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2002年7月19日「動揺する『日本の神話』」研究 Posted January 23, 2004 by imanishi
2002年7月19日(金)午後8時半より、SGRA/渥美国際交流奨学財団と韓国の21世紀日本研究グループ/財団法人未来人力研究院の共同プロジェクトである、第2回ワークショップ「動揺する『日本の神話』」研究フォーラムが、軽井沢の鹿島建設研修センターで開催されました。
このワークショップは、戦後日本の様々な「成功神話」がどのような過程を経て「失敗神話」に転換したのか、また現在進められている一連の改革を通じて現れる日本の姿はどのようなものであるかについて包括的に捉えるために企画された。このような認識のもとで日本の過去と現在、そして未来を説明できる一貫した枠組みを構築し、主要分野を検討した。ここで取り上げられた分野は日本の対外政策、政治経済、教育、情報化、環境の五つである。朴栄濬氏(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)の司会、南 基正氏(東北大学大学院法学研究科助教授)を座長に、下記の研究発表があり、活発な意見交換が行われました。
フォーラムには渥美財団の奨学生、元奨学生に、渥美理事長、未来人力研究院の宋理事長、翌日開催さ
れる第8回SGRAフォーラム「グローバル化の中の新しい東アジア」の講師、平川先生、ヴィレガス先生、ガト先生方も参加してくださり、研修室が満席になる盛況で、参加者はさまざまな角度から「動揺する日本の神話」について熱心な議論が交わされました。また、このフォーラムに関心を持ってくださった朝日新聞アジアネットワークの村田記者に取材をいただいた。


留学生殺人事件、そして留学生受け入れ政策をめぐって Posted Monday, May 6, 2002 by maquito
朝日新聞 私の視点(2002年2月3日)

日中留学交流:情報発信で正常化図ろう

渥美国際交流奨学財団 常務理事 今西淳子(いまにし・じゅんこ)

 山形県の私立短大が渡日時奨学金を留学生に渡していなかったり、留学生が行方不明になったりする不祥事が報じられた。日中両国にとって大変に不幸な出来事である。日本では、中国人留学生は出稼ぎに来ているとの負のイメージが増長されかねず、中国では、国際競争力に乏しいといわれる日本の大学のイメージがますます損なわれかねないからだ。
 昨年5月の統計で、留学生数は7万8812人に達した。前年度比1万4千人余の増加で、総数、増加数とも過去最高である。注目すべきは、増加数のうち1万1717人が中国人ということだ。
 中国では大学が不足し、高卒の希望者で大学に入れない若者が毎年300万人近くにのぼる。教育を重視する儒教文化、一人っ子政策で6人の親(両親と両祖父母)が一人の学生の学費を支弁できること、急速な経済発展による家庭の経済力の上昇が背景にある。
 一方、日本の大学は、少子化の影響で、私立大学の約3割が定員割れという。日中両国で需要と供給が合致しているわけだ。さらに一昨年から入国管理局は、大学が合格を認めた学生に対しては原則としてビザを発給することにした。
 押し寄せる中国人留学生を、日本はどのように受け入れるべきなのだろう。
 中国人の日本留学に際しては悪徳ブローカーや偽造書類の存在が問題視されている。実際、中国人留学生の多くが、中国では情報が少なく、まず日本とのコネを探すと証言する。その結果、勉学が目的でない者までもぐり込んでしまう。この現状をこそ改善すべきではないか。うわさで動きやすい中国の留学希望者に正しい情報を与え、本当に日本で学びたい学生を受け入れるための道筋づくりが必要なのだ。
 昨年は、中国での日本留学フェアがとりやめになった。正しい情報を発信することは何より重要であり、留学フェアの即時再開が必要だ。中国政府も、日本政府が渡日前の入学許可を与えやすいよう発案した日本留学生試験をぜひ採用していただきたい。
 普通の学生が学力に応じて希望の大学を目指せる普通の留学システムの構築へ向けた日中留学交流の正常化が求められている。

動揺する『日本の神話』」 Posted November 27, 2002 by maquito
2002年7月19日(金)午後8時半より、SGRA/渥美国際交流奨学財団と韓国の21世紀日本研究グループ/財団法人未来人力研究院の共同プロジェクトである、第2回ワークショップ「動揺する『日本の神話』」研究フォーラムが、軽井沢の鹿島建設研修センターで開催されました。
このワークショップは、戦後日本の様々な「成功神話」がどのような過程を経て「失敗神話」に転換したのか、また現在進められている一連の改革を通じて現れる日本の姿はどのようなものであるかについて包括的に捉えるために企画された。このような認識のもとで日本の過去と現在、そして未来を説明できる一貫した枠組みを構築し、主要分野を検討した。ここで取り上げられた分野は日本の対外政策、政治経済、教育、情報化、環境の五つである。朴栄濬氏(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)の司会、南 基正氏(東北大学大学院法学研究科助教授)を座長に、下記の研究発表があり、活発な意見交換が行われました。
フォーラムには渥美財団の奨学生、元奨学生に、渥美理事長、未来人力研究院の宋理事長、翌日開催さ
れる第8回SGRAフォーラム「グローバル化の中の新しい東アジア」の講師、平川先生、ヴィレガス先生、ガト先生方も参加してくださり、研修室が満席になる盛況で、参加者はさまざまな角度から「動揺する日本の神話」について熱心な議論が交わされました。また、このフォーラムに関心を持ってくださった朝日新聞アジアネットワークの村田記者に取材をいただいた。

留学生殺人事件、そして留学生受け入れ政策をめぐって Posted May 6, 2002 by maquito
朝日新聞 私の視点(2002年2月3日)

日中留学交流:情報発信で正常化図ろう

渥美国際交流奨学財団 常務理事 今西淳子(いまにし・じゅんこ)

 山形県の私立短大が渡日時奨学金を留学生に渡していなかったり、留学生が行方不明になったりする不祥事が報じられた。日中両国にとって大変に不幸な出来事である。日本では、中国人留学生は出稼ぎに来ているとの負のイメージが増長されかねず、中国では、国際競争力に乏しいといわれる日本の大学のイメージがますます損なわれかねないからだ。
 昨年5月の統計で、留学生数は7万8812人に達した。前年度比1万4千人余の増加で、総数、増加数とも過去最高である。注目すべきは、増加数のうち1万1717人が中国人ということだ。
 中国では大学が不足し、高卒の希望者で大学に入れない若者が毎年300万人近くにのぼる。教育を重視する儒教文化、一人っ子政策で6人の親(両親と両祖父母)が一人の学生の学費を支弁できること、急速な経済発展による家庭の経済力の上昇が背景にある。
 一方、日本の大学は、少子化の影響で、私立大学の約3割が定員割れという。日中両国で需要と供給が合致しているわけだ。さらに一昨年から入国管理局は、大学が合格を認めた学生に対しては原則としてビザを発給することにした。
 押し寄せる中国人留学生を、日本はどのように受け入れるべきなのだろう。
 中国人の日本留学に際しては悪徳ブローカーや偽造書類の存在が問題視されている。実際、中国人留学生の多くが、中国では情報が少なく、まず日本とのコネを探すと証言する。その結果、勉学が目的でない者までもぐり込んでしまう。この現状をこそ改善すべきではないか。うわさで動きやすい中国の留学希望者に正しい情報を与え、本当に日本で学びたい学生を受け入れるための道筋づくりが必要なのだ。
 昨年は、中国での日本留学フェアがとりやめになった。正しい情報を発信することは何より重要であり、留学フェアの即時再開が必要だ。中国政府も、日本政府が渡日前の入学許可を与えやすいよう発案した日本留学生試験をぜひ採用していただきたい。
 普通の学生が学力に応じて希望の大学を目指せる普通の留学システムの構築へ向けた日中留学交流の正常化が求められている。

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