1997年度AISFニュース

 

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  • 1997年度研究報告会

3月7日(土)渥美財団研究報告会が開催され、1997年度渥美奨学生11名がご自分の博士論文の研究を紹介してくださいました。 今期・来期の渥美奨学生やラクーン会(同窓会)のメンバー、財団役員に加え、 日本で留学生支援をしていらっしゃるたくさんの方々にもご参加いただき、 本年度最後の行事も盛会のうちに終わらせることができました。 会の最後には、アジア学生文化協会の小木曽理事長様より「本日発表された皆さんは『高い、長い、難しい』といわれる日本留学の壁を乗り越え、博士号をとりました。 国際化を推進していかなければならない日本にとって、皆さんは宝物です」というお言葉をいただきました。

  • 1998年度渥美奨学生決定

下記の11名が1998年度渥美奨学生に決定しました。
(1) アディオレ・エマニュエル (男)ナイジェリア 東京大学(政治学)
(2) 曹 波 (男) 中国 早稲田大学(建設工学)
(3) 何 祖源 (男) 中国 東京大学(先端学際工学)
(4) 胡 潔 (女) 中国 お茶の水女子大学(文学)
(5) 金 宰晟 (男) 韓国 東京大学(仏教学)
(6) 羅 仁淑 (女) 韓国 早稲田大学(経済学)
(7) 李 周浩 (男) 韓国 東京大学(電子工学)
(8) マイリーサ (女) 中国(内モンゴル) 一橋大学(社会学)
(9) 孫 艶萍 (女) 中国 東京大学(医学)
(10) 呉 弘敏 (女) 中国 東京工業大学(精密工学)
(11) 許 暁原 (女) 中国 東京大学(農学生命科学)

  • 渥美奨学生の集い

1997年11月4日夕方6時より、理事・評議員・選考委員・ラクーン会会員・本年度奨学生による「渥美奨学生の集い」が鹿島新館/渥美財団のホールで開催されました。「集い」では、まず、当財団の理事と選考委員を務めてくださっている、慶應大学法学部教授の田村次朗様より「日本の規制緩和と競争政策」というテーマでご講演いただき、現代の日本社会のかかえる深刻な問題を考えました。ご講演では、法的に考えて、日本はどのように欧米型の公正で自由な競争を支援する法体系に移っていくか、そして、それは現実においてはいかに困難なものであるかをお話しいただきました。その後の親睦会では、奨学生の皆さんがそれぞれのお国の自慢料理を作ってくださり、おいしいご馳走をいただきながらお話もはずんで楽しい一時を過ごしました。

  • たくさんの応募をありがとうございました

1998年度渥美奨学生募集は、1997年9月30日をもって締め切られました。応募者総数は117名でした。今後、予備書類選考・予備面接・選考会を経て11名の採択者が決定されますが、選考結果は11月下旬に発表されます。

  • 雨の軽井沢旅行

7月25日(金)から27日(日)まで、3回目の軽井沢レクリエーション旅行が行われました。昨年まで軽井沢旅行は快晴に恵まれたのですが、今回は日本列島が台風9号に直撃され、26日昼の渥美理事長別荘でのバーベキューパーティーは屋根のあるベランダで開催されました。青木生子選考委員長、畑村洋太郎選考委員、佐藤直子理事ご夫妻、渥美直紀理事もご参加くださり、1997年度渥美奨学生やラクーン会(同窓会)会員とその家族、財団スタッフを含めて50名を超えるパーティーになりました。冷たい雨にもかかわらず、別荘の居間や台所では暖かい交流が盛り上がり、楽しい一時を過ごしました。当日夜は、渥美奨学生やラクーン会会員の皆さんが自慢料理を作ってくださいました。参加者はまるで室内にも台風が発生したかのように、エスニック料理をあっと言う間に平らげてしまいました。軽井沢の3日間、参加者は皆、雨の晴れ間をぬってテニスやハイキング、落葉松(からまつ)の並木道の散策やサイクリングを楽しみ、美しい自然とふれ合いながらリラックスした一週末を過ごしました。

  • 鹿島技術研究所見学会

1997年7月3日(木)猛暑の中、97年度奨学生11名とラクーン会のメンバー3名は、財団スタッフと一緒に、東京都西調布にある鹿島技術研究所西調布実験場を見学しました。遠山幸三所長から研究所概要の説明をしていただいた後、嶋津忠廣企画室長のご案内で、風洞実験装置や地震の振動実験台、人工軽量培養土による屋上庭園等を見ることができました。奨学生からのたくさんの質問にも、丁寧にお答えくださり、大変勉強になった一日でした。

  • 1998年度渥美奨学生募集要項ができました。

申込希望者は、各大学院の留学生担当課または当財団事務局まで、応募要項と申込書をご請求ください。また、このホームページからも印字することができます。申込は、1997年9月1日(月)から30日(火)(必着)までの間に、財団事務局で郵送で受け付けます。

  • 第1回元奨学生訪問プロジェクト:ソウル

渥美財団の今西淳子常務理事は1997年6月17日より2泊3日でソウルを訪問し、帰国した元渥美奨学生と旧交を暖めました。郭在祐博士(95年)、朴貞蘭博士(95年)、李來賛博士(96年)が、ずっとつきあってくださり、大変楽しい一時を過ごしました。ソウル大学と高麗大学を尋ね、若い学者の皆さんとお話することもでき、すごいパワーとバイタリティーを感じました。

  • 博士号おめでとう!(1997年春)

下記の皆さんがめでたく学位を取得されました。

<名前> <学位> <出身大学> <現職>
<第一期生>      
朴 貞蘭 博士(社会福祉) 日本女子大学 在釜山
<第二期生>
Viravat Chantachote 博士(法学) 慶應義塾大学 タマサート大学(在バンコク)
Khin Maung Htwe 博士(応用物理) 早稲田大学 早稲田大学理工学部助手
李 來賛 博士(管理工学) 慶応義塾大学 情報通信部通信開発研究所(在ソウル)
朴 根弘 博士(生命工学) 東京工業大学 科学技術研究所(在ソウル)
喬 辛 博士(無機材料工学) 東京工業大学 在モントリオール
朱 庭耀 博士(船舶海洋工学) 東京大学 日本海事協会NK