業は発展しておりますが、今後も充実した活動を継続し、ネットワークをさらに広げていくために、皆様からのご支援をお願い申し上げます。

寄付について

関口グローバル研究会(SGRA:セグラ)事務局
〒112-0014
東京都文京区関口3-5-8
(公財)渥美国際交流財団事務局内
電話:03-3943-7612
FAX:03-3943-1512
Email:[email protected]
Homepage:http://www.aisf.or.jp/sgra/
*********************************************