SGRAイベントへのお誘い

第55回SGRAフォーラム「戦後日本の平和論:戦後日本の平和テキストを読む」へのお誘い

下記の通り、第55回SGRAフォーラムを開催します。参加ご希望の方は、事前にSGRA事務局( [email protected] )へお名前、ご所属、連絡先、懇親会の出欠をご連絡ください。

 

日 時: 2016年12月1日(木)午後1時30分~午後3時

会 場: 韓国仁川松島コンベンシア(Songdo Convensia)

主 催:(公財)渥美国際交流財団関口グローバル研究会(SGRA)

言 語:日本語

申込み・問合せ:SGRA事務局
電話:03-3943-7612 Email:[email protected]

 

フォーラムの趣旨

 

本セミナーは、先夏の7月16日(土)、東京国際フォーラムで開催された「今、再び平和について––平和のための東アジア知識人連帯を考える」と題する第51回SGRAフォーラムの後続プログラムとして企画された。同フォーラムの総合討論を通じて参加者たちは、東アジアの各地域にはそれぞれ異なる特殊な政治状況に置かれながらも、理念の違いや国の境を超えて訴えることのある「平和テキスト」があることを再発見し、これをこの地域の知識人が共同で読むことにより、平和の理想を現実政治の指針として蘇らせることができるとの認識を共有するに至った。その議論を受け、同セミナーが生まれたのである。

 

平和でない現実の中で平和を想像することを止めないこと。そのため、東アジアの平和テキストを一緒に読んでいくこと。これが、この地域の研究者たちが「知識人」としての役割を自認し「平和」のため連帯をするため、今求められていることである。

 

その折に、韓国仁川の松島(ソンド)で、東アジア日本研究者協議会が発足し、その第一回目の国際学術大会が開かれることになった。上記フォーラムを開催した「安全保障と世界平和」チームは、この学術大会に参加し、東アジアの日本研究者たちが集まり、冷戦期、脱冷戦期、3.11後の日本において鋭く「平和」を説いた三つのテキストを読むことにした。

 

<プログラム>

司会:李 来賛(リ・ネチャン、韓国・漢城大学)

 

【報告1.】都築 勉(つづき・つとむ、日本・信州大学)

「鶴見俊輔の戦争と平和−−『転向研究』を読む」

【報告2.】朴 榮濬(パク・ヨンジュン、韓国・国防大学校)

「脱冷戦期、現実主義者の平和構想−−田中明彦の『新しい中世』を読む」

【報告3.】霍 士富(かく・しふ、中国・西安交通大学)

「歴史叙述と現実記述とのジレンマ−−大江健三郎『晩年様式集』を読む」

 

<討論者>

趙 寛子(チョウ・クァンジャ、韓国・ソウル大学)

南 基正(ナム・キジョン、韓国・ソウル大学)

徐 東周(ソ・トンジュ、韓国・ソウル大学)

 

プログラム