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[SGRA_Kawaraban] Invitation to SGRA Forum #47 “Science and Technology in a Risk Society”

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SGRAかわらばん517号(2014年5月7日)
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☆★☆第47回SGRAフォーラム「科学技術とリスク社会」へのお誘い☆★☆

下記の通りフォーラムを開催しますので、奮ってご参加ください。

■テーマ:「科学技術とリスク社会:福島第一原発事故から考える科学技術と倫理」

■日 時:2014年5月31日(土)午後1時30分〜4時30分

■会 場:東京国際フォーラム ガラス棟 G610会議室
     https://www.t-i-forum.co.jp/general/access/

参加費:フォーラム/無料 懇親会/正会員1000円、メール会員・一般2000円

お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局宛に事前にお名前、ご所属、連絡先をご記入
の上、参加申し込みをしてください。よろしければ下記の申込み欄をご利用くださ
い。
SGRA事務局(sgra-office@aisf.or.jp Tel: 03-3943-7612 )

◇プログラムの詳細は、下記リンクをご参照ください。
http://www.aisf.or.jp/sgra/schedule/SGRAForum47Program.pdf

■フォーラムの概要:

3・11/福島原発事故以降、「科学技術の限界」あるいは「専門家への信頼の危機」が
語られてきました。今回のSGRAフォーラムでは、島薗進先生(上智大学神学部教授−
宗教学/応用倫理)、平川秀幸先生(大阪大学コミュニケーションデザインセンター
教授−科学技術社会論)をお招きして、福島第一原発事故を事例として「科学技術と
倫理」、「科学技術とリスク社会」、「科学なしでは答えられないが、科学だけでは
答えられない問題群」などをテーマとしてオープンディスカッションを行います。

1)理工系科学者のみならず社会系科学者、人文系科学者の役割と倫理
2)科学者と市民を結ぶ科学技術コミュニケーションの可能性

〔トピック〕
・福島第一原発事故から考える「科学技術の限界」、「専門家への信頼の危機」
・巨大科学、先端科学が生み出す「リスク社会」の様相
・「科学技術と倫理」の課題及び社会系科学者、人文系科学者の役割
・科学者と市民を結ぶ科学技術コミュニケーションの可能性

■プログラム:

1)問題提起:(5〜10分)
チェ・スンウォン(韓国)理化学研究所研究員/生物学

2)対談:(約40分)

◇島薗進先生「人間が科学技術を統御するために」
  上智大学神学部教授(宗教学/応用倫理)

科学技術によって人間はこれまでにない力を獲得し、より幸福な生活を実現できると
いう観念は、現代社会の諸制度や現代社会に生きる私たちの考え方にしっかり根づい
ている。そもそも小学校から大学に至るまでの学校教育は、科学の知識と科学的な思
考能力を身に着けることを主軸に組み立てられている。だが、いつしか社会は、科学
技術が福利とともに害悪をもたらすことを当然の前提とする時代に入っている。リス
ク社会とはそのような社会だろう。そこでは、さまざまな科学技術がもたらす福利も
害悪も含めて、それが将来もたらすであろうものについて予測し、評価し、判断する
ことがつねに求められなくてはならない。そこでは将来世代にも十分に配慮し、長期
的な見通しをもって科学技術を制御していくための知識と合意形成のシステムが必要
となる。ところが、リスク社会においても、政治・経済の主導権を握る人々が科学技
術を制御するシステムを組み立て働かせることに積極的に取り組むとは限らない。科
学技術は政治・経済の目先の利害関心に引きずられたり、熟慮と叡智と合意による判
断よりも競争に打ち勝つことを目指して進んだりする傾向を強めている。科学技術と
リスク社会のこうした好ましからざる関係のあり方をどうすれば改めていけるのか。
もちろんそうした問題意識をもつ科学者や自分・社会系の学者、思想家はこれまでも
警鐘を鳴らしてきたが、社会体制は無視、ないし軽視してきた。福島原発事故はこう
した現代社会の状況をよく表す事態として見ることもできるだろう。

◇平川秀幸先生「科学の「外」の問いをいかに問うか」
  大阪大学コミュニケーションデザインセンター教授(科学技術社会論)

福島原発事故は、リスク社会としての現代社会の様々な問題を露わにしてきた。その
一つが、リスクに関わる諸問題を「科学的」に処理可能な範囲に切りつめ、科学外的
(extra-scientific)な問題をないがしろにしてしまう傾向である。たとえば福島原
発周辺からの避難者への政府の対応では、元来、避難からの帰還や移住の選択は、放
射線による健康被害リスク以外にも、生活再建全般に関わる多様な考慮事項があるに
もかかわらず、あたかも放射線リスクの程度(被爆の線量レベル)のみで白黒つけら
れるかのような扱いが為されてきた。帰還するか否かの問題が、科学的問題を扱う原
子力規制委員会に委ねられたのは、これを象徴している。子ども・被災者支援法でも
規定された当事者の自己決定を尊重する民主的な意思決定プロセスもないがしろにさ
れがちであり、いわば「デモクラシーを割愛して科学に逃げる」という構図も様々な
場面で繰り返されている。背後には「リスクは科学的問題だ」「科学的に正しい答え
を出せばみんな納得して帰還する」という思い込みだけでなく、事故被害の矮小化、
賠償規模の縮小など、原子力をめぐる政治・経済的な利害が働いているのだろうが、
「科学的」という表象がそれを不可視化している。「科学」では語りきれない問題、
「科学」で置き換えたり覆い隠したりしてはならない人間や社会の問題にいかに定位
するか。原発事故に限らず、現代のリスク社会における科学技術の「倫理」を考える
うえで、共通する課題であろう。

モデレータ:エリック・シッケタンツ(ドイツ)
  東京大学大学院人文社会系研究科特別研究員/宗教史

3)オープンディスカッション:(約90分)
ファシリテータ:デール・ソンヤ(ノルウェー)
  上智大学大学院グローバルスタディーズ研究科特別研究員/グローバル社会

——-参加申込み用——–

送信先:sgra-office@aisf.or.jp

第47回SGRAフォーラム「科学技術とリスク社会」に参加します。

懇親会は(  )参加(   )不参加

お名前:
ご所属:
連絡先:

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● SGRAカレンダー
【1】第47回SGRAフォーラム(2014年5月31日東京)<参加者募集中>
「科学技術とリスク社会:福島原発事故から考える科学技術と倫理」
http://www.aisf.or.jp/sgra/schedule/SGRAForum47Program.pdf
【2】第4回日台アジア未来フォーラム(2014年6月13日台北)
「トランスナショナルな文化の伝播・交流:思想・文学・言語」
http://www.aisf.or.jp/sgra/active/schedule/4_1.php
【3】第2回アジア未来会議
「多様性と調和」(2014年8月22日インドネシアバリ島)
http://www.aisf.or.jp/AFC/2014/
★オブザーバー参加者募集中(4月30日まで参加費早期割引)★

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