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The 5th Asia Future Conference: Call for Papers

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SGRAかわらばん745号(2018年10月18日)

【1】第5回アジア未来会議:発表要旨の募集開始!
「持続的な共有型成長:みんなの故郷、みんなの幸福」
(2020年1月9日~13日、マニラ近郊)

【2】第3回東アジア日本研究者協議会のご案内
SGRAより2パネル参加(10月27日、京都)
1.現代日本社会の「生殖」における男性の役割―妊娠・出産・育児をめぐるナラティブから
2.アジアにおける日本研究者ネットワークの構築―SGRA(渥美国際交流財団)の取り組みを中心に
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【1】第5回アジア未来会議☆発表要旨の募集開始!

渥美国際交流財団関口グローバル研究会は、バンコク、バリ島、北九州、ソウルに続き、マニラ近郊にて第5回アジア未来会議を開催します。アジア未来会議は、日本で学んだ人や日本に関心のある人が集い、アジアの未来について語る<場>を提供します。アジア未来会議は、学際性を核としており、グローバル化に伴う様々な課題に対して、科学技術の開発や経営分析だけでなく、環境、政治、教育、芸術、文化の課題も視野にいれた多面的な取り組みを奨励します。毎回400名以上の参加者を得、200編以上の論文発表が行われます。活発な議論の場を創るため、皆様の積極的なご参加をお待ちしています。

日時:2020年1月9日(木)~13日(月)(到着日と出発日を含む)
場所:フィリピン国マニラ首都圏アラバンとラグナ州ロスバニョス
総合テーマ:持続的な共有型成長-みんなの故郷(ふるさと)、みんなの幸福(しあわせ)
http://www.aisf.or.jp/AFC/2020/

アジア未来会議は下記の要項にしたがって論文・小論文・ポスター/展示の発表要旨を募集しています。アジア未来会議は、特定分野の学会ではないので、一般の人々にもわかる発表を心掛けてください。

〇上記総合テーマに含まれる下記トピックに関連する研究発表の提案を募集中。
【効率】成長と繁栄 地域貿易と統合 グローバル化 移動 連携性 技術/社会革新
【公平】平和 公共/民間ガバナンス 紛争解決 人権 公平性 倫理
【環境】持続性 環境 生物多様性 気候変動 被災リスク管理
【人間】特別支援 文化/宗教研究 健康 教育 歴史 特別枠 共有型成長のメカニズム

〇発表言語
第5回アジア未来会議の公用語は英語と日本語です。登録時に、まず口頭発表およびポスター/展示発表の言語を選んでいただきます。英語で発表する場合の発表要旨は250語以内に纏めてください。日本語で発表する場合は、発表要旨のみ日本語(600字)と英語(250語)との両方で投稿していただきます。論文および小論文は日本語のみでけっこうです。

〇発表の種類
1.小論文(2~3ページ)
2.論文(5ページ以上10ページ以内)
3.ポスター/発表展示

〇分科会セッションの割り当て
分科会は、2020年1月10日(金)にアラバンで、1月11日(土)にフィリピン大学ロスバニョス校で開催します。
1.一般セッション(個人投稿:アジア未来会議実行委員会が割り当てる)
2.グループセッション(グループで独自のセッションを作る)
3.学生セッション

〇発表要旨の提出期限
[A] 奨学金・優秀論文賞の選考対象となる論文の発表要旨の投稿
2018年10月17日から2019年1月1日
[B] 論文・小論文・ポスター/展示の発表要旨の一般投稿(奨学金・優秀論文賞の対象外)
2018年10月10日から2019年6月30日

詳細は下記ウェブサイトをご覧ください。
画面上のタブで言語(英語か日本語)を選んでください。

Call for Papers

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【2】第3回東アジア日本研究者協議会のご案内

東アジア日本研究者協議会は、東アジアの日本研究関連の学術と人的交流を目的として2016年に発足し、韓国・仁川で第1回国際学術会議が開催されました。2017年の第2回会議(於中国・天津)に続き、本年10月末には第3回会議が日本・京都で開催されることとなりました。

歴史的な壁のため、さらに東アジアでは自国内に日本研究者集団が既に存在することもあり、国境・分野を越えた日本研究者の研究交流が妨げられてきた側面があります。東アジア日本研究者協議会は日本研究の質的な向上、自国中心の日本研究から多様な観点に基づく日本研究への志向、東アジアの安定と平和への寄与の3つを目的としています。SGRAは同協議会の理念に賛同して毎回参加し、本年は下記の2パネルを開催します。これを機会に皆様のご参加やご関心をお寄せいただければ幸いです。

〇第3回東アジア日本研究者協議会国際学術大会

日時:2018 年 10 月 26 日(金)~ 28 日(日)
会場:国際日本文化研究センター(10月26日)・京都リサーチパーク(10月26日、27日、28日)
主催:東アジア日本研究者協議会、国際日本文化研究センター
共催:国際交流基金
助成:鹿島学術振興財団、村田学術振興財団
詳細は下記リンクをご覧ください。
http://eacjs.rspace.nichibun.ac.jp/

【SGRA参加パネル】

◆セッションB1:「現代日本社会の「生殖」における男性の役割――妊娠・出産・育児をめぐるナラティブから」
(分科会1:10月27日(土)9:30-11:00、京都リサーチパーク)

〇パネル趣旨
現代日本における最重要の社会的課題として「少子化」は、依然として大いに議論されている。そのなかで、個人の妊娠・出産・育児には、国家や企業、マスメディアからの介入がみられるが、その言説では、若い女性が子供を産み育てるために身体・キャリア・恋愛などの人生のあらゆる側面をプランニングし、管理する必要性が説かれている。そうした「妊活」(妊娠活動)や育児に関わる言説には、今も尚、母性神話が強く根付いている。一方、そこに男性の存在感は稀薄であり、家庭内における「父親の不在」がしばしば指摘されている。たとえ「イクメン」という言葉が流行し、子育てに参加したい気持ちはあっても、長時間労働や日本企業独特の評価制度などに縛られ、それを許されない男性は多い。
上記の背景を踏まえた上で、本パネルでは、社会学と文学のそれぞれの視点から、妊娠・出産・育児における男性の役割がいかにして語られるかを考えていく。

〇プログラム
司会:コーベル・アメリ(パリ政治学院)
発表1:ファスベンダー・イサベル(東京外国語大学)
発表2:グアリーニ・レティツィア(国際基督教大学ジェンダー研究センター)
討論1:デール・ソンヤ(一橋大学)
討論2:モリソン・リンジー(武蔵大学)

◆セッションB3:「アジアにおける日本研究者ネットワークの構築――SGRA(渥美国際交流財団)の取り組みを中心に」
(分科会3:10月27日(土)13:45-15:15、京都リサーチパーク)

〇パネル趣旨:
「関口グローバル研究会」(SGRA)は渥美国際交流財団が支援した元奨学生が中心となって活動している研究ネットワークである。21世紀の幕開けに設立されたSGRAは、第1回フォーラム「21世紀の日本とアジア」を皮切りに、多分野多国籍の研究者によって、多面的なアプローチから研究を行っている。その集大成として2013年に第1回アジア未来フォーラム(AFC)が開催され、今夏に第4回AFCは成功裏に幕を閉じた。
2014年第2回AFC@バリ島円卓会議の続編として行なわれた2015年第49回SGRAフォーラム「日本研究の新しいパラダイムを求めて」において、「日本研究」をアジアの「公共知」として育成するために、アジアで共有できるアジア研究を目指すネットワークの構築が喫緊の課題だというコンセンサスが得られた。また、東アジアに創られた「知の共同空間」での「共同体」の構築に欠かせない「方法としての東アジアの日本研究」の意義も再認識された(SGRAレポートNo.74<2016.6発行>より)。
その翌年に第1回東アジア日本研究者協議会(EACJS)がソウルで開催され、2017年第2回@天津に続き、今秋第3回EACJS@京都の開催を迎える運びになった。いわば、SGRAフォーラムで展開された有識者らの論議が起爆剤になり、東アジアの日本研究者を集結する「知の共同空間」を誕生させたのではないかともいえよう。
本パネルでは、アジアにおける日本研究者ネットワークの構築が実現するまでに、2000年発足以来継続してきたSGRAの取り組みを振り返り、今後目指すべき新地平を探る。特に、SGRAフォーラムとシンクロして、アジア各地域で展開される、「日韓アジア未来フォーラム」(2001~)、「日比共有型成長セミナー」(2004~)、「SGRAチャイナフォーラム」(2006~)、「日台アジア未来フォーラム」(2011~)に焦点を当て、地域ごとの活動報告に伴い、より創発的に共有できる「知の共同空間」の構築に解決すべき課題、未来を切り拓く骨太ビジョンの策定等について、活発的な意見交換を行う。

〇プログラム
司会:劉傑(早稲田大学)
発表1:金雄熙(韓国・仁荷大学)
発表2:マキト、フェルディナンド(フィリピン大学ロスバニョス校)
発表3:孫建軍(中国・北京大学)
発表4:張桂娥(台湾・東呉大学)
討論1:稲賀繁美(国際日本文化研究センター)
討論2:徐興慶(台湾・中国文化大学)

プログラムの詳細は、下記リンクをご覧ください。

第3回東アジア日本研究者協議会へのお誘い

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★☆★SGRAカレンダー
◇第61回SGRAフォーラム(2018年10月13日、東京)
「日本の高等教育のグローバル化!?」<盛会裏に終了しました>

第61回SGRAフォーラム「日本の高等教育のグローバル化!?」へのお誘い


◇第5回アジア未来会議「持続的な共有型成長:みんなの故郷みんなの幸福」
(2020年1月9日~13日、マニラ近郊)<発表要旨募集中>
http://www.aisf.or.jp/AFC/2020/
☆アジア未来会議は、日本で学んだ人や日本に関心がある人が集い、アジアの未来について語る<場>を提供します。

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