ウランバートル国際シンポジウム

第7回ウランバートル国際シンポジウム「総合研究――ハルハ河・ノモンハン戦争」案内

下記の通りモンゴル国ウランバートル市にてシンポジウムを開催いたしますので、論文、参加者を募集いたします。

 

【開催趣旨】

 

謎に満ちたハルハ河・ノモンハン戦争は歴史上あまり知られない局地戦であったにもかかわらず、20世紀における歴史的意義を帯びており、太平洋戦争の序曲であったと評価されています。この戦争の真の国際的シンポジウムは、1989年、ウランバートルでモンゴル、ソ連に加えて日本から研究者をむかえた3者での協同研究から始まりました。そして、1991年、東京におけるシンポジウムによって研究は飛躍的に進み、2009年のウランバートル・シンポジウムではさらに画期的な展開をみせました。しかし、国際的なコンテキストの視点からみると、これまでの研究は、伝統的な公式見解のくりかえしになることが多く、解明されていない問題が未だ多く残されています。

 

立場や視点が異なるとしても、お互いの間を隔てている壁を乗りこえて、共有しうる史料に基づいて歴史の真相を検証・討論することは、われわれに課せられた使命です。

 

ハルハ河・ノモンハン戦争後75年を迎え、新しい局面を拓くべく、われわれは、関係諸国の最新の研究成果と動向、および発掘された史料を総括し、国際学術会議ならではのシンポジウム「総合研究――ハルハ河・ノモンハン事件戦争」を開催することにいたしました。

 

本シンポジウムは、北東アジア地域史という枠組みのなかで、同地域をめぐる諸国の力関係、軍事秩序、地政学的特徴、ハルハ河・ノモンハン戦争の遠因、開戦および停戦にいたるまでのプロセス、その後の関係諸国の戦略などに焦点をあて、ミクロ的に慎重な検討をおこないながら、総合的な透視と把握をすることを目的としています。このシンポジウムを通して、お互いに学ぶことができ、ハルハ河・ノモンハン戦争の一層の究明をすすめたいと願っています。

 

【日程・会場】 2014 年8月9(土)~10日(日)

 

参加登録:8月9日(土)9:00~9:30 モンゴル・日本人材開発センター
開会式・基調報告:8月9日(土)9:30~12:00 モンゴル・日本人材開発センター
会議:8月9日(土)13:30~18:00 モンゴル・日本人材開発センター
会議:8月10日(日)9:00~12:00 モンゴル防衛大学会議室
視察:8月10日(木)13:00~10:00 日本人抑留死亡者(ノモンハン戦死者含む)慰霊碑、

 

                      ジューコフ記念館見学、草原への旅行

 

【プログラム】  

 

   
詳細は下記案内状をご覧ください。
案内状(日本語)
Invitation in English