東京ミッドタウン日比谷工事現場見学会報告




海外調査や博士論文執筆のプレッシャーで、渥美国際交流財団の例会やイベントにあまり参加できなかった私は、今回はようやく論文の提出を済ませ、楽しく工事現場の見学会に参加しました。

2017年11月4日、今年初めての寒さというニュースを聞きながら、来年2018年3月頃にオープンする予定で現在建設中の『TOKYO MIDTOWN HIBIYA』の工事現場に行きました。奨学生10人と今西常務理事、角田事務局長、太田さん、本多さんが見学予定のビルの前に集合すると、早速、鹿島建設の担当の方が案内してくださいました。

最初に案内された多目的室に入ると、窓から見える景色に心が奪われました。素晴らしいお天気の日だったので皇居及び周辺がよく見え、とても素敵で、心理的にリラックスできるようなところでした。色々な目的でたくさんの大きな建物があるところに、なぜもう一棟高層ビルを建設するのかを考えながら、ビルの機能や工法の重要なポイントを説明を受けました。説明の後、工事現場を見学しました。

説明を聞いた後、実際の現場を見学すると、ビル建設における日本らしい設備・技術に感動しました。
 
不思議で驚いた順に説明すると、まず、オープンする予定です。2018年3月にオープンすることが既に決められていますが、現場を見るとまだまだやることが山ほどあると私は思いました。後数ヶ月しか残っていないのに、建設を始め、インテリア、最終掃除などはどうやって間に合わせるのかが不思議です。

次に、もともと海であったところに191m(35階)の高いビルを建てているのが、考えられないことです。2015年のネパール大震災の時、川の横の土地に建てられた新築のコンクリートの家が、地盤が弱いため砂の家のように崩れてしまったのを見たことがあります。このビルは大丈夫かと聞いたところ、60メートル以上深く土地を掘り下げ、堅い地盤から建設したことを確認できました。

また、建設工事は、地下からではなく、1階から始めたということが面白かったです。地上と地下を同時に建設することは驚きでした。

そして、地震対策に関する技術と設備です。震度7以上の地震に耐えられるこの建物には、制震構造-HiDAX-Rという機械が設置されていて、地震の揺れのエネルギーからビルの揺れを抑えるエネルギーに変換するということです。さらに、この建物には3000人以上の人々が避難できるスペースを用意していることです。やはり、頻繁に地震や津波や台風のような自然災害が起きる日本ならではと感動しました。

娘の保育園のお迎えがあったので見学の途中で帰らなければならならず、説明を受けた時から観てみたかった地下の部分を見られなくて非常に残念でした。それは、このビルと東京メトロは地下で繋がっているということです。なかなか想像つかないので見てみたかったです。来年3月になってこのビルがオープンしたら、是非行ってみたいと思います。

今回の見学会では、本当にいい体験ができました。関係者のみなさんにお礼を申し上げます。


(文責:ディヌ・バズラチャルヤ)