韓国ラクーン会 in ソウル(2010年秋)



2010年9月25日、夕方の6時、ソウルの鍾路区光化門にあるモラッ(Bistro Seoul Morac)で韓国ラクーン会(KSR)が開かれました。伝統的な韓国料理をアレンジしたお店で、去年の4月の韓国ラクーン会でも利用したお店です。最近、江北の方のお店、特に韓国料理のお店にご無沙汰で、持ち札が尽きました。次回のために開拓しておきます。

今回は渥美財団常任理事の今西淳子さん、南基正さん(KSR会長、96狸) 金雄熙さん(96狸) 李香哲さん(97狸) 洪京珍さん(99狸) 高熙卓さん(00狸) 李垠庚さん(07狸)) 韓京子(KSR幹事、05狸)の8名が集まりました。渥美財団の奨学生選考(韓国現地採用枠)の面接の日程に合わせたのですが、ちょうど「民族最大の祭日、秋夕(旧暦のお盆のようなもの)」の連休中でもあり、よりたくさんの会員が集まれなく残念でした。今年は韓国採用枠の応募者も増え、書類選考があり、その後の面接でした。

新入会員も増えるので、もっとたくさんのメンバーが集まれるような会にして行くため、お互いいい案を出し合おうという話になりました。

ここ数年、お正月(旧暦)と秋夕の連休が3日ずつ、それも週末に重なるという不幸(?)が続いていたのですが、今回は最長9日も休むことができました。お正月と秋夕のお休みというのは、当日(旧暦の1月1日、8月15日)の前後1日ずつです。それが今年はお正月は2月14日の日曜日だったので、その前後の土曜と月曜が休みでした。実際、月曜だけ休みが増えただけでした。しかし、秋夕は22日水曜日だったので、前後の火曜と木曜が休みでした。そのため月曜と金曜が飛び石状態であり、また、恒例の大学学生会が運営する帰省バスがその前の週の土曜に出発することになっていたため、月曜と金曜は事実上休講となっていたわけなんです。私は金曜日が「赤い日じゃないから」という理由で、休講にせず授業をしたのですが、その日、大学があまりにも静かでびっくりしました。授業をしたのは私とその他外国人の先生方だけでした。なんか、どこにもいくところがないので学校に来るしかなかった人のような感じでした。空気の読めない先生のために、授業に出てきた学生に申し訳ないのと感謝の気持ちでいっぱいになってしまいました。

秋夕の(人によっては)黄金のような連休が終わったとたん、次の連休が話題となりニュースでも取り上げられたりしました。実は、もう当分の間ないんです。それも来年の2月2・3・4日の旧正月まで。10月3日の開天節が日曜日で、12月25日のクリスマスが土曜日、1月1日のお正月が土曜日。休日が週末と重なるという悲惨な状況が続くんです。振り替え休日制度を導入しようという話になっていますが、反対も多く難航しそうです。振り替え休日、あっても研究者にはあまり関係ない話ではあるのですが……。

話は変りますが、韓国は今中間テスト期間です。ついさきほどエレベーターの前(この場所は階段よりもエレベーターの利用者が多いため、非常に目につきます。学生さん!歩きましょう!)の貼り紙に驚かされたのですが、その内容とは「今夜9時〜9時半、学生会館前にて夜食配布。試験がんばってください。○○大学学生会」というもの。おもしろいというか、大学受験生だったという感覚がまだ身から抜けていないのか、妙な一体感、同胞愛(?)みたいなものがあるようです。学生諸君!先生だって試験問題出題したり、採点したりで大変なんだから、先生方にも夜食配ってちょうだい!

(文責:韓京子)