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Invitation to SGRA Forums at the First EACJS Meeting

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SGRAかわらばん647号(2016年11月17日)

【1】第16回日韓アジア未来フォーラム@EACJS国際学術大会へのお誘い
  「日中韓の国際開発協力:新たなアジア型モデルの模索」(12月1日仁川)

【2】第55回SGRAフォーラム@EACJS国際学術大会へのお誘い
  「戦後日本の平和論:戦後日本の平和テキストを読む」(12月1日仁川)

【3】SGRAレポート第77号紹介
  「これからの日韓の国際開発協力:共進化アーキテクチャの模索」
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2015年7月に東京で開催した第49回SGRAフォーラム「日本研究の新しいパラダイムを求めて」で、ソウル大学日本研究所の朴喆熙教授が提唱された東アジア日本研究者協議会(EACJS)がいよいよ発足し、第一回国際学術大会が11月30日~12月2日に韓国仁川市ソンドで開催されます。この大会においてSGRAが開催する2つのセッションをご案内します。参加ご希望の方は、SGRA事務局へご連絡ください。

東アジア日本研究者協議会についての詳細は下記リンクをご覧ください。
http://www.eacjs.org/

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【1】第16回日韓アジア未来フォーラム@EACJS国際学術大会へのお誘い

テーマ:「日中韓の国際開発協力:新たなアジア型モデルの模索」
日 時: 2016年12月1日(木)午前10時50分~午後12時20分
会 場:韓国仁川松島コンベンシア(Songdo_Convensia)
主 催:(財)未来人力研究院(韓国)
共 催:(公財)渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)
申込み・問合せ:SGRA事務局
電話:03-3943-7612 Email:[email protected]

◇フォーラムの趣旨

日本には、経済発展と省エネルギー・環境の両立、防災、高齢化社会対応など課題先進国ならではの技術と知識、それに経験がある。圧縮成長を成し遂げ、さらに経済危機を乗り越えてきた韓国の経験もアジア地域における将来の発展に貴重な手掛かりを提供すると期待されている。近年は中国も、急速に援助量を増加させており、国際世論を意識しながら対外援助をさらに充実させようとしている。今後日中韓は、これらの知的資産を活用しながら、三ヶ国の切磋琢磨を通じて、質量ともに開発援助の向上を図るべきであろう。

本フォーラムでは、日中韓が協力し、競争し合いながら、ともに進化し、開発協力の「アジアモデル」とでもいえるようなアーキテクチャを創り上げる可能性も視野に入れながら、議論を展開したい。今回は、2016年2月に東京で開催された第15回日韓アジア未来フォーラム「これからの日韓の国際開発協力:共進化アーキテクチャの模索」、2016年10月1日に北九州で開催された第3回アジア未来会議の自主セッション「アジア型開発協力の在り方を探る」における議論を受け、日韓に中国を含めて東アジアの開発援助のあり方を考える。日韓同時通訳付き。

◇プログラム

司会:金 雄煕(キム・ウンヒ、仁荷大学国際通商学科教授)
開会の辞:今西淳子(いまにし・じゅんこ、渥美国際交流財団常務理事・SGRA代表)

【報告1】「中国的ODAの展開:レシピエントの視点」
     李 恩民(リ・エンミン、桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群教授)

【報告2】「開発協力に対するアジア的モデルの可能性の模索:北東アジア供与国間の収斂と分化」
     孫 赫相(ソン・ヒョクサン、慶熙大学公共大学院院長・韓国国際開発協力学会会長)

【ミニ報告及び討論1】「日中両国の対外開発協力に関する比較研究」(仮題)
     李 鋼哲(り・こうてつ、北陸大学未来創造学部教授)

【討論2】金 泰均(キム・テギュン、ソウル大学国際大学院教授)

【自由討論】渥美財団SGRA及び未来人力研究院の関連研究者

【閉会の辞】徐 載鎭(ソ・ゼジン、未来人力研究院院長)

◇プログラムは下記リンクよりご覧いただけます。
http://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2016/11/nikkan16programJ.pdf

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【2】第55回SGRAフォーラム@EACJS国際学術大会へのお誘い

テーマ:「戦後日本の平和論:戦後日本の平和テキストを読む」
日 時: 2016年12月1日(木)午後1時30分~午後3時
会 場:韓国仁川松島コンベンシア(Songdo Convensia)
主 催:(公財)渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)
言 語:日本語
申込み・問合せ:SGRA事務局
電話:03-3943-7612 Email:[email protected]

◇フォーラムの趣旨

本セミナーは、先夏の7月16日(土)、東京国際フォーラムで開催された「今、再び平和について:平和のための東アジア知識人連帯を考える」と題する第51回SGRAフォーラムの後続プログラムとして企画された。同フォーラムの総合討論を通じて参加者たちは、東アジアの各地域にはそれぞれ異なる特殊な政治状況に置かれながらも、理念の違いや国の境を超えて訴えることのある「平和テキスト」があることを再発見し、これをこの地域の知識人が共同で読むことにより、平和の理想を現実政治の指針として蘇らせることができるとの認識を共有するに至った。その議論を受け、本フォーラムが生まれたのである。

平和でない現実の中で平和を想像することを止めないこと。そのため、東アジアの平和テキストを一緒に読んでいくこと。これが、この地域の研究者たちが「知識人」としての役割を自認し「平和」のため連帯をするため、今求められていることである。

その折に、韓国仁川の松島(ソンド)で、東アジア日本研究者協議会が発足し、その第一回目の国際学術大会が開かれることになった。上記フォーラムを開催したSGRA「安全保障と世界平和」チームは、この学術大会に参加し、東アジアの日本研究者たちが集まり、冷戦期、脱冷戦期、3.11後の日本において鋭く「平和」を説いた三つのテキストを読むことにした。

◇プログラム

司会:李 来賛(リ・ネチャン、韓国・漢城大学)

【報告1】都築 勉(つづき・つとむ、日本・信州大学)
     「鶴見俊輔の戦争と平和−−『転向研究』を読む」

【報告2】朴 榮濬(パク・ヨンジュン、韓国・国防大学校)
     「脱冷戦期、現実主義者の平和構想−−田中明彦の『新しい中世』を読む」

【報告3】霍 士富(かく・しふ、中国・西安交通大学)
     「歴史叙述と現実記述とのジレンマ−−大江健三郎『晩年様式集』を読む」

◇討論者

趙 寛子(チョウ・クァンジャ、韓国・ソウル大学)
南 基正(ナム・キジョン、韓国・ソウル大学)
徐 東周(ソ・トンジュ、韓国・ソウル大学)

◇プログラムは下記リンクよりご覧いただけます。
http://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2016/11/SGRA_Forum_55_Program.pdf

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【3】SGRAレポート紹介

SGRAレポート第77号のデジタル版をSGRAホームページに掲載しましたのでご紹介します。下記リンクよりどなたでも無料でダウンロードしていただけます。冊子本は今月中にSGRA賛助会員と特別会員の皆様にお送りいたします。

◆SGRAレポート第77号「これからの日韓の国際開発協力:共進化アーキテクチャの模索」
  (第15回日韓アジア未来フォーラム講演録)
  2016年11月10日発行

SGRAレポート77号(本文)
http://www.aisf.or.jp/sgrareport/Report77light2.pdf
SGRAレポート77号(表紙)
http://www.aisf.or.jp/sgra/wp-content/uploads/2016/11/sgra_no77cover.pdf

◇もくじ

はじめに:金 雄煕(キム・ウンヒ、仁荷大学国際通商学部教授)

【講演1】「韓国の学者たちがみた日本のODA」
孫 赫相(ソン・ヒョクサン:慶熙大学公共大学院教授・韓国国際開発協力学会会長)

【講演2】「韓国の開発経験とODA戦略」
深川由起子(早稲田大学政治経済学術院教授)

【ミニ報告1】「日本のODAを振り返る-韓国のODAを念頭においた日本のODAの概括-」
平川 均(国士舘大学教授・名古屋大学名誉教授)

【ミニ報告2】「日本の共有型成長DNAの追跡-開発資金の観点から-」
フェルディナンド・C・マキト(テンプル大学ジャパン講師)

【自由討論】
モデレーター:金 雄煕
パネリスト:上記講演者、報告者及び下記の専門家
 園部哲史(政策研究大学院教授)
 広田幸紀(JICAチーフエコノミスト)
 張ヒョンシク(チャン・ヒョンシク:ソウル大学行政大学院招聘教授・前KOICA企画戦略理事)
 その他 渥美財団SGRA及び未来人力研究院の関連研究者

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