SGRAイベントへのお誘い

第45回SGRAフォーラム「紛争の海から平和の海へ」へのお誘い

下記の通りSGRAフォーラムを開催いたします。参加ご希望の方は、事前にお名前・ご所属・緊急連絡先をSGRA事務局宛 ご連絡ください。

 

テーマ:「紛争の海から平和の海へ-東アジア海洋秩序の現状と展望-」

 

日時:2013年9月29日(日)午後1時30分~5時30分 その後懇親会

 

会場:東京国際フォーラム ガラス棟 G409 号室

 

   
参加費:フォーラムは無料 懇親会は正会員1000円、メール会員2000円

 

お問い合わせ・参加申込み:SGRA事務局([email protected], 03-3943-7612)

 

◇フォーラムの趣旨

 

東アジアの海が荒れている。特に2012 年は日中・日韓の間で島々の領有をめぐり、激しい応酬が見られた。日本はロシアとの間でも4 つの島をめぐり領土問題を抱えている。このような現状で、東アジア共同体の構築に向けた議論はどこにいってしまうのか。果たして領土問題は東アジアの海に紛争の渦を湧き起こし、共同体議論は破綻してしまうのか。それとも領土問題は東アジアの人々に協力と平和の大切さを気づかせ、共同体議論を一歩前進させるきっかけとなりうるか。この地域は今、その岐路に立っている。一方、共同体議論と領土紛争はあまりにもかけ離れているため、そのどちらにしろ性急な結論に走ってしまうように思われる。したがって、その中間領域で、かつ長いタイム・スパンで、じっくり現実を見つめることが必要である。「(武力によって)強制できず、(対話によって)譲歩できず、したがって解決できず」の現実が物語るのは何であるのか。その現実を見つめると、そこに戦後の歴史のなかで紆余曲折を経ながら形成されてきた「秩序と規範」、即ち「東アジア型国際社会」の存在を確認することができるのではないだろうか。SGRA「東アジアの安全保障と世界平和」研究チームが担当する第6 回目のフォーラムは、こうした問題意識から「東アジア海洋秩序の現状と展望」を語ることで「紛争の海から平和の海へ」の可能性を模索したい。

 

◇プログラム

 

詳細はこちらをご覧ください。

 

司会:李 恩民(桜美林大学リベラルアーツ学群教授)

 

【基調講演】村瀬信也(上智大学法学部教授)
「東アジアの海と領土-国際法の視点から-」

 

【発表1】南 基正(ソウル大学日本研究所副教授)
「東アジア型国際社会の出現-日韓漁業協定(1965)への過程を振り返るー」

 

【発表2】李 成日(中国社会科学院研究員)
「東アジア国際システムの現状と展望-中国内の議論を中心に—」

 

【発表3】林 泉忠(台湾中央研究院副研究員)
「「琉球地位未定論」の再燃で尖閣紛争の解決に役立つのか-中国と台湾の議論を中心に-」

 

【発表4】福原裕二(島根県立大学准教授)
「竹島/独島をめぐる海の一断面」

 

【発表5】朴 栄濬(韓国国防大学校安全保障大学院教授)
「北極海の開放と韓国・日本・中国の海洋協力可能性」

 

【パネルディスカッション】
司会:李 恩民
総括:明石 康(国際文化会館理事長)
討論者:上記発表者