SGRAイベントへのお誘い

第2回SGRAチャイナ・フォーラム「黄土高原緑化協力の15年」

第2回SGRAチャイナ・フォーラムへのお誘い

 

講演:高見邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)
「黄土高原緑化協力の15年:無理解と失敗から相互理解と信頼へ」

 

下記の通り第2回SGRAチャイナ・フォーラムを北京とウルムチにて開催いたします。
参加ご希望の方は、ファックス(03-3943-1512)または電子メール([email protected])でSGRA事務局宛ご連絡ください。当日参加も受付けます。SGRAフォーラムはどなたにも参加いただけます。日中同時通訳がつきますので、北京・ウルムチ在住の皆様にご宣伝いただきますようお願い申し上げます。

 

■フォーラム案内

 

<北京大学フォーラム>
日 時: 2007年9月14日(金)午後2時~5時
会 場: 北京大学生命科学学院
現地申込み・問合せ:孫 建軍 [email protected]

 

<新彊大学フォーラム>
日 時: 2007年9月17日(月)午後2時~5時
会 場: 新彊大学大学院報告庁
現地問合せ:Abliz Yimit  [email protected] (事前申込み不要)

 

参加費:無 料
申込み・問合せ:SGRA事務局 
Email: [email protected]
TEL: 03-3943-7612
FAX: 03-3943-1512

 

■フォーラムの趣旨

 

2006年10月に北京大学で開催したパネルディスカッション「若者の未来と日本語」に引き続き、中国で開催する2回めのSGRAフォーラム。今回は、既に15年間、中国山西省大同市の黄土高原で緑化運動を続けている日本の認定NPO法人「緑の地球ネットワーク」事務局長の高見邦雄様にご講演いただきます。日中同時通訳付き。SGRAでは、中国各地で活動を続ける民間人による公益活動を、北京大学をはじめとする中国各地の大学で紹介するフォーラムを開催していきたいと思っています。

 

■講演要旨

 

緑の地球ネットワークは1992年以来、山西省大同市の農村で緑化協力を継続している。大同市は北京の西300kmほどのところにあり、北京の水源、風砂の吹き出し口でもある。そこで深刻な沙漠化と水危機が進行している。「ゼロからの出発」とよくいうが、歴史問題をかかえた大同ではマイナスからのスタートだった。初期は失敗つづきだったが、その後、日本側の専門家や中国のベテラン技術者の参加をえて、だんだんと軌道に乗ってきた。協力の双方も失敗と苦労を通じ、お互いを理解し、信頼しあうようになってきた。いまでは「国際協力の貴重な成功例」とまで評価されるようになっている。その経験と教訓を話したい。

 

■講師略歴

 

1948年鳥取県の農家に生まれる。東京大学中退。日中民間交流に従事したあと、1992年緑の地球ネットワークの設立に参加し、大同プロジェクトを担当。1994年から事務局長。毎年100~120日、大同に滞在している。友誼奨(2001年、中国政府)、大同市栄誉市民(2006年、大同市政府)など受賞。中文の著書に『雁棲塞北~来自黄土高原的報告』(李建華・王黎傑訳、国際文化出版公司、2005年)がある。

 

緑の地球ネットワーク
http://homepage3.nifty.com/gentree/